2022年10月09日
高知釣り遠征...のはずが、ほぼ旅とトラブルの記録
9月21日~23日(+土日)まで夏休みをとり、四国の方へ釣り遠征に行っていた。
結果、いろいろなトラブルにも見舞われ、魚も釣れず、ほぼ観光とトラブルの記録となった...
本当は随分前から九州方面に行くことを考えていた。しかし、時期的に台風の季節なので航空券をとることが躊躇われ、時間があるなら車で行くことも苦ではないので、ギリギリまで見て行けるようなら九州までの往復間にも釣りをしながら旅をしようかと考えていた。
結局、蓋を開けてみると連日のように台風の連続
東方面に行くことも考えたが、台風の進路先に行くのもどうなのか...とはいえ、このまま九州へ行って波は落ち着いていても台風により海中はシッチャカメッチャカになった状態だ
結局どこへ行っても台風の影響はあるので、最初から釣れることはほぼ諦めて、観光のついでに魚が釣れたらうれしいなと気楽な気分で行くことにした。
9月21日
9月20日の夜11時半頃に出発し、高知県方面へ。
高知県は通算6回目となるが、最後に行ったのは2018年のアカメ釣行。
今回はサイズアップを狙いに行くわけではなく、東の室戸方面へ向かった。
室戸岬は高知県東の岬だが、西にあるのは足摺(あしずり)岬である。
しかし...京都府に住むと高知県は近いな!!
とはいえ300kmはあるので遠いといえば遠いのだが、金沢から650km以上かけて行っていたことに比べると楽すぎる!!
今回ホテルは安芸市といって室戸市からやや西に行った場所。
出発前の台風情報で安芸の漁港が放送されていたが、波の爆裂度といったら半端なかった
高知県は場所にもよるが、初めて漁港に行った時にはその堤防の高さに驚くかもしれない。
例えば、画像はないが、僕が泊まったホテルのそばにある安芸漁港の堤防には”日本一高い堤防”との表記がある(16m)。
その堤防をはるかに! はるかに!! 越えるほどの波が炸裂していたわけだから、当然海中もぐちゃぐちゃなので釣果は一切期待できない。
①ある程度釣りやすく、
②かといって簡単に釣れるわけでもなく、
③種類が多く、
④リリースしやすく、
⑤釣れてうれしい魚
と考えた場合、根魚にターゲットは決まった。
幼魚でも太平洋側でしか釣れない魚が釣れたらうれしい。一応第1目標はあるが奇跡に近い。
経費削減で300km程度ならほとんど下道で行くのだが、明石海峡大橋はどうにもならないので神戸から高速にのり、鳴門で降りた。レインボーブリッジのように橋の下に下道を作ってくれないかしらん...
下道なので適当に道の駅で寝て向かうのだが、21日の午前9時頃に室戸市に着けたらいいなぁという感覚で向かっていると、おおよそ予定通りの9時半に室戸岬に到着した。
中岡慎太郎 像
室戸岬周辺の浜にはいろいろな名前がつけられているようだが、基本的に景観は変わらない。
砂浜ではなく、砂利浜といたっところ。Google mapでもここまで入れるので確認できる。
浜周囲には遊歩道がついている。一見、クモの巣でも張っているんじゃないの??って不安になるかもしれないが、僕が通った感じでは全くそんなことはなく、枝も避ける必要はなく、スイスイと歩けた
それなりに広い駐車場もあって、景観もよい。
天気はいいが、実は晴れは21日のみで22日以降は雨予報
ゆっくり観光していたい気分だが、釣りもできれば天気のいいうちにやってしまいたいので、少し西に向かって、いろいろな化け物が釣れることで有名な「室戸岬漁港」へ
道の駅と一緒になっているので駐車場もあるし、トイレもある。
堤防の足元には「室戸ドルフィンセンター」と呼ばれるイルカと触れ合える施設もある。
遠くに赤灯台が見えるが、あれは沖堤防の灯台なので、ここからは見えない白灯台を目指す。
1番下を歩いて行くと4ヶ所に10~12段の階段があり、堤防の中段へ上がることができる。
この階段、狭い上に意外と急なので慎重に昇り降りしたほうがよい。
この中段をずっとまっすぐ行くと、先端の白灯台へたどり着ける。
白灯台側から振り返ると堤防の外側が見える。堤防の最上段まで昇ろうと思えば堤防の足元に階段があるが、あそこまで昇って釣りをする人がいるのか?? 階段は当然作業用のものであるが。
堤防の外側にはテトラが続いているが、穴釣りがすこぶるやりやすい!!
テトラは高いので中に入って穴釣りをすると危険だが、堤防沿いでも十分にでき、水深も結構ある。
白灯台は一段下がっており、木の階段が設置されている。
天気は晴れているが、爆風!!!である
気を付けていないと荷物が飛ばされる
宗谷岬もそうだが、岬というものは風が強い。
ちなみに満潮になると、堤防の先端付近は海面がかなり近くなるので、夜+爆風だと結構恐い
爆風の中、穴釣りも結構やったのだが、軽いアタリはあるものの、根魚らしき影は全くなかった。
やはり台風の影響が色濃いのか...
このあたりに漁港はたくさんあるのだが、巡るのは翌日以降にして、1度ずっと西に移動し、香南市の手結(てい)港へ。僕はこれまで高知市~香南市間しか行ったことがなかったので、これで高知市~室戸市まで繋がった。
手結港へ行くには可動橋を渡らないといけないが、時間が合わないとこうなってしまう...
可動橋を渡らなくても、周囲の細い道を使えば回り込むことは出来る。
写真は可動橋を裏側から撮ったもの。
室戸市方面よりも高知市方面の方が台風の影響...つまり海の濁りやゴミの浮遊が多い。
手結港も水の色がよいとはいえず、ゴミもあり、この時期に見えるイカの姿もない。
結局ここでも何の反応も得られず、安芸市のホテルへ向かった
今回泊まったのは、「ホテルTAMAI」。1階がパチスロになっており、TAMAIといえばこのあたりでは広く営業しているアミューズメント施設のようだ。
僕がホテルを選択する上で最も優先することは金額だが、その他に駐車場の広さにある。釣りをする以上は時間に関係なく自由に出入りしたいからだ。経験的に結構広い駐車場でも夜中に帰ってくると一杯ということがある。ここには平面駐車場の他に立体駐車場もある。ただし、時刻によって駐車場は閉鎖されるようで、開場時刻は平面がおおよそ午前6時、立体が午前5時、閉鎖は午後11時半頃。ただし、ホテルスタッフに事前に言っておけば要望を聞いてくれるという。
夕食は少し奮発して「カツオのたたき」。
9月22日
午後からどんどん天気が崩れる予報。
朝6時に出発して室戸市の室津港へ向かった
室津港には赤灯台と白灯台の2つの堤防があり、入り口は全然違う。
白灯台の方が安芸市寄りだが、赤灯台側へ行くには車でそれなりに室戸市方面へ走る必要がある。
白灯台側は灯台の足元まで車で行けるが、赤灯台側は堤防の中ほどまで車で入っていける。
上の写真は赤灯台側の駐車スペースの上から撮ったもの。
最初は白灯台側へ行ったものの、釣りにはあまり向かないなと思ったが、再度行ってみたときに灯台の裏側にパーソナルスペースがあり、風除けにもなってやりやすいなと感じた(結局何も釣れなかったが)。
その後、赤灯台を目指したわけだが、赤灯台へ行くにはちょっとしたパズル感覚。
まず堤防途中まで車で行って、目の前の段差を上がる。
このまま真っすぐは行けず、段差を上がったら振り返ると階段がある。
昇って少し行くと下に降りる階段がある。写真は下から階段を振り返ったもの。
赤灯台の方向へこのまま進んでもよいのだが突き当りの段差が高めなので、安全とは言えないが手前から左の段差を上がって進んだ方がよい。ちなみに突き当りまで行くと右に入れるスリットがあるが、そこはまた後で記載する。左側も根掛かりを恐れなければいろいろ釣れる気がする。
突き当りの段差を上がれば赤灯台まで行けるが、赤灯台の麓はまた階段を降りなければならない。
この階段が金属性なのでまた滑る!!
荷物が多いと危険だし、しんどい...
元々雨予報だし、遠くの空も暗かったが、”釣りあるある”で釣りを始めると雨が降ってくる...
テトラの穴を探るもほとんど反応がない...
大した時間釣りをする間もなく、雨が強くなってきたため、撤収...
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昼前から雨予報だったので朝早くに出てきたのだが、風も強く釣りは難しい。
どうするか悩んだ挙句、他の釣り場の下見に行くことに...
室戸岬の北東に位置する漁港を見に行ったのだが、ちょうど雨が上がっていたので下見がてらに堤防へ向かった途端...ズルン!!!!っと滑ってこけたぁぁぁぁ!!!!!
全く手をつくこともなく、右側からそのまま倒れ、手首と肘に擦り傷
手首の傷は小さいが、肘は出血の範囲はそれほどでもないが、擦りむいた範囲はかなり大きい。
転んだ直後はアドレナリンが出ているためか、ほとんど痛みを感じなかったが、後でジワジワと痛み始めた。
絆創膏はないが、手指用の除菌クロスは持っていたので血を拭きつつ薬局を探していると、近くに朝9時から営業している薬局が見つかった 最も大きな絆創膏を買って、とりあえずは一難去った...
元々、今日は朝11時から料亭へ行く予定で、かなりの人気店かつ駐車場も少ないので平日を狙って10時過ぎに行ったが、さすがにまだ誰も来ておらず、1時間前から駐車するのも気が引けるので少し時間を潰して10時半に来たら、すでに1台停まっていた。そこからおそらく10分もしないうちに駐車場(4台分?)は満車になった。
ここは料亭「花月」。有名な「室戸キンメ丼」が食べられる名店である。
場合によっては10時半から開店することもあると聞いていたが、10時45分頃に店員さんが出てきてくれ、”よかったら店開けますよ”と言っていただき、1番入店!!!
2階のお座敷に通され、メニューを見る。
食べるのは「室戸キンメ丼」と決まっているのだが、折角なのでサイドメニューも頼もうと思っていたものの、お目当ての”ウツボの唐揚げ”が本日のメニューから消されていたので悩んでいると、向かいに座った男性が”スーパーキンメ丼”なるものを頼んでいた
”そんなものがあるのか”とメニューを見ると、
「室戸キンメ丼」の1.5倍量とあるっ!!...即決まり!!
金目鯛以外はどうやらその時に獲れたお魚のようで、今回はカンパチ、ホンマグロ、バショウカジキ。
金目鯛も初だが、バショウカジキも初である
室戸産金目鯛の刺身、照り焼き、季節の地魚刺身、金目鯛の出汁、お吸い物、漬物、室戸産ごはんといった感じ。
最後にお茶漬けにして楽しめるように、わさび醤油はかけない方がよいとのこと。
金目鯛を少しだけ残しておいて、最後にお茶をかける。
当たり前だが、めっちゃ美味しい!!に尽きる。
お茶漬けは小学生以来食べていない気がするが、お茶漬けって美味しいねぇ...
食後、幸せな余韻に浸っていたいところだが、駐車場を占領するわけにはいかない。
高知県は通算5回目だが、本当に好きな県なので、おそらくこれから何度もごちそうになると思う。
宿毛方面にも行かないとな...
雨は上がっているが、平日のうちに観光もしておきたく...「むろと廃校水族館」へ
ここは以前、テレビで紹介されて知っていたのだが、ずっと行きたかったところ。
何度もテレビで紹介されているので今ではかなり有名だろう。
元々は「室戸市立 椎名小学校」という小学校であり、廃校後に水族館として再利用した施設。
料金も大人600円とリーズナブルで、「始業」と「下校」という表現が面白い
営業妨害とならないように魚の写真はあまり載せないが、あまり本格的な水族館というわけではない。
一般の水族館は身近ではない魚を多く見られるが、ここは漁師さんを始め、近隣の方々からもらった魚が中心であり、普段よく知る身近な魚が多い。しかし、身近な魚のことですら人は知らないことが多く、説明文を読んでいるといろいろと勉強になる。
小学校に入ることなんて卒業以来なかったので、すごく懐かしい感じがする...
アオリイカのスミで書かれた習字が面白い。全部海にまつわる言葉
外のプールには魚やウミガメがいる。
僕は中学生の頃からプールがなかったので、プールや付属施設も懐かしい
ここがあるから雨の降っていない時に来たかったのだ。
手洗い場はよくあるヒトデなどのお触り場。美味しそうなイセエビもいる。
教室。久しぶりに黒板にも触れてみた。
小学生時代にしろ、中学、高校時代にしろ、当時は自分なりに頑張っていた部分もあるが、やり直しがきくならば”もっと頑張りたい”こともあったなぁ...と思わせられる。
教室の片隅にあるOHP。今の人たちはOHPって知らないだろうねぇ。
今ではパワーポイントが主流だが、昔は透明なシートに書かれた文字、図を光でスクリーンに投影していた。昔懐かしの機械がただ置いてあるだけかと思っていたが、なんとOHPの中に魚が飼われていた
跳び箱の中にもっ!! 全体像も撮っていたと思っていたのに...
通常のウツボもいるが、このまがまがしい”トラウツボ”が釣ってみたい!!
今回の旅の主目的もいるが、何年先になるかわからないが釣れたら紹介しようと思う。
ここに来ればすぐにわかるけどね...
ボラのエサも売っている。売っていることは来る前から知っていたが、ボラのエサってなかなか珍しいかもしれない。水槽に多量のボラがいてエサやり体験をするために売っているのだが、ボラってなかなか釣れないので”泳がせ釣り用に買おうかな??”と思ったが、不純な動機なので今回はやめにした(ん?...今回は??...)
ガチャガチャに書いてある言葉が面白い
そういえばテレビで観たような気がする”飼育員らくらくシステム”。
水槽についた水滴をお客さんに拭いてもらうという試み
「お願いします!!!!!」
<before>
<after>
理科室。理科室の各机の流しも水槽と化している。
オオウナギのデカさが半端ないっ!!
他にも道中に標本が沢山あって、興味深いものもあり、帰ってから調べてみたものもあった。
図書室。何気にここにある本は全部生き物系。
この水族館、細かい部分を見て行けばいろいろな仕掛けがあり、僕も結構注意深く見てきたつもりだったが、例えば下の写真にある”オリジナルプリントシール機”は全く気付かなかった...
今の職場は前の職場と違って、あまりお土産を買っていく文化がないのだが、この水族館には1つ350円(だったかな?)で”野根まんじゅう”という手頃なお土産が売っているので3つ購入した。
この水族館の入場チケットには魚のイラストが描かれており、噂では50種類以上あるとか...
穴はリングで閉じて集めてください...ということだろう。
もし、集めている人が被ってしまったら交換してもらえるんだろうか...
裏には”出席スタンプ”が押されている
ちなみに受付のお姉さんに台風は凄かったかどうか聞いてみたが、それほど凄くはなかったという感想だった。ニュースでは道中の徳島県の阿南市がもの凄いことになっていたと観ていたが、実際にはそんな台風があった形跡を感じないところが不思議だった。
お姉さんは「暴風域に入らなかった」と言っていたが、そんなはずはないのでおそらく「避難区域に入らなかった」ということではないかな??
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午後から傷ついた体で再度室津港へ
天気は晴れたり雨が降ったりかなり不安定なので、もうあまり気にせずに釣りを開始する。
場所は赤灯台へ行く途中で右に入るスリットがあると説明したが、そこが最も足場がよく釣りしやすい。
水深は浅いが沈み根が沢山あって、根魚の気配あり...のはずが小魚のアタリしかない...
それでも根気よく穴を探っていると...
カサゴ 見慣れた魚ながら、ようやく釣れてくれました
やっぱりこれだけ台風が立て続けに炸裂していると、海の中が戻るのにはかなり時間がかかるのだろうね。まあ、そこはわかって来ているので覚悟は出来ていたが。
さて、明日帰る予定なので、夕方になる前に最後の夜はやはり室戸岬港で締めたい。
近くの釣具屋で仕掛け、スーパーで半額のアジを購入し、室戸岬港へ。
相変わらずの暴風!!
今日もテトラの隙間を探ってみたが反応なし...
漁港の内側の沈みブロックの間を探っていると、早々に
同じ魚、同じ絵面...
ちなみにかなりの暴風でも巨大堤防の壁際は全く影響を受けないので、人が誰もいなければ荷物を置いておいてもいいかもしれない...それで何年か前にバッグを携帯ごと盗まれているのだが...
ここから暴風雨になる
完全雨装備なので暴風雨でも問題ないのだが、午後6時~9時まで広い堤防にたった1人で、できれば根魚、ウツボにも期待して頑張るも、結果は撃沈
向かいの堤防にも2人釣り人がいたようだが、お互いこんな中で頑張るよねぇ...
僕は遠征だから”やらない選択肢”はないのだが。
アタリはたくさんあるが、小物は釣れなくていいので「タマン針22号+ワイヤー」を使用している。
1度おかしなアタリ。急にキュッと竿が入り、合わせたらオモリだけがなくなっていた。エサはそのまま。
急な流れで堤防の内側にオモリが吸い込まれただけ??
2度目はアタリの後合わせると、引きは感じないがドーンとした重みが乗り、フッと外れてしまった。
この時はデカいエサが一気になくなっていた。これはウツボだったと思っている。
堤防の中ほどの底はどうなっているかわからないが、どうやら先端近くの底に見えるようなブロックが沈んでいるようだ。
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9月23日
帰宅日...のはずだった...
午前中くらいは釣りしてもいいかな...と思いつつ、高知市に向かっていた。
途中立ち寄った漁港の入り口でドカン!!って固い段差を乗り越えたような感触があった
しかし、漁港を出るときにそんな段差はなかった...
そのまま40kmくらいは走ったか...目的地に着く手前の道路で”ドンッ、ドンッ、ドンッ”と3回くらい固い感触がっ!!
そこで初めて危機感を感じた。右前輪にだけ感じるのはおかしい。
まさかパンクしてるんじゃ...
目的地に車を駐車して右前輪を見ると、パンクしてるぅぅぅ...
職場の人に聞くと結構パンク経験があるみたいだが、僕はこれだけ車に乗っていながらパンクは初めて。ホテルを出るときに”ハンドルが心持ち重い気がする”と一瞬だけ感じたが気のせいだと思い、このときからパンクしていたとすると、少なくとも40~50kmは走っていることになる
何が心配かって、タイヤは何とかなるだろうがホイールが死んでいるんじゃないかってこと。
タイヤは安いのを1本買ってもいいが、ホイールは適当なのを買っても結局は捨てるしかない。
外側から見る分には問題なさそうだが、内側はわからない。
午前10時にJAFに電話するも混んでいるとかで100分待ち...
ほぼ時間通りの11時30分にJAFから到着前の電話。
担当者はとてもいい人で、時間制限なく対応に付き合ってくれる。
近くのオートバックスへ行って同サイズのタイヤを調べるが、あるのは安いがグリップ力は心もとないタイヤのみ。
僕はブリヂストンの「ポテンザRE003」というハイグリップタイヤを履いており、近々現行の「RE004」に交換の予定だった。ネットで買うと組み換え工賃を入れても4本で9万円程度で納まるので、安いタイヤを1本買って捨ててもよいのだが、JAFの方と相談して、この際前輪を2本変えてしまうことにした。
JAFと任意保険を合わせると愛媛県の松山市でも香川県の高松市でも行くことは可能(保険の等級は下がらない)というので、JAFの方と手分けして電話でタイヤを探すと、高松のスーパーオートバックスにブリヂストンの「REGNO GR-XⅡ」という最高級タイヤが見つかった。しかし2本で8万円越え... ブリヂストンは10月にタイヤの値上げが決まっているので4本買うことも店から勧められたが、さすがに16万円はきつい ここまでのタイヤを買う気はなかったが、安いタイヤを無駄に買うくらいなら最終的には「REGNO」で4本揃えることに決めて、2本買うことにした...
また、今回クレジットカードを持っていたから買うことができたが、店としてはお金を払ってもらえないと車を渡せないので、クレジットカードは必ず持って行くことにしよう 海外でもトラブルで高額支払いをするとカード会社が勝手に止めることもあるので、2枚持っておくことが無難である。
ちなみに一般にタイヤの溝は7mm。残りが3.5mmになったら履き替えを考え始めるが、現在の僕の残りは4.5mmだった。
JAFの方によると、台風の後はいろんなものが落ちているのでパンクの嵐だと言う。事実、毎日パンク対応ばかりだと...。
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ということで、一気に香川県高松市へ
店内で作業終了を待っていると、館内放送は作業終了の他に呼び出しもあるので、呼び出されてホイールの破損を告げられたらどうしようと思っていたが、無事に作業終了。ホイールの状態を聞くと”全く問題なかった”と タイヤ自体が固いから大丈夫だったんだろうとのこと。
高松に最近できた「かめや釣具店」へ行き、少しエサを調達。
帰るのは翌日になってもいいので夕方から夜にかけて釣りをしようと漁港巡り
最初の漁港はテトラが多いが、穴にほとんど水はなく(というか干潮だったのだが)、生命反応もないので次の漁港へ移動。ここは夜でもかなり釣り人が多く、一級堤防との情報通り、雰囲気はかなりよい。
写真は翌日撮ったもの。
エギング目的で行ったが思いのほかスミ跡はかなり少なく、”ここが釣れるんじゃ??”と思った場所へ行くとやっぱりスミ跡があり、3時間ほど粘ったが、全く反応なし... アオリイカは2杯ほど見たが、やる気なし...
9月24日
あまりに悔しいので、道の駅で一晩明かして朝5時半に再度この漁港へ。ところがやはり反応なし。
上の写真の右側の堤防に人が多いが青物狙いかプラグを投げている人が多い。
左側の堤防で探るとやっとエギをチェイスするアオリイカが!! しかし、後が続かない。
諦めかけて堤防の足元へ戻ってくると、スミ跡は一切ないが”ここの方がいいんじゃない??”と感じ、エギを投入すると、やる気のあるイカが何度もエギを追ってきた。しかし、1度エギを抱きかけたイカはいたものの、それ以上のことは起こらなかった...
最初の地図を見てもらえばわかると思うが、帰りは鳴門方面なので、高松から南下しながら合計5つの漁港を回った。その中で最も有望だった場所はここ。
この堤防の右側はサーフになっており、かけ上がりがあるのでイカがいるんじゃないかとエギでかけ上がりに平行に引いてみると、何杯ものイカが追って来た!! 堤防の先端付近でやっている人もいるが全く反応を得られている気配がない。正解はここだ!! と思ったものの、どれだけやってもエギを抱かない。水深が浅いのでフォールに時間をとれないこともあるが、最後の最後までエギを追ってこない感じ。また、サーフ側から投げると全く追ってこない。1.5~2.0号のエギがあれば抱かせられるかもしれないが、持っていなかったし、そこまでして釣ろうとも思わなかった。
この場所が最後ではないが、結局釣果を出すことができず、終了となった。
ここはサーフに沿ってずっとポイントになりうる感じがしたし、ぜひまた来たいと思った。
回った感じでは香川県の漁港はかなり釣りしやすかった。
どこぞの漁港のように、少しの駐車スペースを駐車禁止にしたりせずに開放しているようで駐車にも一切困らなかった。香川県の釣り人たちのマナーがいいのかもしれない。ただし、この時期にしてはどこもスミ跡がかなり少ない。元々あまりアオリイカが釣れないのか??
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帰り道、夕方午後4時頃、以前にも行った淡路島の「道の駅 東浦ターミナルパーク」へ。
ここは「タコの姿焼き」が有名で、あまりにも美味しくてまた買いたくなって立ち寄った。
しかし、タコが不漁とかで「スルメイカの姿焼き」しかなかったが、それでもかなり美味しかった
レジで姿焼きの注文をするとレシートに番号を書いて渡してくれるのだが、基本的にタコの注文の方が多いと思われ、僕も含めてタコを注文すると「今日はタコは不漁でありません」という案内を1人1人に行っていた。しかしそれもそのはず、”タコがない”旨を書いておけばいいものをタコとイカの姿焼きの値表示の看板を普通に出しているものだから、客がみんなあると思うのは当然である
また、「淡路島牛乳」と「びわ」のソフトクリームが売っており、ミックスにして食べたが、これがめっちゃ美味い!!! 食べ終わった後、もう1本買いたいくらいだった。
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そんなこんなでほぼ旅とトラブルの記録となったが、十分充実した旅だった。
車の積算距離も途中で15万キロを超え、高知市~高松市間はJAFに頼ったが、総走行距離は878kmだった。京都府に来て高知県も近くなり、淡路島はもっと近くなり、中国地方や九州も石川県にいたよりは近くなったので、いろんなところにどんどん行ってみたいなとつくづく思う毎日である
<使用タックル>
ロッド :Dear Monster MV-55 VALITUDO
リール :ALDEBARAN BFS XG
ライン :フロロ7lb
結果、いろいろなトラブルにも見舞われ、魚も釣れず、ほぼ観光とトラブルの記録となった...
本当は随分前から九州方面に行くことを考えていた。しかし、時期的に台風の季節なので航空券をとることが躊躇われ、時間があるなら車で行くことも苦ではないので、ギリギリまで見て行けるようなら九州までの往復間にも釣りをしながら旅をしようかと考えていた。
結局、蓋を開けてみると連日のように台風の連続
東方面に行くことも考えたが、台風の進路先に行くのもどうなのか...とはいえ、このまま九州へ行って波は落ち着いていても台風により海中はシッチャカメッチャカになった状態だ
結局どこへ行っても台風の影響はあるので、最初から釣れることはほぼ諦めて、観光のついでに魚が釣れたらうれしいなと気楽な気分で行くことにした。
9月21日
9月20日の夜11時半頃に出発し、高知県方面へ。
高知県は通算6回目となるが、最後に行ったのは2018年のアカメ釣行。
今回はサイズアップを狙いに行くわけではなく、東の室戸方面へ向かった。
室戸岬は高知県東の岬だが、西にあるのは足摺(あしずり)岬である。
しかし...京都府に住むと高知県は近いな!!
とはいえ300kmはあるので遠いといえば遠いのだが、金沢から650km以上かけて行っていたことに比べると楽すぎる!!
今回ホテルは安芸市といって室戸市からやや西に行った場所。
出発前の台風情報で安芸の漁港が放送されていたが、波の爆裂度といったら半端なかった
高知県は場所にもよるが、初めて漁港に行った時にはその堤防の高さに驚くかもしれない。
例えば、画像はないが、僕が泊まったホテルのそばにある安芸漁港の堤防には”日本一高い堤防”との表記がある(16m)。
その堤防をはるかに! はるかに!! 越えるほどの波が炸裂していたわけだから、当然海中もぐちゃぐちゃなので釣果は一切期待できない。
①ある程度釣りやすく、
②かといって簡単に釣れるわけでもなく、
③種類が多く、
④リリースしやすく、
⑤釣れてうれしい魚
と考えた場合、根魚にターゲットは決まった。
幼魚でも太平洋側でしか釣れない魚が釣れたらうれしい。一応第1目標はあるが奇跡に近い。
経費削減で300km程度ならほとんど下道で行くのだが、明石海峡大橋はどうにもならないので神戸から高速にのり、鳴門で降りた。レインボーブリッジのように橋の下に下道を作ってくれないかしらん...
下道なので適当に道の駅で寝て向かうのだが、21日の午前9時頃に室戸市に着けたらいいなぁという感覚で向かっていると、おおよそ予定通りの9時半に室戸岬に到着した。
中岡慎太郎 像
室戸岬周辺の浜にはいろいろな名前がつけられているようだが、基本的に景観は変わらない。
砂浜ではなく、砂利浜といたっところ。Google mapでもここまで入れるので確認できる。
浜周囲には遊歩道がついている。一見、クモの巣でも張っているんじゃないの??って不安になるかもしれないが、僕が通った感じでは全くそんなことはなく、枝も避ける必要はなく、スイスイと歩けた
それなりに広い駐車場もあって、景観もよい。
天気はいいが、実は晴れは21日のみで22日以降は雨予報
ゆっくり観光していたい気分だが、釣りもできれば天気のいいうちにやってしまいたいので、少し西に向かって、いろいろな化け物が釣れることで有名な「室戸岬漁港」へ
道の駅と一緒になっているので駐車場もあるし、トイレもある。
堤防の足元には「室戸ドルフィンセンター」と呼ばれるイルカと触れ合える施設もある。
遠くに赤灯台が見えるが、あれは沖堤防の灯台なので、ここからは見えない白灯台を目指す。
1番下を歩いて行くと4ヶ所に10~12段の階段があり、堤防の中段へ上がることができる。
この階段、狭い上に意外と急なので慎重に昇り降りしたほうがよい。
この中段をずっとまっすぐ行くと、先端の白灯台へたどり着ける。
白灯台側から振り返ると堤防の外側が見える。堤防の最上段まで昇ろうと思えば堤防の足元に階段があるが、あそこまで昇って釣りをする人がいるのか?? 階段は当然作業用のものであるが。
堤防の外側にはテトラが続いているが、穴釣りがすこぶるやりやすい!!
テトラは高いので中に入って穴釣りをすると危険だが、堤防沿いでも十分にでき、水深も結構ある。
白灯台は一段下がっており、木の階段が設置されている。
天気は晴れているが、爆風!!!である
気を付けていないと荷物が飛ばされる
宗谷岬もそうだが、岬というものは風が強い。
ちなみに満潮になると、堤防の先端付近は海面がかなり近くなるので、夜+爆風だと結構恐い
爆風の中、穴釣りも結構やったのだが、軽いアタリはあるものの、根魚らしき影は全くなかった。
やはり台風の影響が色濃いのか...
このあたりに漁港はたくさんあるのだが、巡るのは翌日以降にして、1度ずっと西に移動し、香南市の手結(てい)港へ。僕はこれまで高知市~香南市間しか行ったことがなかったので、これで高知市~室戸市まで繋がった。
手結港へ行くには可動橋を渡らないといけないが、時間が合わないとこうなってしまう...
可動橋を渡らなくても、周囲の細い道を使えば回り込むことは出来る。
写真は可動橋を裏側から撮ったもの。
室戸市方面よりも高知市方面の方が台風の影響...つまり海の濁りやゴミの浮遊が多い。
手結港も水の色がよいとはいえず、ゴミもあり、この時期に見えるイカの姿もない。
結局ここでも何の反応も得られず、安芸市のホテルへ向かった
今回泊まったのは、「ホテルTAMAI」。1階がパチスロになっており、TAMAIといえばこのあたりでは広く営業しているアミューズメント施設のようだ。
僕がホテルを選択する上で最も優先することは金額だが、その他に駐車場の広さにある。釣りをする以上は時間に関係なく自由に出入りしたいからだ。経験的に結構広い駐車場でも夜中に帰ってくると一杯ということがある。ここには平面駐車場の他に立体駐車場もある。ただし、時刻によって駐車場は閉鎖されるようで、開場時刻は平面がおおよそ午前6時、立体が午前5時、閉鎖は午後11時半頃。ただし、ホテルスタッフに事前に言っておけば要望を聞いてくれるという。
夕食は少し奮発して「カツオのたたき」。
9月22日
午後からどんどん天気が崩れる予報。
朝6時に出発して室戸市の室津港へ向かった
室津港には赤灯台と白灯台の2つの堤防があり、入り口は全然違う。
白灯台の方が安芸市寄りだが、赤灯台側へ行くには車でそれなりに室戸市方面へ走る必要がある。
白灯台側は灯台の足元まで車で行けるが、赤灯台側は堤防の中ほどまで車で入っていける。
上の写真は赤灯台側の駐車スペースの上から撮ったもの。
最初は白灯台側へ行ったものの、釣りにはあまり向かないなと思ったが、再度行ってみたときに灯台の裏側にパーソナルスペースがあり、風除けにもなってやりやすいなと感じた(結局何も釣れなかったが)。
その後、赤灯台を目指したわけだが、赤灯台へ行くにはちょっとしたパズル感覚。
まず堤防途中まで車で行って、目の前の段差を上がる。
このまま真っすぐは行けず、段差を上がったら振り返ると階段がある。
昇って少し行くと下に降りる階段がある。写真は下から階段を振り返ったもの。
赤灯台の方向へこのまま進んでもよいのだが突き当りの段差が高めなので、安全とは言えないが手前から左の段差を上がって進んだ方がよい。ちなみに突き当りまで行くと右に入れるスリットがあるが、そこはまた後で記載する。左側も根掛かりを恐れなければいろいろ釣れる気がする。
突き当りの段差を上がれば赤灯台まで行けるが、赤灯台の麓はまた階段を降りなければならない。
この階段が金属性なのでまた滑る!!
荷物が多いと危険だし、しんどい...
元々雨予報だし、遠くの空も暗かったが、”釣りあるある”で釣りを始めると雨が降ってくる...
テトラの穴を探るもほとんど反応がない...
大した時間釣りをする間もなく、雨が強くなってきたため、撤収...
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昼前から雨予報だったので朝早くに出てきたのだが、風も強く釣りは難しい。
どうするか悩んだ挙句、他の釣り場の下見に行くことに...
室戸岬の北東に位置する漁港を見に行ったのだが、ちょうど雨が上がっていたので下見がてらに堤防へ向かった途端...ズルン!!!!っと滑ってこけたぁぁぁぁ!!!!!
全く手をつくこともなく、右側からそのまま倒れ、手首と肘に擦り傷
手首の傷は小さいが、肘は出血の範囲はそれほどでもないが、擦りむいた範囲はかなり大きい。
転んだ直後はアドレナリンが出ているためか、ほとんど痛みを感じなかったが、後でジワジワと痛み始めた。
絆創膏はないが、手指用の除菌クロスは持っていたので血を拭きつつ薬局を探していると、近くに朝9時から営業している薬局が見つかった 最も大きな絆創膏を買って、とりあえずは一難去った...
元々、今日は朝11時から料亭へ行く予定で、かなりの人気店かつ駐車場も少ないので平日を狙って10時過ぎに行ったが、さすがにまだ誰も来ておらず、1時間前から駐車するのも気が引けるので少し時間を潰して10時半に来たら、すでに1台停まっていた。そこからおそらく10分もしないうちに駐車場(4台分?)は満車になった。
ここは料亭「花月」。有名な「室戸キンメ丼」が食べられる名店である。
場合によっては10時半から開店することもあると聞いていたが、10時45分頃に店員さんが出てきてくれ、”よかったら店開けますよ”と言っていただき、1番入店!!!
2階のお座敷に通され、メニューを見る。
食べるのは「室戸キンメ丼」と決まっているのだが、折角なのでサイドメニューも頼もうと思っていたものの、お目当ての”ウツボの唐揚げ”が本日のメニューから消されていたので悩んでいると、向かいに座った男性が”スーパーキンメ丼”なるものを頼んでいた
”そんなものがあるのか”とメニューを見ると、
「室戸キンメ丼」の1.5倍量とあるっ!!...即決まり!!
金目鯛以外はどうやらその時に獲れたお魚のようで、今回はカンパチ、ホンマグロ、バショウカジキ。
金目鯛も初だが、バショウカジキも初である
室戸産金目鯛の刺身、照り焼き、季節の地魚刺身、金目鯛の出汁、お吸い物、漬物、室戸産ごはんといった感じ。
最後にお茶漬けにして楽しめるように、わさび醤油はかけない方がよいとのこと。
金目鯛を少しだけ残しておいて、最後にお茶をかける。
当たり前だが、めっちゃ美味しい!!に尽きる。
お茶漬けは小学生以来食べていない気がするが、お茶漬けって美味しいねぇ...
食後、幸せな余韻に浸っていたいところだが、駐車場を占領するわけにはいかない。
高知県は通算5回目だが、本当に好きな県なので、おそらくこれから何度もごちそうになると思う。
宿毛方面にも行かないとな...
雨は上がっているが、平日のうちに観光もしておきたく...「むろと廃校水族館」へ
ここは以前、テレビで紹介されて知っていたのだが、ずっと行きたかったところ。
何度もテレビで紹介されているので今ではかなり有名だろう。
元々は「室戸市立 椎名小学校」という小学校であり、廃校後に水族館として再利用した施設。
料金も大人600円とリーズナブルで、「始業」と「下校」という表現が面白い
営業妨害とならないように魚の写真はあまり載せないが、あまり本格的な水族館というわけではない。
一般の水族館は身近ではない魚を多く見られるが、ここは漁師さんを始め、近隣の方々からもらった魚が中心であり、普段よく知る身近な魚が多い。しかし、身近な魚のことですら人は知らないことが多く、説明文を読んでいるといろいろと勉強になる。
小学校に入ることなんて卒業以来なかったので、すごく懐かしい感じがする...
アオリイカのスミで書かれた習字が面白い。全部海にまつわる言葉
外のプールには魚やウミガメがいる。
僕は中学生の頃からプールがなかったので、プールや付属施設も懐かしい
ここがあるから雨の降っていない時に来たかったのだ。
手洗い場はよくあるヒトデなどのお触り場。
教室。久しぶりに黒板にも触れてみた。
小学生時代にしろ、中学、高校時代にしろ、当時は自分なりに頑張っていた部分もあるが、やり直しがきくならば”もっと頑張りたい”こともあったなぁ...と思わせられる。
教室の片隅にあるOHP。今の人たちはOHPって知らないだろうねぇ。
今ではパワーポイントが主流だが、昔は透明なシートに書かれた文字、図を光でスクリーンに投影していた。昔懐かしの機械がただ置いてあるだけかと思っていたが、なんとOHPの中に魚が飼われていた
跳び箱の中にもっ!! 全体像も撮っていたと思っていたのに...
通常のウツボもいるが、このまがまがしい”トラウツボ”が釣ってみたい!!
今回の旅の主目的もいるが、何年先になるかわからないが釣れたら紹介しようと思う。
ここに来ればすぐにわかるけどね...
ボラのエサも売っている。売っていることは来る前から知っていたが、ボラのエサってなかなか珍しいかもしれない。水槽に多量のボラがいてエサやり体験をするために売っているのだが、ボラってなかなか釣れないので”泳がせ釣り用に買おうかな??”と思ったが、不純な動機なので今回はやめにした(ん?...今回は??...)
ガチャガチャに書いてある言葉が面白い
そういえばテレビで観たような気がする”飼育員らくらくシステム”。
水槽についた水滴をお客さんに拭いてもらうという試み
「お願いします!!!!!」
<before>
<after>
理科室。理科室の各机の流しも水槽と化している。
オオウナギのデカさが半端ないっ!!
他にも道中に標本が沢山あって、興味深いものもあり、帰ってから調べてみたものもあった。
図書室。何気にここにある本は全部生き物系。
この水族館、細かい部分を見て行けばいろいろな仕掛けがあり、僕も結構注意深く見てきたつもりだったが、例えば下の写真にある”オリジナルプリントシール機”は全く気付かなかった...
今の職場は前の職場と違って、あまりお土産を買っていく文化がないのだが、この水族館には1つ350円(だったかな?)で”野根まんじゅう”という手頃なお土産が売っているので3つ購入した。
この水族館の入場チケットには魚のイラストが描かれており、噂では50種類以上あるとか...
穴はリングで閉じて集めてください...ということだろう。
もし、集めている人が被ってしまったら交換してもらえるんだろうか...
裏には”出席スタンプ”が押されている
ちなみに受付のお姉さんに台風は凄かったかどうか聞いてみたが、それほど凄くはなかったという感想だった。ニュースでは道中の徳島県の阿南市がもの凄いことになっていたと観ていたが、実際にはそんな台風があった形跡を感じないところが不思議だった。
お姉さんは「暴風域に入らなかった」と言っていたが、そんなはずはないのでおそらく「避難区域に入らなかった」ということではないかな??
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午後から傷ついた体で再度室津港へ
天気は晴れたり雨が降ったりかなり不安定なので、もうあまり気にせずに釣りを開始する。
場所は赤灯台へ行く途中で右に入るスリットがあると説明したが、そこが最も足場がよく釣りしやすい。
水深は浅いが沈み根が沢山あって、根魚の気配あり...のはずが小魚のアタリしかない...
それでも根気よく穴を探っていると...
カサゴ 見慣れた魚ながら、ようやく釣れてくれました
やっぱりこれだけ台風が立て続けに炸裂していると、海の中が戻るのにはかなり時間がかかるのだろうね。まあ、そこはわかって来ているので覚悟は出来ていたが。
さて、明日帰る予定なので、夕方になる前に最後の夜はやはり室戸岬港で締めたい。
近くの釣具屋で仕掛け、スーパーで半額のアジを購入し、室戸岬港へ。
相変わらずの暴風!!
今日もテトラの隙間を探ってみたが反応なし...
漁港の内側の沈みブロックの間を探っていると、早々に
同じ魚、同じ絵面...
ちなみにかなりの暴風でも巨大堤防の壁際は全く影響を受けないので、人が誰もいなければ荷物を置いておいてもいいかもしれない...それで何年か前にバッグを携帯ごと盗まれているのだが...
ここから暴風雨になる
完全雨装備なので暴風雨でも問題ないのだが、午後6時~9時まで広い堤防にたった1人で、できれば根魚、ウツボにも期待して頑張るも、結果は撃沈
向かいの堤防にも2人釣り人がいたようだが、お互いこんな中で頑張るよねぇ...
僕は遠征だから”やらない選択肢”はないのだが。
アタリはたくさんあるが、小物は釣れなくていいので「タマン針22号+ワイヤー」を使用している。
1度おかしなアタリ。急にキュッと竿が入り、合わせたらオモリだけがなくなっていた。エサはそのまま。
急な流れで堤防の内側にオモリが吸い込まれただけ??
2度目はアタリの後合わせると、引きは感じないがドーンとした重みが乗り、フッと外れてしまった。
この時はデカいエサが一気になくなっていた。これはウツボだったと思っている。
堤防の中ほどの底はどうなっているかわからないが、どうやら先端近くの底に見えるようなブロックが沈んでいるようだ。
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9月23日
帰宅日...のはずだった...
午前中くらいは釣りしてもいいかな...と思いつつ、高知市に向かっていた。
途中立ち寄った漁港の入り口でドカン!!って固い段差を乗り越えたような感触があった
しかし、漁港を出るときにそんな段差はなかった...
そのまま40kmくらいは走ったか...目的地に着く手前の道路で”ドンッ、ドンッ、ドンッ”と3回くらい固い感触がっ!!
そこで初めて危機感を感じた。右前輪にだけ感じるのはおかしい。
まさかパンクしてるんじゃ...
目的地に車を駐車して右前輪を見ると、パンクしてるぅぅぅ...
職場の人に聞くと結構パンク経験があるみたいだが、僕はこれだけ車に乗っていながらパンクは初めて。ホテルを出るときに”ハンドルが心持ち重い気がする”と一瞬だけ感じたが気のせいだと思い、このときからパンクしていたとすると、少なくとも40~50kmは走っていることになる
何が心配かって、タイヤは何とかなるだろうがホイールが死んでいるんじゃないかってこと。
タイヤは安いのを1本買ってもいいが、ホイールは適当なのを買っても結局は捨てるしかない。
外側から見る分には問題なさそうだが、内側はわからない。
午前10時にJAFに電話するも混んでいるとかで100分待ち...
ほぼ時間通りの11時30分にJAFから到着前の電話。
担当者はとてもいい人で、時間制限なく対応に付き合ってくれる。
近くのオートバックスへ行って同サイズのタイヤを調べるが、あるのは安いがグリップ力は心もとないタイヤのみ。
僕はブリヂストンの「ポテンザRE003」というハイグリップタイヤを履いており、近々現行の「RE004」に交換の予定だった。ネットで買うと組み換え工賃を入れても4本で9万円程度で納まるので、安いタイヤを1本買って捨ててもよいのだが、JAFの方と相談して、この際前輪を2本変えてしまうことにした。
JAFと任意保険を合わせると愛媛県の松山市でも香川県の高松市でも行くことは可能(保険の等級は下がらない)というので、JAFの方と手分けして電話でタイヤを探すと、高松のスーパーオートバックスにブリヂストンの「REGNO GR-XⅡ」という最高級タイヤが見つかった。しかし2本で8万円越え... ブリヂストンは10月にタイヤの値上げが決まっているので4本買うことも店から勧められたが、さすがに16万円はきつい ここまでのタイヤを買う気はなかったが、安いタイヤを無駄に買うくらいなら最終的には「REGNO」で4本揃えることに決めて、2本買うことにした...
また、今回クレジットカードを持っていたから買うことができたが、店としてはお金を払ってもらえないと車を渡せないので、クレジットカードは必ず持って行くことにしよう 海外でもトラブルで高額支払いをするとカード会社が勝手に止めることもあるので、2枚持っておくことが無難である。
ちなみに一般にタイヤの溝は7mm。残りが3.5mmになったら履き替えを考え始めるが、現在の僕の残りは4.5mmだった。
JAFの方によると、台風の後はいろんなものが落ちているのでパンクの嵐だと言う。事実、毎日パンク対応ばかりだと...。
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ということで、一気に香川県高松市へ
店内で作業終了を待っていると、館内放送は作業終了の他に呼び出しもあるので、呼び出されてホイールの破損を告げられたらどうしようと思っていたが、無事に作業終了。ホイールの状態を聞くと”全く問題なかった”と タイヤ自体が固いから大丈夫だったんだろうとのこと。
高松に最近できた「かめや釣具店」へ行き、少しエサを調達。
帰るのは翌日になってもいいので夕方から夜にかけて釣りをしようと漁港巡り
最初の漁港はテトラが多いが、穴にほとんど水はなく(というか干潮だったのだが)、生命反応もないので次の漁港へ移動。ここは夜でもかなり釣り人が多く、一級堤防との情報通り、雰囲気はかなりよい。
写真は翌日撮ったもの。
エギング目的で行ったが思いのほかスミ跡はかなり少なく、”ここが釣れるんじゃ??”と思った場所へ行くとやっぱりスミ跡があり、3時間ほど粘ったが、全く反応なし... アオリイカは2杯ほど見たが、やる気なし...
9月24日
あまりに悔しいので、道の駅で一晩明かして朝5時半に再度この漁港へ。ところがやはり反応なし。
上の写真の右側の堤防に人が多いが青物狙いかプラグを投げている人が多い。
左側の堤防で探るとやっとエギをチェイスするアオリイカが!! しかし、後が続かない。
諦めかけて堤防の足元へ戻ってくると、スミ跡は一切ないが”ここの方がいいんじゃない??”と感じ、エギを投入すると、やる気のあるイカが何度もエギを追ってきた。しかし、1度エギを抱きかけたイカはいたものの、それ以上のことは起こらなかった...
最初の地図を見てもらえばわかると思うが、帰りは鳴門方面なので、高松から南下しながら合計5つの漁港を回った。その中で最も有望だった場所はここ。
この堤防の右側はサーフになっており、かけ上がりがあるのでイカがいるんじゃないかとエギでかけ上がりに平行に引いてみると、何杯ものイカが追って来た!! 堤防の先端付近でやっている人もいるが全く反応を得られている気配がない。正解はここだ!! と思ったものの、どれだけやってもエギを抱かない。水深が浅いのでフォールに時間をとれないこともあるが、最後の最後までエギを追ってこない感じ。また、サーフ側から投げると全く追ってこない。1.5~2.0号のエギがあれば抱かせられるかもしれないが、持っていなかったし、そこまでして釣ろうとも思わなかった。
この場所が最後ではないが、結局釣果を出すことができず、終了となった。
ここはサーフに沿ってずっとポイントになりうる感じがしたし、ぜひまた来たいと思った。
回った感じでは香川県の漁港はかなり釣りしやすかった。
どこぞの漁港のように、少しの駐車スペースを駐車禁止にしたりせずに開放しているようで駐車にも一切困らなかった。香川県の釣り人たちのマナーがいいのかもしれない。ただし、この時期にしてはどこもスミ跡がかなり少ない。元々あまりアオリイカが釣れないのか??
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帰り道、夕方午後4時頃、以前にも行った淡路島の「道の駅 東浦ターミナルパーク」へ。
ここは「タコの姿焼き」が有名で、あまりにも美味しくてまた買いたくなって立ち寄った。
しかし、タコが不漁とかで「スルメイカの姿焼き」しかなかったが、それでもかなり美味しかった
レジで姿焼きの注文をするとレシートに番号を書いて渡してくれるのだが、基本的にタコの注文の方が多いと思われ、僕も含めてタコを注文すると「今日はタコは不漁でありません」という案内を1人1人に行っていた。しかしそれもそのはず、”タコがない”旨を書いておけばいいものをタコとイカの姿焼きの値表示の看板を普通に出しているものだから、客がみんなあると思うのは当然である
また、「淡路島牛乳」と「びわ」のソフトクリームが売っており、ミックスにして食べたが、これがめっちゃ美味い!!! 食べ終わった後、もう1本買いたいくらいだった。
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そんなこんなでほぼ旅とトラブルの記録となったが、十分充実した旅だった。
車の積算距離も途中で15万キロを超え、高知市~高松市間はJAFに頼ったが、総走行距離は878kmだった。京都府に来て高知県も近くなり、淡路島はもっと近くなり、中国地方や九州も石川県にいたよりは近くなったので、いろんなところにどんどん行ってみたいなとつくづく思う毎日である
<使用タックル>
ロッド :Dear Monster MV-55 VALITUDO
リール :ALDEBARAN BFS XG
ライン :フロロ7lb