2018年09月20日
悲願成就!!幻の怪魚・アカメ!!!
9月15日-17日にかけて、高知県遠征を行った。
ターゲットは日本3大怪魚の1つ、最強のパワーを誇る”アカメ”。
思えば初めて挑戦したのは2014年になる。今回で5度目の挑戦!!

とはいえ、巷の方々のように長めの連休をとって挑戦しているわけではなく、純粋な3連休等を利用して実質、中1日でやっているので、日数的には少ない。
9月15日
午前3時前に出発。道中、福井県では大雨に見舞われながらも先へ進む

午前11時頃、高知県のとある漁港に到着。ちょっと”メッキ”でも釣れないかと寄ってみた。
しかし、連日の雨のためか海水は濁っており、土色の水も漁港内に流れ込んでくる...

一応、メタルジグで探ってみるも一切反応なし。
ここは以前に乗らなかったものの、”メッキ”を引っ掛けたことがあるので少し期待していたが、この水では仕方がないか...

高知市から離れた漁港であり、折角来たのに残念だが、すぐに撤収した

これまで”アカメ”はルアーフィッシングで狙ってきた。
しかし、これまでの経験上、”アカメ”はおろか、”シーバス”ですら厳しい。
そこで今回は「泳がせ釣り」もやってみることにした。
”アカメ”の泳がせ釣りのエサとしては”ボラ”が有名だが、”ボラ”を釣るのはなかなか難しいので、”メッキ”など他の代用魚も視野に入れた。よって集魚剤やウキ仕掛けも持ってきた。
また、今回はこれまで4度の釣行で行った場所(河川)に行く予定はなく、全く初めてながら1つの漁港にすべてを賭けるつもりで来た

午後1時頃、目的の漁港に到着。漁港内には駐車車両が多いが、なんとか駐車できた。
釣り人は...1人もいない...”まさか、釣り禁止じゃないよねぇ...

釣りを開始したが、漁業関係者には何も言われることなく、大丈夫なようだ

早速ウキ仕掛けを用い、針にオキアミをつけて探るも...全く反応なし!!

”やばい、これでは泳がせができんっ!!

基本的に”アカメ”は夜行性なので本番は夜になる。それまでにホテルのチェックインは済ませておかなければならない。ホテルのチェックインまでは少し時間があるので、気は進まないが保険をかけることにした。全く”泳がせ用の魚”が釣れなかった時のため、奴らを持って行くことにした。
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はい...ジャンジャン釣れます...

しかし、”アカメ”の泳がせで”ティラピア”を使う人なんて誰もおらんだろう...

”ティラピア”は熱帯魚なので温度変化には弱いが、かなりの塩分濃度の海水でも生きていける強さがある。見慣れない魚なんて喰わないだろうが、一応保険として20cm前後を8匹捕まえた。
その後、ホテルへチェックインし、すぐに食事、午後5時頃、再度漁港に戻った。
相変わらず、釣り人は誰もいない。
”ボラ”はかなり多い。そこら中で跳ねまくっている。暗くなるにつれ、どんどん活性が上がっている。
満潮潮止まりは午後9時過ぎ。
すると、午後6時半頃から明らかに”ボラ”とは異なる水面の炸裂音が聞こえる。
そしてそれは辺り一面に広がった!!

小さなボイルの中にひと際大きな爆発も起きる。
「これは”アカメ”やろっっ!!

ボイルの起きる方向、四方八方にルアーを投げるも何も掛からない...

このボイル祭りは1時間半ほど続いた。
そろそろ落ち着いてきたかというときに、”ボラ”がスレ掛かりをした。
実はそれまで”ティラピア”の背びれ近くに針をかけて泳がせていたのだが、外れることもあったので、”ボラ”は口にかけて泳がせてみた。しばらくは泳いでいたが、やはり口の方が外れやすいのか、少ししたら逃げられてしまっていた...

潮止まりの午後9時頃にはボイルは沈黙してしまったが、それでもルアーを投げたり、”ティラピア”を泳がせたりといろいろしていた。
午後10時頃、1人のおじさんが僕の所へ来て、いろいろ話をした。
話のほとんどがおじさんの武勇伝だったが...

釣りをしながらふと後ろを見ると、ネコが1匹座っていた。
”だからビックリすんのやって、その近づき方は!!

ネコを気にせず、しばらく釣りをした後、ネコがどうしているか振り返ってみた。
暗いのでほとんど見えないが、モゾモゾしているので存在は確認できる。
携帯電話でフラッシュをたいて撮影してみると...
”こらっ


ちなみにこのネコは人に慣れており、平気で触らせてくれます。
午後10時半頃になると、どっと疲れがでてきた。
”そりゃあ、午前3時から600km以上移動した上で活動しているからね...

今日はここで納竿して、翌日に賭けることにした。
ちなみに、夜になるとちょこちょこ釣り人は増え始めていた。
ホテルまでの道中、僕は車の中で意味不明のことを口ずさみ始めた。
”やばいっ、これは以前に出た疲れがピークに達した時の症状だっ!!


どうやら相当疲れていたらしい。ホテルに戻り、さっさと寝てしまった...

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9月16日
いろいろな人の”アカメ”釣りのブログを見ていると、「昼はすることがないので...」というフレーズをよく目にする。以前の僕は、「”アカメ”は昼に釣れることもあるし、”シーバス”を狙いがてら同時に狙ったらいいやん!!、とか、明るいうちに数多くのポイントを探すべきだ!!」と考えて行動していたが、今回はポイントを絞っている上に昨日のボイル祭りを目の当たりにすると、昼は泳がせ代用魚の捕獲の他、別の釣りもしたくなった。よって、午前中から前回行った”手結港”へ。
”手結港”は漁港の手前に”可動橋”があって、時刻によっては通れない。午前11時から正午、午後1時から午後2時半までは通行できるので、午前11時半頃に”手結港”へ入った。
しかし、1日経った後も水の濁りはなくなっておらず...

昨年は堤防の先端で釣りができたが、今は消波ブロックが置かれ、立ち入り禁止となっていた。
昨年のこの時期には”アオリイカ”がたくさんいたので、それを目的として来たが、影も見えず...

また、ここの消波ブロックの穴釣りでは”クエ”の幼魚も釣れることがあるようだが、消波ブロックの中は洗濯機状態!!


ここは1日目の最初に来た漁港よりも遠いのだが、午後1時前に早々に撤収した。
午後1時から通行可能になる”可動橋”の通行待ち。
高知県遠征の際には必ずと言っていいほど立ち寄る釣具屋さん「フィッシングハヤシ」へ向かう。
昨日のボイル祭りをモノにできなかった悔しさから、”アカメ”のボイル時にお勧めのルアーがないかを聞いてみた。
結論として...
・特にお勧めというほどのルアーはない。誰もボイルを起こしている”アカメ”を喰わせられない。なぜなら”アカメ”はエサとなるターゲットを決めており、ルアーがそばを通ろうがターゲッしか見ていないから。絶対に喰わないとは言い切れないが、まず喰わない。店員さん的にはボイルの起こっていない場所へルアーを投げ、そばを通った”アカメ”が喰うのを狙うとのこと

・泳がせ釣りには”ボラ”の確保が必要だが、サビキかルアーで引っ掛けるか...。
一応、紹介されたルアーとサビキセットを買った。
干潮潮止まりとなる午後3時半頃からサビキ釣りを開始した。今日の満潮潮止まりは午後10時前。
サビキを始めて程なく、”セイゴ”がヒット。
撒き餌をすると、海面近くを”セイゴ”の群れが寄ってくる。しかし、エサと針をきちんと見極めているようでなかなか喰わない。結果的に3匹釣った。その他に、”コトヒキ”、”ヒイラギ”がヒット。”コトヒキ”は初めて釣った。”ヒイラギ”は金沢で1度だけルアーにスレ掛かりしたことがある。
”ヒイラギ”はその後何匹も掛かるが、すべてリリース。
その後、ちょっと嬉しい魚が...

”キビレ”
”キビレ”は初めて釣ったが、和歌山県や広島県で狙いながらもいまだに釣れていなかった魚。
もちろん、幼魚でよしとはしないので、機会を見てまた狙ってみるつもり。
しかしこの”キビレ”、針は口に掛かっていたはずだが、針を外す際にどこかを切ったらしく出血し、死んでしまった...

結局”ボラ”は釣れないまま午後6時となり、暗くなる前にルアーで”ボラ”を引っ掛けることにした。
しかし、これだけ大量にいても引っ掛けるのは簡単ではない。
ようやくヒットした1匹も、掛かりどころが悪く出血し、死んでしまった...

その後しばらくしてもう1匹ヒット。こいつも出血したが、大丈夫なのかずっと生きている

暗くなった午後6時半頃からまたボイルが起き始めた

今度はルアーを投げず、”ボラ”が元気なうちに泳がせ釣りを実行

そこそこ遠くへ投げ、ラインを適当に出してほおっておく...。”ボラ”の動きの変化を感じるため(敵が近づくと暴れると聞く)、アタリの瞬間を逃さないためにロッドは常に持っている。
しばらくして1人の男性に話しかけられた。急に話しかけられてビックリした!!

男性にまず言われたことは「ゴミは残さんようにね」
男性によると、最近マナーの悪い釣り人が増え、漁協の方と喧嘩になることもあるそうな。誰かがきちんとしないことで釣り人の印象がますます悪くなり、もしこの漁港で釣り禁止の話し合いがされ始めたら、自分たちでもどうしようもないと。
ちなみに、この漁港の一部の堤防はすでに釣り禁止になっている。マナーのためか安全性のためかはわからないが。しかし、昨日はその堤防にも釣り人はいた。
ここで衝撃の??事実!! 目の前のボイル祭り、実は”アカメ”ではなかった。
”ヒラスズキ”のボイルだと。
確かに事前情報で高知県の漁港に”ヒラスズキ”が多いことはわかっていたが、ここまでボイルが激しいとは...。”ヒラスズキ”も魅力的だけど、今は”アカメ”。
男性 「ここはいつもこんなんやよ。これを”アカメ”のボイルと言う人もいるけど、”アカメ”のボイルは全然違うよ。混じってることもあると思うけど...」
男性 「タナはどれくらいでやっているの?」
僕 「え? タナ? ”ボラ”の泳がせをやっているんですけど...」
男性 「うん、だからタナはどれくらい?」
僕 「適当に放り投げて、自由に泳がせているんですけど...」
男性 「タナは1m以下でいいよ。”アカメ”は浅い所にいるし、”ボラ”を見つけたら寄ってくるから。」
僕 「タナは1m以下って...じゃあ目の前で垂らして待つんですか??」
男性 「うん、遠くへ投げて20kgオーバーとか掛かったら引き寄せられへんよ。」
僕 「60cmで十分なんで...」
男性 「そんなこと言ってる人がデカいの釣って、デカいの釣りたい人が小さいのしか釣れへんのやんなぁ...」
言われたとおりにリールを巻いて”ボラ”を引き寄せる。手前まで”ボラ”が引き寄せられたところで、
男性 「十分、それでじゅーぶん


”マジで? ホントかいな?? それはそれで恐いやん...

その後、男性は少し話した後、その場を去って行った。
男性が去ってから15~20分後くらい? 目の前で大きくはないが、”パコッ”とボイルが起きた

明らかに周囲のボイルとは違う。そして僕が動画で見た”アカメ”の捕食音と同じ!!


そのボイルは一定時間をおいて、目の前で起こる。
しかし、”ボラ”は沈めているので別の奴を狙っているのか? と思いながら、暗い中、目を凝らして見ると、”ボラ”が水面で動いている。”アカメ”が来たのを恐れて水面まで上がってきたのだろうか?
”とにかく、このボラが狙われているのは間違いない!!

”そうなると、いつ来る、いつ来る、の世界...

4発くらいのボイルが起こってもまだ引っ張られない。
動画で”アカメ”が”ボラ”を捕食するシーンを見たことがあるが、”アカメ”って結構捕食が下手??

そして、ついに!!!


フックは”ボラ”に刺さっているシングルフック1つのみ。合わせても大丈夫なのか??
しかし、敵は底に向かって突っ込もうとするので、合わせながらリールを巻いてみた。
すると...スポンッ

”ぎゃぁぁぁぁ、外れたぁぁぁ!!!


”ボラ”は全体が戻ってきたが、満身創痍で虫の息...

”もう、あかんわ...

”ボラ”も死にかけの上、”アカメ”も引っ張られる感覚を知ってしまった。
”ああ


”ボラ”を水面に浮かべてみると、一応まだ少し動く。
その時、再度”アカメ”のボイルが1発

”えっ? まだいけるんか??

1発目のボイルの後、しばらく音沙汰がなかったが、再度”パコッ”と鳴ると同時にロッドが大きくしなった!!

”よっしゃ、来たぁ!!

できるだけ丁寧にやり取りをするものの、バラすわけにはいかないと気持ちが焦る

元々、目の前の水面近くで掛かっている分、”アカメ”の浮き上がりも速い!!
水面をライトで照らしながらリールを巻いていると、ライトで照らされ、
両目が真っ赤に光った”アカメ”が水面に姿を現した!!!

この瞬間は何とも言えない。衝撃的でもあり、恐くもあり、感動的でもあり...

タモはすでに用意してあるので、掬おうとするが、やりとりも少ない分、”アカメ”にも体力が残っている。
2回ほどタモ入れに失敗し、”アカメ”は深みに突っ込む。
再度浮き上がったところで、タモ入れを試みるが、何故か尾びれ側から体半分しか入っていない。
”おいおい、なんで反対や


まごつきながらも、なんとかネットイン


”これがアカメかぁぁぁぁ



シングルフックは上顎にガッツリ掛かっていた。
光る赤い目も感動的

サイズは61.5cmで大満足!!


最高に綺麗な魚体

数々の写真の中で下の写真がベストショット!!

ボガグリップで測った重さは6.5ポンドなので、およそ2.95kg。
さて、弱るといけないので撮影および計測後、ネットにいれて海中に入れる。
エラに空気を送り込みながら、”フィッシングハヤシ”に電話。
魚拓をとれるかどうか聞いてみたが、店ではとれないとのこと。
また、現在魚拓は非常に人気があるため、完成までには1年ほど待たなければいけないとのこと。
初めての”アカメ”は魚拓どころか剥製にしたかったが、きれいに持ち帰る準備もしていなかったこともあり、海におかえりいただいた。ネットから出て優雅に泳いで行った

"ありがとーーーー!!!!!



僕は”アカメ”を狙い始めた頃から60cmが目標だった。実際、サイズは選べないが、デカすぎるとすべてが大変だから。”シーバス”は60cm以上が”スズキ”と呼ばれているように、60cmに1つの特別感を感じていた。今回61.5cmというサイズに満足し、高知県遠征には一区切りがついたが、サイズは関係なく、また釣ってみたいなあ...

しかし、喰うのが意外と下手であれば、ルアーの場合、1発で喰ってくれないと2発目のバイトは難しいかもしれない。その点、泳がせは喰うまで待てるからね

リリースを終え、一息ついたのが午後7時半頃。
翌午前2時頃までは粘るつもりでいたが、こんなにも早く目的達成できた

感無量でさすがにこれ以上釣りを続ける気はなく、ホテルに帰ってゆっくり休むことにした

釣り直後の釣り座の様子。いろいろ準備してきて試せるものは全部試した。
メジャーシートの下が濡れているのは、釣れた時を想定して水汲みバケツに水を汲んでおき、魚を置く前に濡らしたため。釣れてからいろいろ用意するとすべてが遅れるため、タモも最初から伸ばしておく。
”Dear Monster”の3本。みんなそれぞれの役割の中、よく頑張りました


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9月17日
これまでは最終日にも午前中は釣りをしていたのだが、今回は早々に帰路につける。
本当は観光したいのだが、遅く出て大阪や京都で激混みに遭遇すると最悪

都会は車も多い分、事故渋滞もありうるので...。
片道7時間として、午前6時に出れば真昼間に戻れる。
しかし、大事なことを1つ忘れていた。
相談にのってくれた”フィッシングハヤシ”の店員さんに釣果報告をしていない。
お休みの可能性もあるが、開店時間の午前9時までは待つしかない。
昨日、魚拓の件で電話した時、報告するという発想が浮かばなかった。
午前7時にホテルをチェックアウトして、まず向かった先は人気You tuber「釣りよかでしょう。」が”アカメ”を釣ったポイント。あえてあまり詳しい写真は載せないが、興味ある方は自分で探してほしい。
足場は悪くはないが、岩の間に足がはまると海に落ちる可能性もある。僕も1度危なかった...

水深は深そうには見えないが、下に降りるには、斜面の角度が急で岩の並びも綺麗すぎる。
まあ、タモは必須だね

午前9時、”フィッシングハヤシ”に開店と同時に行ってみたが...その店員さんはお休みだった...

この喜びを直に伝えたかったが、うまくいかないものである。
別の店員さんに伝言をお願いし、帰路についた。
しかし、本当に釣れた喜びを伝えたかったのは”釣り方を教えてくださった方”。
”釣れたよ~~、ありがとうございましたぁぁぁ

高知県らしい食べ物も食べていなかったので、SAだが、職場や友人にお土産を買うついでに”カツオのたたき”を食べた

トイレ休憩をはさみながらもさっさと帰れば午後4時半頃には家に着いただろうが、寄り道もして家に着いたのは午後6時半過ぎ。道中、淡路島も通るので、6月に捕り逃した”コブダイ”もリベンジしたかったが、楽しみは次回に残しておいた。何より、”遊んでばかりいてはダメだ!!

1匹釣れば十分だと思っていたが、出会えるとまた会いたくなるね

サイズを目指すつもりはないが、きっとまた来ます!!

これほど書いていて楽しかったブログは初めてかも

今回の総走行距離は、1387kmでした。
”フィッシングハヤシ”で衝動買いした”アカメTシャツ”。
”RED EYE”
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<使用タックル>
※ティラピア
ロッド :OROCHI X4 SECRET SERVICE F3-72X4-S-SS
リール :COMPLEX CI4+ 2500S F6 HG
ライン :PE1号
リーダー:ナイロン20lb
※セイゴ、キビレ、コトヒキ、ヒイラギ(サビキ釣り)
ロッド :Dear Monster MX-7S
リール :COMPLEX CI4+ 2500S F6 HG
ライン :PE1号
リーダー:ナイロン20lb
※ボラ(引っ掛け釣り)
ロッド :Dear Monster MV-65 VALI TUDO
リール :CALCUTTA CONQUEST 200
ライン :PE3号
リーダー:フロロ60lb
※アカメ
ロッド :Dear Monster MX-8
リール :ANTARES DC MD XG
ライン :PE4号
リーダー:フロロ60lb
ノット :FGノット
スナップ:ルアースナップ・ストロング#2 強度約31.5kg(69lb)
針 :極太タマン 22号
2018年07月21日
沖縄遠征(後編)~淡水魚編~
ハイサ~イ!!
←沖縄の方言で”こんにちは”
7月15日~前回の続き~
時刻は午後2時30分。
南国・沖縄の日中は灼熱!!!
...とお思いでしょうか??
実はそれほど暑くはない。事前にYahoo天気でも調べていたが、気温32℃と金沢と変わらない。
しかも、帰って来てから肌で感じた気温は、金沢の方がはるかに暑いっ!!!
Yahoo天気で見ても、沖縄の気温は32℃で熱中症指数は”厳重注意”。
しかし、金沢の気温は35℃で熱中症指数は”危険
”。
ちなみに文章上、上では
マークを使ったが、実は僕は暑いのが好き。年中、7~8月でいい人
さて、話は戻って沖縄中部の街中河川。ここもYou tuber”ハイサイ探偵団(以下、ハイサイ)”が釣りをしていたところ。住宅地内だが、路肩が広めなのでちょっとははみ出るが車を停められる。車通りは少ない。

海はきれいだが、川はお世辞にもきれいとは...
沖縄の街中を流れる河川はどこも足場が高い。魚を掛けても捕り込みにネットは欲しい。
しかし、遠征でネットはかさばるので僕は持ってこなかった...というより、直前で小さいネットなら持って行けるかと思ったが、僕の小さいキャリーバッグには入らなかった。
ネットのためにデカいスーツケースの方がいいのかな??
アフリカの外来魚、”ティラピア”が大量にいる。小さいのに紛れてデカいのもかなりたくさん。
”ティラピア”は今回釣るつもりはなかったが、折角目の前にこんなにいるので...と釣り開始。
切り身を落とせば簡単に釣れそうだが、”ルアーでも簡単だろう”とジグヘッド+ワームを流してみる。
ところが、デカいのは反応なく、チビはたくさんついてくるが、ついてくるだけ...。
”おおっ、ここのティラピアは高知県のヤツより頭がいいかも??
”
高知県のチビティラピアどもは何を投げても獰猛に追いかけてくる。そしてスレることを知らない。
”これは簡単じゃないかも? アピール重視でスピナーに変えるか...。スピナーなら魚も気になってしゃーないやろ
”
そしてスピナーベイトに変えて投げること1投目、喰った!!
”ぎゃーー、デカいのが喰ったぁぁぁ
”
どうせチビが喰うだろうと油断して引いていたら、デカいのが喰った。
先にも言ったように捕り込みが問題
仕方がないのでラインを持って引っ張り上げた。

サイズは37.5cm。
”ティラピア”は40cmオーバーも多いので、特別に大きい個体ではないが、それでも自己最高記録。
当然のごとく、スピナーの針は曲がっていた。途中で魚が落ちなくてよかった...

ところで、河川に到着したときから川沿いに張り付いている魚が何匹かいる。

本来はアマゾンに生息している魚、”マダラロリカリア(通称プレコ)”である。
コイツを釣るのは無理...
捕るなら川に入って手掴み。
”プレコ”はワニでも喰えないほど皮膚が固く鎧のようだという。だからか警戒心が薄く、人が近寄っても一向に逃げないという話。”釣れない”のはエサがコケとかだから。
さて、午後3時を過ぎ、本来の目的に切り替えないといけない。
簡単に釣れる相手ではないので、余裕をこいている暇はないのだ...
タックルと仕掛けを変えて、針に”サンマの切り身”をつけて、河川中央にぶっこみ。
海のぶっこみでも平気で2時間アタリなしとかのようだが、僕がぶっこみの待ちに慣れていないので、5分アタリがないだけでもダメなのかと思ってしまう。一度上げて投入のし直し...ちょっとしか経っていないのに我慢できずにまた回収
”イカの切り身”が2切れ残っていたので、贅沢につけて再度投入。
「釣れんかえぇえぇえぇ...
」
⇒漫画「ワンピース」の天竜人を思い出し、左横を見ながら小声で声を震わせてつぶやいていた時...
いきなり、ロッドが引っ張られ、リールからラインが”ギュン、ギュン、ギュン!!!
”と力強く走ったっ!!!
「おおおっ、なんか来た!!!
」
いきなりの強い引きに、”アリゲーターガー”でも掛かったのかと思い、巻き上げてみると水面直下に長い魚体がっ!!!
釣れたのは”目的のヤツ
しかし、重いっっ
”
”ティラピア”同様、ラインを持って引っ張り上げた


これぞ、怪魚好きの釣り人が沖縄へ来たら狙うであろう怪魚、”オオウナギ”。
暴れてなかなか真っすぐにはならないので正確な計測は出来ていないが、少し曲がった状態でも81~82cm。
最大は2mにもなるとされる個体だが、1mオーバーもなかなか釣れないというから、初回、しかも狙い始めてわずか30分で80cmオーバーは上出来ではないか
本当は”オオウナギ”は夜行性でプロが狙うのも夜が多いが、”ハイサイ”は日中釣っているので(この河川でも)、問題なく釣れると思っていた。
”オオウナギ”は体表の粘液が多いので軍手も持ってきていたが、早くリリースしたいので結局は使わなかった。
しかし、触った手が乾燥すると...乾いた粘液が白い膜様になって手に張り付いたようになる。ちょっとうっとうしいが、洗えばすぐに落ちた。
”オオウナギ”用に針は持参していったが、折角釣具店にも行ったので、”タマン針”を買って使用した。

釣れても夕方まではかかると覚悟していたので、午後3時40分に目的を達成してどうしようか...というところ。
釣具店「フィッシング ステップ 具志川店」へ行き、新たにエサ他を購入。

そして、今更ながらに沖縄の堤防釣りガイドを購入したが、各地方の釣具店に行かないとその地方の釣り場ガイドを目で見て買えないので、次回に備えて貴重な一冊となる。

大分、潮も上がったであろう(というより満潮潮止まりまであと1時間半)午後8時、干潮時に下見をした河口に到着。
狙いはGT(ジャイアント・トレバリー)を代表とする、みんなの憧れ”ガーラ”
さすがに”ガーラ”は簡単には釣れるとは思っていないが、少しも挑戦せずに帰っては後悔する。
40cmクラスでも釣れれば超嬉しい
GTもいいが、きれいな”カスミアジ”が釣りたいな
一応、このために用意してきたルアーを投入するも、反応なし
挑戦は1時間と考えていたので、”そろそろ終了かな?”と思っていた矢先、目の前でデカいボイルが3発!!
”これはガーラやろっ!!
”と思い、期待してルアーを投げるも反応なし。ボイルも沈黙...
終了間際に、対岸遠くに花火が上がっていた。花火の音は聞こえていたが、対岸でずっと上がっていたのだろうか? 気付かなかったが...。しかし、気付いた時は最後の連発花火だった。最後だけ携帯電話で動画を撮影した。

午後10時頃に午前中に釣りをした浦添市の漁港に戻ってきた。
しかし、爆風!!!
少しはやってみたが釣りにならない...。こんなことなら最後まで”ガーラ”を狙えばよかったな...
でも、そんなの来てみないとわからないしね。
午後10時半頃に納竿し、治安の悪そうな街の中、ホテルに戻った。
・
・
・
7月16日
最終日。
小松行きの便は午前10時55分発。それまでにレンタカーも返さないといけない。
朝早~~くにチェックアウトして釣りをしてもよかったが、疲れでそこまでは難しく...それでも朝7時半頃に浦添市の漁港へ行ってみた。
やはり...、爆風!!!
”切り身”を買っても使いきれないので、念のために持っていた”ワゲット”を針につけて爆風の中やってみる。
小魚のバイトは多いが、乗らない。
しかしついに...ロッドがグググッと曲がった!!
昨日の”オキフエダイ”まではいかないが、なかなかの引き
ところが巻き上げの最中にポンッと針が外れてしまった...
”ええっ、マジでかぁぁぁ
”
”もう、あかん...
”
針を見ると...フックアウトしたのではない。なんと、スナップとラインの結束が外れていた...
フックアウトなら仕方がないが、これは完全に自分のせいでもっとショックだった
思えば、ちょっと結束が甘い気もしたが、”大丈夫やろ
”と始めてしまったのがすべての間違いだった。
”最後に大きな落とし物をした。必ずまた拾いに来るぜぃ!!
”
と、心に誓い、漁港を後にした。
レンタカーを返却し、午前9時半前に那覇空港へ。
”なんじゃ、この人の多さはっっ
”
人が多いのはいいが、手荷物預けの行列がとんでもないっ!! 絶対間に合わんっ!!
とはいうものの、実際は出発30分以内になれば優先してもらえるのだが、お土産を買う時間が...
しかし、思いのほか列の進みは速く、出発45分前には手荷物を預けることができた。
お土産を買って、X線チェックへ。ここでもまた問題発生

小松空港では問題なく通過できたこのターボライター、那覇空港では”バーナー扱い”になり、機内には持ち込めないと...
「これ、高かったんやけど、しょーがないわ...
」と係員に一言文句を言って没収を許した。
※写真は同型を再度購入して撮影。オイルの切れかかった同型ライターも持っているが、さすがに遠征にオイル切れかかりは持っていかんやろ...
搭乗通路から撮った空港の1枚。”また来るからなっ!!
”

機内ではキャビンアテンダントの方から、軽やかな声で「ハイサ~イ」との挨拶が
機内から見た、離れ行く沖縄本島。

機内アナウンスで周りの離島紹介をしてくれる。
下の画像は伊是名島(いぜなじま)。伊是名島も行きたいんだな、これが。
行き方は沖縄の運天港からフェリーにて...

伊是名島の近くに与論島(よろんじま)という島があり、ここには以前僕の職場にいた後輩がいる。
元気にしてるかな??
というわけで、午後1時半、無事に灼熱の石川県に帰着した。
1.3日という短い時間の中で、初めての場所にしてはそこそこの出来だったのではないか(7魚種)と思う。
沖縄県は、本島を始め、周りの島々でも釣りたい魚が多すぎて、満足できるのはいつのことになるやら。
でも初回で”オオウナギ”が釣れたことはとても大きかった。
あの引きの強さが今回1番の沖縄からのプレゼントだった
完全に中1日となるが、1番安く、「小松-那覇」直行便にすれば年に2回は行けるんじゃないか??
その1日が悪天候になったら、観光地に行くと割り切って...。

<使用タックル>
※ティラピア
ロッド :Dear Monster MX-7S
リール :COMPLEX CI4+ 2500S F6 HG
ライン :PE1号
リーダー:ナイロン20lb
※オオウナギ
ロッド :Dear Monster MV-65 VALI TUDO
リール :ANTARES DC MD XG
ライン :PE4号
リーダー:ナイロン40lb
ここで、ちょっと商品紹介。
①日焼け対策
速乾長袖Tシャツ
<表>

<裏>

昔は”日焼けがなんじゃいっ!! 夏こそ肌を焼かにゃあ!!
”
って思っていたが、最近ちょっと大人になった。
適度な日光浴は必要だが、やはり強い紫外線は肌に良くない。
昔はサンオイルを塗っていた僕も、今は最強クラスの日焼け止めをこまめに塗るようになった。
しかし、肌を露出しないことが何より1番
今回は、専門ショップで購入した速乾長袖Tシャツを2着持って行った。上の画像は「Monsters Pro Shop」で購入できるTシャツ。
”炎天下で長袖なんて、どんな長袖でも暑いやろ...
”と半信半疑だったが、着てみて納得
2日目は1日中着ていても、さほど暑さは気にならなかった。
その上、手の甲にも「手甲ガード」みたいなのを着けた。

あとは釣具店で買ったつばの広いハットを被っていた。

さらに日焼け対策をするならフェイスガードかな??
あんまり自分を隠すと怪しくなるので、そこまではしなかった。
沖縄は通りがかりの、もしくは漁港にいる子供たちが元気よく挨拶や話しかけてくれるのが気持ちいい
漁港でも堤防から飛び込んでいるが、家に籠ってゲームをしているよりはよっぽど健康的な印象を受けた。
②メジャーシート
沖縄へ出発する前日に急遽、メジャーシートを購入した。
満身創痍のメジャーシート...

何が釣れても全リリースだが、写真を撮るのにさすがにコンクリートの上に魚を直置きにするわけにはいかない。熱を持ちにくい白色にしたが、それでも地熱はすぐに伝わるので長時間置くことは厳禁
”オオウナギ”は暴れるので、時折はみ出たけどね...

7月15日~前回の続き~
時刻は午後2時30分。
南国・沖縄の日中は灼熱!!!

実はそれほど暑くはない。事前にYahoo天気でも調べていたが、気温32℃と金沢と変わらない。
しかも、帰って来てから肌で感じた気温は、金沢の方がはるかに暑いっ!!!

Yahoo天気で見ても、沖縄の気温は32℃で熱中症指数は”厳重注意”。
しかし、金沢の気温は35℃で熱中症指数は”危険

ちなみに文章上、上では


さて、話は戻って沖縄中部の街中河川。ここもYou tuber”ハイサイ探偵団(以下、ハイサイ)”が釣りをしていたところ。住宅地内だが、路肩が広めなのでちょっとははみ出るが車を停められる。車通りは少ない。
海はきれいだが、川はお世辞にもきれいとは...

沖縄の街中を流れる河川はどこも足場が高い。魚を掛けても捕り込みにネットは欲しい。
しかし、遠征でネットはかさばるので僕は持ってこなかった...というより、直前で小さいネットなら持って行けるかと思ったが、僕の小さいキャリーバッグには入らなかった。
ネットのためにデカいスーツケースの方がいいのかな??
アフリカの外来魚、”ティラピア”が大量にいる。小さいのに紛れてデカいのもかなりたくさん。
”ティラピア”は今回釣るつもりはなかったが、折角目の前にこんなにいるので...と釣り開始。
切り身を落とせば簡単に釣れそうだが、”ルアーでも簡単だろう”とジグヘッド+ワームを流してみる。
ところが、デカいのは反応なく、チビはたくさんついてくるが、ついてくるだけ...。
”おおっ、ここのティラピアは高知県のヤツより頭がいいかも??

高知県のチビティラピアどもは何を投げても獰猛に追いかけてくる。そしてスレることを知らない。
”これは簡単じゃないかも? アピール重視でスピナーに変えるか...。スピナーなら魚も気になってしゃーないやろ

そしてスピナーベイトに変えて投げること1投目、喰った!!

”ぎゃーー、デカいのが喰ったぁぁぁ

どうせチビが喰うだろうと油断して引いていたら、デカいのが喰った。
先にも言ったように捕り込みが問題

サイズは37.5cm。
”ティラピア”は40cmオーバーも多いので、特別に大きい個体ではないが、それでも自己最高記録。
当然のごとく、スピナーの針は曲がっていた。途中で魚が落ちなくてよかった...

ところで、河川に到着したときから川沿いに張り付いている魚が何匹かいる。
本来はアマゾンに生息している魚、”マダラロリカリア(通称プレコ)”である。
コイツを釣るのは無理...

”プレコ”はワニでも喰えないほど皮膚が固く鎧のようだという。だからか警戒心が薄く、人が近寄っても一向に逃げないという話。”釣れない”のはエサがコケとかだから。
さて、午後3時を過ぎ、本来の目的に切り替えないといけない。
簡単に釣れる相手ではないので、余裕をこいている暇はないのだ...

タックルと仕掛けを変えて、針に”サンマの切り身”をつけて、河川中央にぶっこみ。
海のぶっこみでも平気で2時間アタリなしとかのようだが、僕がぶっこみの待ちに慣れていないので、5分アタリがないだけでもダメなのかと思ってしまう。一度上げて投入のし直し...ちょっとしか経っていないのに我慢できずにまた回収

”イカの切り身”が2切れ残っていたので、贅沢につけて再度投入。
「釣れんかえぇえぇえぇ...

⇒漫画「ワンピース」の天竜人を思い出し、左横を見ながら小声で声を震わせてつぶやいていた時...
いきなり、ロッドが引っ張られ、リールからラインが”ギュン、ギュン、ギュン!!!


「おおおっ、なんか来た!!!

いきなりの強い引きに、”アリゲーターガー”でも掛かったのかと思い、巻き上げてみると水面直下に長い魚体がっ!!!

釣れたのは”目的のヤツ


”ティラピア”同様、ラインを持って引っ張り上げた

これぞ、怪魚好きの釣り人が沖縄へ来たら狙うであろう怪魚、”オオウナギ”。
暴れてなかなか真っすぐにはならないので正確な計測は出来ていないが、少し曲がった状態でも81~82cm。
最大は2mにもなるとされる個体だが、1mオーバーもなかなか釣れないというから、初回、しかも狙い始めてわずか30分で80cmオーバーは上出来ではないか

本当は”オオウナギ”は夜行性でプロが狙うのも夜が多いが、”ハイサイ”は日中釣っているので(この河川でも)、問題なく釣れると思っていた。
”オオウナギ”は体表の粘液が多いので軍手も持ってきていたが、早くリリースしたいので結局は使わなかった。
しかし、触った手が乾燥すると...乾いた粘液が白い膜様になって手に張り付いたようになる。ちょっとうっとうしいが、洗えばすぐに落ちた。
”オオウナギ”用に針は持参していったが、折角釣具店にも行ったので、”タマン針”を買って使用した。
釣れても夕方まではかかると覚悟していたので、午後3時40分に目的を達成してどうしようか...というところ。
釣具店「フィッシング ステップ 具志川店」へ行き、新たにエサ他を購入。
そして、今更ながらに沖縄の堤防釣りガイドを購入したが、各地方の釣具店に行かないとその地方の釣り場ガイドを目で見て買えないので、次回に備えて貴重な一冊となる。
大分、潮も上がったであろう(というより満潮潮止まりまであと1時間半)午後8時、干潮時に下見をした河口に到着。
狙いはGT(ジャイアント・トレバリー)を代表とする、みんなの憧れ”ガーラ”
さすがに”ガーラ”は簡単には釣れるとは思っていないが、少しも挑戦せずに帰っては後悔する。
40cmクラスでも釣れれば超嬉しい


一応、このために用意してきたルアーを投入するも、反応なし

挑戦は1時間と考えていたので、”そろそろ終了かな?”と思っていた矢先、目の前でデカいボイルが3発!!

”これはガーラやろっ!!


終了間際に、対岸遠くに花火が上がっていた。花火の音は聞こえていたが、対岸でずっと上がっていたのだろうか? 気付かなかったが...。しかし、気付いた時は最後の連発花火だった。最後だけ携帯電話で動画を撮影した。
午後10時頃に午前中に釣りをした浦添市の漁港に戻ってきた。
しかし、爆風!!!

少しはやってみたが釣りにならない...。こんなことなら最後まで”ガーラ”を狙えばよかったな...

でも、そんなの来てみないとわからないしね。
午後10時半頃に納竿し、治安の悪そうな街の中、ホテルに戻った。
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7月16日
最終日。
小松行きの便は午前10時55分発。それまでにレンタカーも返さないといけない。
朝早~~くにチェックアウトして釣りをしてもよかったが、疲れでそこまでは難しく...それでも朝7時半頃に浦添市の漁港へ行ってみた。
やはり...、爆風!!!

”切り身”を買っても使いきれないので、念のために持っていた”ワゲット”を針につけて爆風の中やってみる。
小魚のバイトは多いが、乗らない。
しかしついに...ロッドがグググッと曲がった!!

昨日の”オキフエダイ”まではいかないが、なかなかの引き

ところが巻き上げの最中にポンッと針が外れてしまった...

”ええっ、マジでかぁぁぁ

”もう、あかん...

針を見ると...フックアウトしたのではない。なんと、スナップとラインの結束が外れていた...

フックアウトなら仕方がないが、これは完全に自分のせいでもっとショックだった

思えば、ちょっと結束が甘い気もしたが、”大丈夫やろ

”最後に大きな落とし物をした。必ずまた拾いに来るぜぃ!!

と、心に誓い、漁港を後にした。
レンタカーを返却し、午前9時半前に那覇空港へ。
”なんじゃ、この人の多さはっっ


人が多いのはいいが、手荷物預けの行列がとんでもないっ!! 絶対間に合わんっ!!

とはいうものの、実際は出発30分以内になれば優先してもらえるのだが、お土産を買う時間が...

しかし、思いのほか列の進みは速く、出発45分前には手荷物を預けることができた。
お土産を買って、X線チェックへ。ここでもまた問題発生

小松空港では問題なく通過できたこのターボライター、那覇空港では”バーナー扱い”になり、機内には持ち込めないと...

「これ、高かったんやけど、しょーがないわ...

※写真は同型を再度購入して撮影。オイルの切れかかった同型ライターも持っているが、さすがに遠征にオイル切れかかりは持っていかんやろ...

搭乗通路から撮った空港の1枚。”また来るからなっ!!

機内ではキャビンアテンダントの方から、軽やかな声で「ハイサ~イ」との挨拶が

機内から見た、離れ行く沖縄本島。
機内アナウンスで周りの離島紹介をしてくれる。
下の画像は伊是名島(いぜなじま)。伊是名島も行きたいんだな、これが。
行き方は沖縄の運天港からフェリーにて...

伊是名島の近くに与論島(よろんじま)という島があり、ここには以前僕の職場にいた後輩がいる。
元気にしてるかな??
というわけで、午後1時半、無事に灼熱の石川県に帰着した。
1.3日という短い時間の中で、初めての場所にしてはそこそこの出来だったのではないか(7魚種)と思う。
沖縄県は、本島を始め、周りの島々でも釣りたい魚が多すぎて、満足できるのはいつのことになるやら。
でも初回で”オオウナギ”が釣れたことはとても大きかった。
あの引きの強さが今回1番の沖縄からのプレゼントだった

完全に中1日となるが、1番安く、「小松-那覇」直行便にすれば年に2回は行けるんじゃないか??
その1日が悪天候になったら、観光地に行くと割り切って...。
<使用タックル>
※ティラピア
ロッド :Dear Monster MX-7S
リール :COMPLEX CI4+ 2500S F6 HG
ライン :PE1号
リーダー:ナイロン20lb
※オオウナギ
ロッド :Dear Monster MV-65 VALI TUDO
リール :ANTARES DC MD XG
ライン :PE4号
リーダー:ナイロン40lb
ここで、ちょっと商品紹介。
①日焼け対策
速乾長袖Tシャツ
<表>
<裏>
昔は”日焼けがなんじゃいっ!! 夏こそ肌を焼かにゃあ!!

って思っていたが、最近ちょっと大人になった。
適度な日光浴は必要だが、やはり強い紫外線は肌に良くない。
昔はサンオイルを塗っていた僕も、今は最強クラスの日焼け止めをこまめに塗るようになった。
しかし、肌を露出しないことが何より1番

今回は、専門ショップで購入した速乾長袖Tシャツを2着持って行った。上の画像は「Monsters Pro Shop」で購入できるTシャツ。
”炎天下で長袖なんて、どんな長袖でも暑いやろ...


2日目は1日中着ていても、さほど暑さは気にならなかった。
その上、手の甲にも「手甲ガード」みたいなのを着けた。
あとは釣具店で買ったつばの広いハットを被っていた。
さらに日焼け対策をするならフェイスガードかな??
あんまり自分を隠すと怪しくなるので、そこまではしなかった。
沖縄は通りがかりの、もしくは漁港にいる子供たちが元気よく挨拶や話しかけてくれるのが気持ちいい

漁港でも堤防から飛び込んでいるが、家に籠ってゲームをしているよりはよっぽど健康的な印象を受けた。
②メジャーシート
沖縄へ出発する前日に急遽、メジャーシートを購入した。
満身創痍のメジャーシート...

何が釣れても全リリースだが、写真を撮るのにさすがにコンクリートの上に魚を直置きにするわけにはいかない。熱を持ちにくい白色にしたが、それでも地熱はすぐに伝わるので長時間置くことは厳禁

”オオウナギ”は暴れるので、時折はみ出たけどね...


2017年09月07日
高知遠征(4度目)~7月のリベンジ釣行~
9月2日~4日
本来、7月15日~17日のはずだった、4度目の高知遠征。
高速道路で体当たりをされて早2ヶ月近くとなるが、実はまだ何も解決していない...
車はとっくに直ってきているので遠征自体に問題はない。
今年の高知遠征は諦めようかとも思ったが、何とか実行するに至った。
しかし...できれば1日夜か2日早朝に出発して、2日、3日の夜を「アカメ狙い」に費やしたかったものの、急遽、2日の午前中に仕事が入り、出発は2日の昼過ぎとなってしまった...
つまり、これで1日中釣りができるのは、たったの1日になってしまったのである...
普通の人ならやめるかもしれないが、そこを行くのが僕!!
他の人に仕事を頼むこともできたが、元々休みの人に仕事をお願いするのは申し訳なく、自分が我慢をすることにした。
片道620km、7時間はかかる高知県。昼過ぎに出発してしまっては、到着は間違いなく夜。
毎度毎度最初に言っておきますが...今回もアカメは釣れませんでした
それでも読んでくださる方だけ、前にお進みください。
9月2日
仕事を終え、午後12時半過ぎに出発。
順調に行けば午後8時くらいに到着か...。
・
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・
順調に行った...午後8時に到着。
ホテルに到着ではない。釣りポイントに直行した
到着早々に竿を出すのは節操がない気がするが、今回ばかりは時間がなく、そんなことを言っていられない。
干潮潮止まりが午後10時6分...到着直後から始めても2時間しかないのだ。
明るい常夜灯に照らされた橋のそばにルアーを通してみるも反応なし。
ほんの2-3m先の水面近くに魚がフワフワしている。ボラ? シーバス?
結局、1時間半ほどするも反応がないので納竿してホテルへ。
9月3日
翌日は朝5時半頃から行動開始。
午前6時。まずは昨日のポイントに下げのタイミングで入るも反応なし。
橋の上から見ると護岸の石積みに沿って70cmほどのシーバスがついている。
いるのは間違いないが、魚にやる気がない...
1時間ほど粘るも反応がないので、次のポイントへ
日中は別の釣りがやりたくて、ある漁港へ。
ここは以前2度目に来たとき、メッキのバイトを得られたものの、かけることが出来なかった場所。
そう...当時はメッキの釣り方(ルアーアクション)を知らなかった。いれば今なら釣れるはず。
9月頭ではまだ早いか...。いや、湘南でも8月から釣れるというし、和歌山でも...。
黒潮のルートから考えると、高知には十分いるはず...なのだが、結局は釣れなかった...
予報では波は2.5-3mとなっており、外海は大荒れかと思いきや、超穏やかだった
外の堤防に出て、マイクロジグをシャクっていると...ん? なんかゴミが引っ掛かった??
少し感じるプルプル感。子フグ??

喰ってきたのは、なんと極小のエソ。スレではなく、フックをすべてガッツリ咥えている。
ショアジギングにおける外道の定番と言われているが、何もこんなマイクロジグにマイクロサイズが喰ってこなくても...
とにかく...これでボウズはなくなった。
港内に戻り、壁際にベラがいるので、釣れないかとワームの切れ端をチョンチョンしていると、いきなり30-40cmのシーバス? がどこからともなく現れ、ワームに少し反応したが、見切って行ってしまった。
その後、ノーシンカーで「チヌ職人」をチョンチョンしていると、いきなり3匹の40cm級の黒鯛が現れ
、「チヌ職人」に反応したが、すぐに見切られてしまった
さて、これだけ反応がないということはメッキはいないものと考え、午前10時20分の干潮潮止まりも踏まえてポイントを移動
次のポイントは今回が初で、目的の1つとしていたところ。
手結港(ていこう)


事前情報では良型のアオリイカが釣れるとかで、もしかしたら9月でも良型が期待できるのでは?? と考えての釣行。堤防は2本あるが、先端に赤灯台がある堤防を目指す。
午前11時過ぎに到着し、堤防に上がってみるも...スミ跡がないっっっ!!!
...いや、あるにはあったが1つだけ...。上の写真のスミ跡が先行者のスミ。
まあ、1つあるってことはいないわけではないんだな...と思い、エギをキャスト。
高知まで来たんだから、”良型を狙うぞっ!!
”ってことで、持参したエギは3.5号と4.0号...いや、保険で3.0号を1つだけ持ってきた...
そして何故か弱気にも保険の3.0号からキャスト
しばらくシャクるも反応なし。
しかし、しばらく気を抜いた感じでシャクり、ふと足元を見ると、2杯ほどの子イカがついてきていた
”おおっ、いるじゃんっ!!
”ってことで早速捕獲体制に入る。
最近、”自称 サイトエギングマスター(子イカ限定)”を名乗った手前、釣らないわけにはいかない。
いつもの1.8号やら2.0号の姑息なエギはない。果たして3.0号で釣れるか??
3.0号なのが問題かはわからないが、子イカはかなり臆病で、正に根気勝負っ!!
そして、対決に制したのは僕でしたぁ...

サイズとしては最近では最大のコロッケサイズ。
そして、この子は釣り上げた直後にスミを爆射っ!!!
僕の手からTシャツまでもスミまみれになった...
ところで、リリースするので手で持っちゃいけないんだけど、下に置く用のネットを車の中に忘れまして...
長時間悩むわけにもいかず、とりあえず写真の時だけ手に持った。
そしてこの時、初めてイカに噛まれた。イイダコに噛まれたことはあったが、イカに噛まれたのは初めて。
これ...デカいイカだと危険だね。
この1杯を釣ったあたりから、なんとアオリイカの大群が現れたっ!!
ただ、サイズは大きくても200g台かな。
”めっちゃいるやんっ!!”ってことで早速2杯目の捕獲体制。
はいっ、2杯目

今度はイカ袋を下に置いて、その上で撮影。
その後、1杯バラシ。
ところが、この光景は1時間で止まった。アオリイカの姿がパッタリとなくなってしまったのである。
どこを見ても、エギをシャクってもイカが見当たらない。スレたとしても反応くらいはするだろう。
2時間くらいシャクるも全く釣れる気がしないので、納竿。
ここの堤防は高く、外海側はテトラがびっしり入っているのだが、ファミリーのお父さんが穴釣りをやっていた。

次々と根魚を釣っていたが、どうやらクエの幼魚を釣ったらしい...25-30cmくらい?? いいなぁ...
僕も穴釣りをやってもよかったが、攻められまくった穴では釣れないだろうと今日のところはやめにして、ホテルに戻って休憩をとることにした。
実は赤堤防付近で1人の青年がエギングをやっていたようだ。
僕に近寄ってきて「イカ、釣れましたか?」と話しかけてくれた。
彼は”1杯バラシ”だと。しかし、数日前は3杯釣ったらしい。
折角なのでいろいろ聞いてみた。堤防にスミ跡は少ないが、イカは釣れるポイントらしい。
ただ、春イカを含め、宿毛方面とは絶対的な数が違うとのこと。
とても感じのいいイケメン青年で、アカメ釣りも応援してくれた...(釣れんかったけど
)。
時間さえあればなぁ...大月町だろうが行ってやるのだが...。
満潮潮止まりは午後5時4分。
午後4時頃にホテルに戻り、1時間半ほど休憩...そして「アカメ」を目指して出撃
昨日と同じポイント。いろんなポイントを知っているので回ってもいいのだが、今回は全く時間がないので移動に時間は使わず、同じところで粘ることにした。
潮が引くのと同時に、ボラの跳ね? もしくはシーバスのボイル? が頻繁に起こっていた。
しかし、橋のそばまで来ると、そんな状況でも昨日と同様、魚がフワフワと浮いている。
この魚...どうやらシーバスだ。ルアーを通してもよけるだけで全く喰い気がない。
橋の上から見ると、少なくとも7匹いた。
魚影が濃い場所だと聞いていた通り、魚はいるが、潮が動いている状況ですら全くやる気がない...
あるプロアングラーによる”潮が動いているときと止まっているときのシーバスの分布状態”の解説を聴いたことがある。
潮が動いているときは、すべての魚が流れに逆らう方向で泳いでいる。しかし、止まっているときは向きはバラバラ、動きもバラバラ。
今の状況はまさにそんな感じ。気まぐれでユラ~~と動いたかと思えば、ダラダラとしている。
だめやっ!! 絶対釣れんっ!!!
釣れないことは確信したものの、今日しかチャンスがないので、午後10時42分の潮止まり近くまで粘ったものの、結果は変わらず...。
ホテルに帰着。
夜中に別場所でするかも考えたが、さすがに疲れた。寝てしまうだろうな...と思いながらゴロゴロしていると、そのまま夢の中へ...
9月4日~最終日~
午前6時半頃にホテルをチェックアウト。
もうこの日は「アカメ」や「シーバス」がターゲットではない。
”釣れるものを釣って楽しく帰ろう”
そして、手結港へ。
昨日は堤防遠くに車を止めて歩いたが、昨日、堤防根元まで車で行けることを知った。
子猫が戯れている。最初は3匹かと思ったが、4匹いるようだ。


顔は...決してかわいくない
...。でも子猫としての仕草はかわいい
漁港にいる猫と言えば、人には懐かないが、魚欲しさに寄って来るもの。
ただし、こいつらはそんな仕草はなく、ただ遊んでいるだけ。人が近づけば構えるし、逃げる。
午前8時40分 エギング開始。
アオリイカは...いるいる、めっちゃいる
帰って来た。
最初は、”今日は良型狙いだっ!!
”と始めたものの、もし何も釣れなかったら、後悔甚だしい。1杯だけはマメイカを狙うことにした。
今日は”学生の集団登校”みたいな群れがいくつか見える。
先頭を行くのは300gほどの良型
エギを落とすと反応はするのだが、どうも勢いがイマイチで、やる気があるのはマメサイズ。
”楽勝に釣れる”かと思いきや、これがまた昨日よりも渋いっ!!
”超根気勝負”でやっと釣り上げた1杯。

その後、2杯エギを抱かせたが、フッキングに至らず、逃げられてしまった。
そして、かなりスレてしまい、ほとんど反応しなくなった。また、イカの群れ自体もどこかへ行ってしまった。
面白かったのは、イカの群れがロープの下で一直線に並んだこと。
イカはロープ下に居つくと聞いているが、丸見えでも何かの下ってのは落ち着くのかな??
一応、2日間に渡ってアオリイカを狙ってみて、いきなりイカがいなくなる理由が何となくわかった。
イカはたくさんいるものの、いくつかの群れになって漁港内をグルグル回遊している。
あまり点在しているイカがいないのでは? なので、一度群れが自分から離れてしまうと、次に回遊してくるまで待たなくてはならない...のではないかな?
また、今日は穴釣りをやってみたが、1投目にバイトがあったが乗らず、その後は一切反応がなかった。
クエ...釣りたかったなぁ。
午前11時に納竿。
ちなみにこの手結港にはちょっとした名物がある。有名ではあるが、可動橋があるのだ。
知らずに行くと、急にこんな場面に遭遇する。

地面に突き刺さった道路。この道路は通行する時間帯が限られており、赤灯台の堤防にはここを通らなければ行けないため、時間を待つか、回り道をしないといけない(たぶん、回り道はできるはず)。

これが通れる状態。

赤灯台の堤防から見た、可動橋の反対側。

ブログに載せたいがためだけに、時間を待っていろいろな写真を撮るというこの手の込みよう...
さて、午前11時に納竿して、このまま帰れば比較的早く家に着けるのだが...なんか釣果寂しくないかい
まあ、時間があれば、”キビレ”なんかも狙うのだが、もはやそんな時間もなく...。
仕方がない...今回は予定していなかったが、短時間でほぼ確実に釣れる”あいつ”を釣って帰ろう。
昼食後、午後1時半前くらいに用水路へ到着。
潮の満ち引きは一切関係がない。
魚は...いるいる...けれど、なんか小さいなぁ...
夏真っ盛りになんでこんなに小さいんだ??
水深は10-15cm、あっても20cm。底に粗大なゴミ多しっ
沈めた瞬間に引っ掛かるので、できればトッププラグがいいが、ミニサイズがない。
実は昨日、釣具店で買おうとしたのだが、勿体ないのでやめた。
とりあえず、昨日エソを釣った、極小ジグ、「マリア」のリトルビット(何gが不明)を投げると、着水と同時に360°から一気に集まる魚。
一切スレることを知らず、コマセに集まる小アジのごとくの集魚状態。
ジグは1秒でも待つと、すぐに底に引っ掛かるため、着水と同時にロッドを立てて巻く。
通行人のお兄さんが不思議そうに見ている。そう...こんな浅いドブ川で何を釣っているのかと...。
そして、簡単に1匹目ヒット。針から外れて下に落ち、砂まみれになったので、口を掴んで洗っているうちに手から離れて逃げられた。
そして、2匹目。

そう、これはティラピア。高知へ来て初めて釣った魚でもある。
全国でも釣れるところが限られる熱帯魚。故郷はアフリカ。
1匹目に釣ったのがここの最大サイズと思ったが、おそらくこいつが最大サイズかな?
マメサイズは釣らないようにと意識していたが、デカいのが来るまで待ってしまうと釣れてしまう。

1匹目を逃した後、すぐに小魚用のフィッシュグリップを用意した。
無事に3匹目を釣った時点で満足して釣り終了。
午後1時45分、帰途についた。
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何度か短時間休憩をとりながら、金沢の自宅に到着したのが午後9時半頃。
総走行距離は1311kmでした
ちなみに、今回使用したエギ3.0号...家から持参したのは1つだと言ったが、写真では2つある。
1つは「フィッシングハヤシ」さんで購入した。さすがに「林釣漁具製作所」の「餌木猿」シリーズのラインナップは充実している。
9月3日に使用したエギが、持参したエギ。
「ガンクラフト」の「餌木邪」 カラーは「ピンクヘッドファイヤー」。
和歌山のデカイカ捕獲集団「シャクレイジー」の一員である、「カクちゃん」こと「岡崎覚登志」さんのプロデュースカラー。
「エギ
パラ」#120でも、この「ピンクヘッドファイヤー」の4.0号でキロアップを釣っている。


実は数ある「エギ
パラ」の放送の中でもこの回が最も面白い。キーワードは「南端」と「偏光をかけなさい!!」。かなり笑えます
ちなみに「茜香おねぃさん」が使っているのは「夕暮れ鴉」というカラー。
9月4日に使用したエギが購入したエギ。
「林釣漁具製作所」の「餌木猿 ネイチャー斉藤スペシャル」 カラーは「ネイチャーピンクカラクサ」。
「エギ
パラ」#109で、激渋の富山釣行で「茜香おねぃさん」は唯一このカラーでしか釣れず、「このエギは一生忘れない」と言わせたほど。放送で使用したエギも同じく3.0号。
左はこのエギをプロデュースした「ネイチャー斉藤」さん。今年の「北陸フィッシングショー」で見かけましたね。

まあ、今回は当初の予定から急遽ずらすことになり、不運にもまともに釣りできるのがたった1日という中での釣行だった。
感じたことは、高知のシーバスは優しくないなぁ
ってことかな。
僕の行ったポイントは、初日夜にもアングラーがいたし、激スレポイントなんだろうけど、潮が動いていて、いるのに全く喰わない状況は今のところお手上げ。
「アカメ」に関しては20kg、30kgの大物を目指しているわけではないので、今回のように小場所でやってみたが、次回は大場所でやってみるかな?
ちなみに、もし石川に遠征に来るという人がいたら、ちょっとシーバスにも挑戦してもらいたい。
金沢のシーバスも優しくないですよぉ
運よく、”1投目から釣れましたぁ”なんて人もいるだろうけど、自分でポイントを開拓し、短期間で1匹を出すのは基本的にはなかなか難しいと思う。超有名なプロアングラーでも、みんな苦労しているしね
<使用タックル>
※エソ、ティラピア
ロッド :OROCHI X4 SECRET SERVICE F3-72X4-S-SS
リール :RARENIUM CI4 1000S
ライン :PE0.3号
リーダー:フロロ8lb
※アオリイカ
ロッド:Super Violence Jerk GC-SVJ72-00 MS SHACRAZY SpecialColor MODEL
リール:SephiaCI4 C3000HGSDH
ライン:PE0.8号
リーダー:フロロ10lb
本来、7月15日~17日のはずだった、4度目の高知遠征。
高速道路で体当たりをされて早2ヶ月近くとなるが、実はまだ何も解決していない...

車はとっくに直ってきているので遠征自体に問題はない。
今年の高知遠征は諦めようかとも思ったが、何とか実行するに至った。
しかし...できれば1日夜か2日早朝に出発して、2日、3日の夜を「アカメ狙い」に費やしたかったものの、急遽、2日の午前中に仕事が入り、出発は2日の昼過ぎとなってしまった...

つまり、これで1日中釣りができるのは、たったの1日になってしまったのである...

普通の人ならやめるかもしれないが、そこを行くのが僕!!

他の人に仕事を頼むこともできたが、元々休みの人に仕事をお願いするのは申し訳なく、自分が我慢をすることにした。
片道620km、7時間はかかる高知県。昼過ぎに出発してしまっては、到着は間違いなく夜。
毎度毎度最初に言っておきますが...今回もアカメは釣れませんでした

それでも読んでくださる方だけ、前にお進みください。
9月2日
仕事を終え、午後12時半過ぎに出発。
順調に行けば午後8時くらいに到着か...。
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順調に行った...午後8時に到着。
ホテルに到着ではない。釣りポイントに直行した

到着早々に竿を出すのは節操がない気がするが、今回ばかりは時間がなく、そんなことを言っていられない。
干潮潮止まりが午後10時6分...到着直後から始めても2時間しかないのだ。
明るい常夜灯に照らされた橋のそばにルアーを通してみるも反応なし。
ほんの2-3m先の水面近くに魚がフワフワしている。ボラ? シーバス?
結局、1時間半ほどするも反応がないので納竿してホテルへ。
9月3日
翌日は朝5時半頃から行動開始。
午前6時。まずは昨日のポイントに下げのタイミングで入るも反応なし。
橋の上から見ると護岸の石積みに沿って70cmほどのシーバスがついている。
いるのは間違いないが、魚にやる気がない...

1時間ほど粘るも反応がないので、次のポイントへ

日中は別の釣りがやりたくて、ある漁港へ。
ここは以前2度目に来たとき、メッキのバイトを得られたものの、かけることが出来なかった場所。
そう...当時はメッキの釣り方(ルアーアクション)を知らなかった。いれば今なら釣れるはず。
9月頭ではまだ早いか...。いや、湘南でも8月から釣れるというし、和歌山でも...。
黒潮のルートから考えると、高知には十分いるはず...なのだが、結局は釣れなかった...

予報では波は2.5-3mとなっており、外海は大荒れかと思いきや、超穏やかだった

外の堤防に出て、マイクロジグをシャクっていると...ん? なんかゴミが引っ掛かった??
少し感じるプルプル感。子フグ??
喰ってきたのは、なんと極小のエソ。スレではなく、フックをすべてガッツリ咥えている。
ショアジギングにおける外道の定番と言われているが、何もこんなマイクロジグにマイクロサイズが喰ってこなくても...

とにかく...これでボウズはなくなった。
港内に戻り、壁際にベラがいるので、釣れないかとワームの切れ端をチョンチョンしていると、いきなり30-40cmのシーバス? がどこからともなく現れ、ワームに少し反応したが、見切って行ってしまった。
その後、ノーシンカーで「チヌ職人」をチョンチョンしていると、いきなり3匹の40cm級の黒鯛が現れ


さて、これだけ反応がないということはメッキはいないものと考え、午前10時20分の干潮潮止まりも踏まえてポイントを移動

次のポイントは今回が初で、目的の1つとしていたところ。
手結港(ていこう)

事前情報では良型のアオリイカが釣れるとかで、もしかしたら9月でも良型が期待できるのでは?? と考えての釣行。堤防は2本あるが、先端に赤灯台がある堤防を目指す。
午前11時過ぎに到着し、堤防に上がってみるも...スミ跡がないっっっ!!!

...いや、あるにはあったが1つだけ...。上の写真のスミ跡が先行者のスミ。
まあ、1つあるってことはいないわけではないんだな...と思い、エギをキャスト。
高知まで来たんだから、”良型を狙うぞっ!!


そして何故か弱気にも保険の3.0号からキャスト

しかし、しばらく気を抜いた感じでシャクり、ふと足元を見ると、2杯ほどの子イカがついてきていた

”おおっ、いるじゃんっ!!

最近、”自称 サイトエギングマスター(子イカ限定)”を名乗った手前、釣らないわけにはいかない。
いつもの1.8号やら2.0号の姑息なエギはない。果たして3.0号で釣れるか??
3.0号なのが問題かはわからないが、子イカはかなり臆病で、正に根気勝負っ!!

そして、対決に制したのは僕でしたぁ...

サイズとしては最近では最大のコロッケサイズ。
そして、この子は釣り上げた直後にスミを爆射っ!!!


ところで、リリースするので手で持っちゃいけないんだけど、下に置く用のネットを車の中に忘れまして...

そしてこの時、初めてイカに噛まれた。イイダコに噛まれたことはあったが、イカに噛まれたのは初めて。
これ...デカいイカだと危険だね。
この1杯を釣ったあたりから、なんとアオリイカの大群が現れたっ!!
ただ、サイズは大きくても200g台かな。
”めっちゃいるやんっ!!”ってことで早速2杯目の捕獲体制。
はいっ、2杯目

今度はイカ袋を下に置いて、その上で撮影。
その後、1杯バラシ。
ところが、この光景は1時間で止まった。アオリイカの姿がパッタリとなくなってしまったのである。
どこを見ても、エギをシャクってもイカが見当たらない。スレたとしても反応くらいはするだろう。
2時間くらいシャクるも全く釣れる気がしないので、納竿。
ここの堤防は高く、外海側はテトラがびっしり入っているのだが、ファミリーのお父さんが穴釣りをやっていた。
次々と根魚を釣っていたが、どうやらクエの幼魚を釣ったらしい...25-30cmくらい?? いいなぁ...

僕も穴釣りをやってもよかったが、攻められまくった穴では釣れないだろうと今日のところはやめにして、ホテルに戻って休憩をとることにした。
実は赤堤防付近で1人の青年がエギングをやっていたようだ。
僕に近寄ってきて「イカ、釣れましたか?」と話しかけてくれた。
彼は”1杯バラシ”だと。しかし、数日前は3杯釣ったらしい。
折角なのでいろいろ聞いてみた。堤防にスミ跡は少ないが、イカは釣れるポイントらしい。
ただ、春イカを含め、宿毛方面とは絶対的な数が違うとのこと。
とても感じのいいイケメン青年で、アカメ釣りも応援してくれた...(釣れんかったけど

時間さえあればなぁ...大月町だろうが行ってやるのだが...。
満潮潮止まりは午後5時4分。
午後4時頃にホテルに戻り、1時間半ほど休憩...そして「アカメ」を目指して出撃

昨日と同じポイント。いろんなポイントを知っているので回ってもいいのだが、今回は全く時間がないので移動に時間は使わず、同じところで粘ることにした。
潮が引くのと同時に、ボラの跳ね? もしくはシーバスのボイル? が頻繁に起こっていた。
しかし、橋のそばまで来ると、そんな状況でも昨日と同様、魚がフワフワと浮いている。
この魚...どうやらシーバスだ。ルアーを通してもよけるだけで全く喰い気がない。
橋の上から見ると、少なくとも7匹いた。
魚影が濃い場所だと聞いていた通り、魚はいるが、潮が動いている状況ですら全くやる気がない...

あるプロアングラーによる”潮が動いているときと止まっているときのシーバスの分布状態”の解説を聴いたことがある。
潮が動いているときは、すべての魚が流れに逆らう方向で泳いでいる。しかし、止まっているときは向きはバラバラ、動きもバラバラ。
今の状況はまさにそんな感じ。気まぐれでユラ~~と動いたかと思えば、ダラダラとしている。
だめやっ!! 絶対釣れんっ!!!

釣れないことは確信したものの、今日しかチャンスがないので、午後10時42分の潮止まり近くまで粘ったものの、結果は変わらず...。
ホテルに帰着。
夜中に別場所でするかも考えたが、さすがに疲れた。寝てしまうだろうな...と思いながらゴロゴロしていると、そのまま夢の中へ...

9月4日~最終日~
午前6時半頃にホテルをチェックアウト。
もうこの日は「アカメ」や「シーバス」がターゲットではない。
”釣れるものを釣って楽しく帰ろう”
そして、手結港へ。
昨日は堤防遠くに車を止めて歩いたが、昨日、堤防根元まで車で行けることを知った。
子猫が戯れている。最初は3匹かと思ったが、4匹いるようだ。
顔は...決してかわいくない


漁港にいる猫と言えば、人には懐かないが、魚欲しさに寄って来るもの。
ただし、こいつらはそんな仕草はなく、ただ遊んでいるだけ。人が近づけば構えるし、逃げる。
午前8時40分 エギング開始。
アオリイカは...いるいる、めっちゃいる

最初は、”今日は良型狙いだっ!!

今日は”学生の集団登校”みたいな群れがいくつか見える。
先頭を行くのは300gほどの良型

エギを落とすと反応はするのだが、どうも勢いがイマイチで、やる気があるのはマメサイズ。
”楽勝に釣れる”かと思いきや、これがまた昨日よりも渋いっ!!

”超根気勝負”でやっと釣り上げた1杯。
その後、2杯エギを抱かせたが、フッキングに至らず、逃げられてしまった。
そして、かなりスレてしまい、ほとんど反応しなくなった。また、イカの群れ自体もどこかへ行ってしまった。
面白かったのは、イカの群れがロープの下で一直線に並んだこと。
イカはロープ下に居つくと聞いているが、丸見えでも何かの下ってのは落ち着くのかな??
一応、2日間に渡ってアオリイカを狙ってみて、いきなりイカがいなくなる理由が何となくわかった。
イカはたくさんいるものの、いくつかの群れになって漁港内をグルグル回遊している。
あまり点在しているイカがいないのでは? なので、一度群れが自分から離れてしまうと、次に回遊してくるまで待たなくてはならない...のではないかな?
また、今日は穴釣りをやってみたが、1投目にバイトがあったが乗らず、その後は一切反応がなかった。
クエ...釣りたかったなぁ。
午前11時に納竿。
ちなみにこの手結港にはちょっとした名物がある。有名ではあるが、可動橋があるのだ。
知らずに行くと、急にこんな場面に遭遇する。
地面に突き刺さった道路。この道路は通行する時間帯が限られており、赤灯台の堤防にはここを通らなければ行けないため、時間を待つか、回り道をしないといけない(たぶん、回り道はできるはず)。
これが通れる状態。
赤灯台の堤防から見た、可動橋の反対側。
ブログに載せたいがためだけに、時間を待っていろいろな写真を撮るというこの手の込みよう...

さて、午前11時に納竿して、このまま帰れば比較的早く家に着けるのだが...なんか釣果寂しくないかい

仕方がない...今回は予定していなかったが、短時間でほぼ確実に釣れる”あいつ”を釣って帰ろう。
昼食後、午後1時半前くらいに用水路へ到着。
潮の満ち引きは一切関係がない。
魚は...いるいる...けれど、なんか小さいなぁ...

水深は10-15cm、あっても20cm。底に粗大なゴミ多しっ

沈めた瞬間に引っ掛かるので、できればトッププラグがいいが、ミニサイズがない。
実は昨日、釣具店で買おうとしたのだが、勿体ないのでやめた。
とりあえず、昨日エソを釣った、極小ジグ、「マリア」のリトルビット(何gが不明)を投げると、着水と同時に360°から一気に集まる魚。
一切スレることを知らず、コマセに集まる小アジのごとくの集魚状態。
ジグは1秒でも待つと、すぐに底に引っ掛かるため、着水と同時にロッドを立てて巻く。
通行人のお兄さんが不思議そうに見ている。そう...こんな浅いドブ川で何を釣っているのかと...。
そして、簡単に1匹目ヒット。針から外れて下に落ち、砂まみれになったので、口を掴んで洗っているうちに手から離れて逃げられた。
そして、2匹目。
そう、これはティラピア。高知へ来て初めて釣った魚でもある。
全国でも釣れるところが限られる熱帯魚。故郷はアフリカ。
1匹目に釣ったのがここの最大サイズと思ったが、おそらくこいつが最大サイズかな?
マメサイズは釣らないようにと意識していたが、デカいのが来るまで待ってしまうと釣れてしまう。
1匹目を逃した後、すぐに小魚用のフィッシュグリップを用意した。
無事に3匹目を釣った時点で満足して釣り終了。
午後1時45分、帰途についた。
・
・
・
何度か短時間休憩をとりながら、金沢の自宅に到着したのが午後9時半頃。
総走行距離は1311kmでした

ちなみに、今回使用したエギ3.0号...家から持参したのは1つだと言ったが、写真では2つある。
1つは「フィッシングハヤシ」さんで購入した。さすがに「林釣漁具製作所」の「餌木猿」シリーズのラインナップは充実している。
9月3日に使用したエギが、持参したエギ。
「ガンクラフト」の「餌木邪」 カラーは「ピンクヘッドファイヤー」。
和歌山のデカイカ捕獲集団「シャクレイジー」の一員である、「カクちゃん」こと「岡崎覚登志」さんのプロデュースカラー。
「エギ

実は数ある「エギ


9月4日に使用したエギが購入したエギ。
「林釣漁具製作所」の「餌木猿 ネイチャー斉藤スペシャル」 カラーは「ネイチャーピンクカラクサ」。
「エギ

左はこのエギをプロデュースした「ネイチャー斉藤」さん。今年の「北陸フィッシングショー」で見かけましたね。
まあ、今回は当初の予定から急遽ずらすことになり、不運にもまともに釣りできるのがたった1日という中での釣行だった。
感じたことは、高知のシーバスは優しくないなぁ

僕の行ったポイントは、初日夜にもアングラーがいたし、激スレポイントなんだろうけど、潮が動いていて、いるのに全く喰わない状況は今のところお手上げ。
「アカメ」に関しては20kg、30kgの大物を目指しているわけではないので、今回のように小場所でやってみたが、次回は大場所でやってみるかな?
ちなみに、もし石川に遠征に来るという人がいたら、ちょっとシーバスにも挑戦してもらいたい。
金沢のシーバスも優しくないですよぉ

運よく、”1投目から釣れましたぁ”なんて人もいるだろうけど、自分でポイントを開拓し、短期間で1匹を出すのは基本的にはなかなか難しいと思う。超有名なプロアングラーでも、みんな苦労しているしね

<使用タックル>
※エソ、ティラピア
ロッド :OROCHI X4 SECRET SERVICE F3-72X4-S-SS
リール :RARENIUM CI4 1000S
ライン :PE0.3号
リーダー:フロロ8lb
※アオリイカ
ロッド:Super Violence Jerk GC-SVJ72-00 MS SHACRAZY SpecialColor MODEL
リール:SephiaCI4 C3000HGSDH
ライン:PE0.8号
リーダー:フロロ10lb
2016年07月09日
高知遠征~3度目~
7/4(月)は仕事の代休日が入り、7/2~7/4は3連休となった。
たかだか3日では遠征には少ないが、なかなか自由に休みがとれない今日、このチャンスをものにしない手はない。
7/1(金)の夜に出発し、高知県を目指すこととした。
最終目標は「アカメ」なのだが、そう簡単に釣れるものではないので、最低限の目標は高知シーバスに出会うこと。
1度目の高知はポイント探しに多くの時間を費やした遠征だった。
「桂浜水族館」にもお邪魔し、観光とともに「生きたアカメ」にも出会った。
2度目の高知は「アカメ」を目標にしながらも、「メッキ」を釣りたくなり、漁港で2度バイトが得られるも釣ることができず。
「アカメ」を狙ったのは3時間弱という、なんとももったいない遠征だった。
今回は3度目。結構本気モード。ルアーのフックやリングも交換したり...。
7/1(金)、仕事から帰って少し寝てから深夜に出発しようと思っていたが、事前に寝てもどうせ走行中に眠くなるので、それなら寝ずに出発して道中寝ていくことにした。
出発は午後9時20分。
道中、思いのほか眠気が頻繁に襲いかかってきたことで、結局4回ほど寝た...
片道約600km。ストレートで行けば7時間くらいだが、寝に寝て、到着したのは午前10時20分。
ちょうど13時間かかってしまった。
朝6時頃には到着したかったが、そううまくはいかない。まあ、でも安全運転が一番なので...。
さて、前回も言ったが、僕は宿泊場所としてビジネスホテルを予約する。
真夏は車の中にタックルを置いておけないことも理由の1つだが、やはりきちんと休息をとって身だしなみを整えた上で遊びたい。
ホテルのチェックインは午後3時からなので、到着してしばらくは釣り巡り。
午前10時20分に到着した最初の目的地はホテルではなく、「ティラピア」ポイント。
さすがに高知まで来てボウズでは帰れない。
「アカメ」も「シーバス」も釣れなくても、まずは固く「ティラピア」を釣ってしまおうというわけだ。
しかし、前回のように食パンで釣るのはイマイチなので、今回はきちんとルアーで狙うことにした。
ポイントにつくと、前に来た時より若干だが水量がある。
水量があるということは、それだけ大きいサイズもいるかと思い、水路沿いに歩いてみたが、大きくても25cmくらいか...。
まあ、やってみようということで、ワーム「活アジ」を投入すると、開始10秒でヒット!
約20cmの「ティラピア」。ありがたくもボウズは回避できたのでした

ワームで...

スプーンで...

スピナーベイトで...

たくさん釣れてすぐに終わってもよかったが、ひと際、背びれ、尾びれが赤い魚も何匹かいて、そいつらを釣りたかったのだが、うまく釣れなかった。
軽くチェイス、バイトはあるのだが、フッキングまでは至らない...
結局2時間も費やしてしまい、時刻はすでに午後12時半。
河川の見回りはホテルに一旦入ってからにしようと思っていたため、今度は前に「メッキ」のバイトが得られた漁港に行ってみた。
ちょっと遠いのだが、着いてみてガッカリ...
生命反応がほとんどない...
途方に暮れて、ボケっとしていると、海中に少し垂れていたワームに軽くついばみが...!
子フグが群れていたので、とりあえず1匹釣って漁港を後にすることにした。

午後3時半にホテルに到着。
3度目の宿泊となる、おすすめの「サザンシティホテル」。



駐車場は広い、部屋も広い(ソファあり)、ベッドも大きい、宿泊料金が1泊5000~6000円。
少し車を出せば、周りに店もたくさんある。
漁港からの道中、釣り人の間では「高知へ来たら当たり前のように食べる??」、「くいしんぼ如月」の「ナンバンチョイス(からあげ)」を購入、ホテルで食べた。

さて、アカメ(シーバス)ポイントの下見を明るいうちに...と思い、午後5時半にはホテルを出るつもりだったが、やはり疲れがたまっており、ダラダラすること約3時間。
ようやく動き出したのは午後6時半頃。
とりあえず、下見するポイントを2つに絞った。
今年の2月、愛車「ハチロク」と別れを告げ、古いカーナビとも別れたので、当時登録したポイントもすべてなくなった。
しかし、ポイント自体はすべて覚えていたので再度登録することはできたが、今回はすべて新規ポイント(常夜灯のある橋の下)で釣りをした。
さて、話が逸れたが、1ヶ所目のポイント。
釣りしやすそうな場所だったが、すでに先行者が1名、下見だけで終わった。
2ヶ所目のポイント。

今回の釣行は結果的にほとんどがここでの釣りとなった。
ここは水質はマッディ(どこでもそうだが)だが、ベイト多数、夜になるとボイルも見られた。
下見自体はあと何カ所か行っているが、いろいろ回るより釣れなくても1ヶ所で粘った方が確率が高いと踏んだ。
北陸と違い、潮位差があるので、移動に余計な時間を使うとそのポイントの時合を逃しかねない。
結局1日目はノーバイト。
2日目は朝からすでに潮位が低いので、新規ポイントの見回りと、漁港でライトフィッシングをしつつ、夕方から夜にかけての時間に本命を狙うこととした。

潮位差は最大約180cmで、干潮時は河川はおろか、当然漁港も水が激減し、釣りにならない(もしくは釣れる気が全くしない)。
ただし、干潮時の下見は川底の地形や、高知の川は杭が非常に多いので、その位置把握には必要なこと。
太平洋側では当たり前のことだが、干潮時にこんな感じだった川が...

満潮時には、こんな感じになる。

このポイントでは満潮時にしばらくルアーをキャストするも、反応なし。
ベイトも全く見えなかった。
時間は遡り、干潮時ながら、以前行った隠れ家的な漁港は当時生命反応が多かったので期待して行ってみるも、見えるのはボラやフグのみで、ワームを通すも全く釣れなかった。
また、新たに見つけた漁港に常夜灯がたくさんあったので、夜に来たらシーバスがいるのでは?と期待して行ったが、なんと常夜灯は1つも点いていなかった...
1日目に行った本命ポイントに、夕方4時半頃から1時間ほど、夜8時から3時間ほど入った。
夕方は満潮時だが、夜は下げのタイミング。
満潮時は護岸上まで水が来るが、でかいボラが回遊し、人に気付いて急に逃げたり跳ねたりするので、上げのタイミングで夜やると、かなりびっくりさせられるのでやりたくない。
1日目は時折ボイルもあったが(かなりでかいボイルもたまにあり、アカメじゃないかと期待させられたり)、2日目はたま~~にボイルらしきものがあったが、ほぼ沈黙。ただし、ベイトの気配は濃厚。
全く反応がないものの、午後9時半頃(最干の2時間前)、ググッと当たりがっ!!!
即、鬼合わせっ!!!
あれっ? あんまり引かない?? ボラ???
と思ったら、いきなり引き出した!!
おおっ、結構引く...良型シーバス? もしかしたら...ア・カ・メ...?
と期待しつつ、岸まで寄せると、なんとボディにスレ...
バイブレーションプラグ状態で引き寄せられてきたのは、47cmのシーバス。
それでもうれしい初の高知シーバス
一気に引っこ抜く。


高知でシーバスが釣れたら、「タイリクスズキ」を期待するのだが、ボディに目立った斑点はなく、顔の形状からもマルスズキのようだ。
一応、背びれを見ると、斑点はあったので、マルとタイリクのハイブリッドか??
ただ、金沢で釣るシーバスにも斑点があったようにも思うので、よくわからない...

とにかく、スレとはいえ、魚に会えたことにはホッとした。
ルアーは、「エアオグル85SLM」の「マイワシ」カラー。
フックはノーマルの#4では心もとないので、「TREBLE SpMH #3」に変えておいた。
刺さり重視にしておいたことが功を奏したかもしれない。
その後、最干近くまで粘るも全く反応なく、納竿。
翌日朝も、下げのタイミングで、初のポイント(広大な河川の合流域)を攻めるも反応なし。
デカい鯉はたくさんいたが、ボラすらも確認できなかった。
今回の釣行はここまで。
今回は、いろいろルアーも用意し、先にも書いたようにリングやフックも交換して挑んだが、新しく買ったルアーは1種類だけ。
「TICT」から「K-TENブルーオーシャン TICT custum BKF115」というアカメ専用のルアーを見つけたので購入した。
ルアーに「アカメ」のロゴが入っており、缶バッジもついている。
フックは使用者が自由に選べるように付属しておらず、太い番手でもしっかり泳ぐというので、「TREBLE SpMH #1」をつけた。

サイズ的にもシーバス・アカメ両用で投げやすいし、フックも太くできるので、かなり使いやすいルアーだった。
あとは魚さえ連れてきてくれれば...ルアーが良くても腕がなければ...
昼食をとって正午に高知を出立した。
何度来てもいいところです、高知。
2年前も2回来てしまったが、1度来ると、どうしても同じ年にもう1度来たくなる。
車も新しく変わって故障する心配がなくなり、行きたいところ、釣りたいものは山ほどあるが...秋にまた高知に行くかもしれない。
サイズにこだわる人は1度釣っても何度も行くかもしれないが、基本的に僕はサイズには興味がない。
その魚に出会えたら満足してしまうタイプ。
「アカメ」はさずがに縞模様のある幼魚しか釣れなかったら、もう少しサイズを求めるが、DVD「アカメへの挑戦」で「村上晴彦」さんが釣った40cmくらい?でも釣れれば十分。欲を言えば60cmだが、それ以上のはかからなくてもいい。
(と言いながら、ティラピアはなぜか40cmオーバーを求めている自分もいる...
)
だから、すぐに釣れない方が何度も高知に行く機会ができていいかもしれない。
片道600kmにかかる時間をもっと短縮できればいいのだが...。
飛行機で行ってレンタカーを借りてもいいのだが、現地までは荷物を持って行かなくてはいけないので、やはり最初から車の方がいい。
「どこでもドア」があったらなぁ...と思うこともあるが、そんなのあったら旅の楽しさはなくなるでしょうね。
帰りに淡路SAから見た明石海峡大橋。

次に行くのは、茨城か、静岡か、京都か、もう1回高知か、はたまた沖縄か? アマゾンの可能性も??...
総走行距離は1402.4kmでした
<使用タックル>
※ティラピア、フグ
ロッド :OROCHI X4 SECRET SERVICE F3-72X4-S-SS
リール :RARENIUM CI4 1000S
ライン :PE0.3号
リーダー:フロロ8lb
ロッド :Dear Monster MV-55 VALI TUDO
リール :ALDEBARAN BFS XG(LEFT)
ライン :フロロ8lb
※シーバス
ロッド :Dear Monster MX-7(スピニングモード)
リール :BIOMASTER SW V2 4000XG
ライン :PE2号
リーダー:ナイロン40lb
たかだか3日では遠征には少ないが、なかなか自由に休みがとれない今日、このチャンスをものにしない手はない。
7/1(金)の夜に出発し、高知県を目指すこととした。
最終目標は「アカメ」なのだが、そう簡単に釣れるものではないので、最低限の目標は高知シーバスに出会うこと。
1度目の高知はポイント探しに多くの時間を費やした遠征だった。
「桂浜水族館」にもお邪魔し、観光とともに「生きたアカメ」にも出会った。
2度目の高知は「アカメ」を目標にしながらも、「メッキ」を釣りたくなり、漁港で2度バイトが得られるも釣ることができず。
「アカメ」を狙ったのは3時間弱という、なんとももったいない遠征だった。
今回は3度目。結構本気モード。ルアーのフックやリングも交換したり...。
7/1(金)、仕事から帰って少し寝てから深夜に出発しようと思っていたが、事前に寝てもどうせ走行中に眠くなるので、それなら寝ずに出発して道中寝ていくことにした。
出発は午後9時20分。
道中、思いのほか眠気が頻繁に襲いかかってきたことで、結局4回ほど寝た...

片道約600km。ストレートで行けば7時間くらいだが、寝に寝て、到着したのは午前10時20分。
ちょうど13時間かかってしまった。
朝6時頃には到着したかったが、そううまくはいかない。まあ、でも安全運転が一番なので...。
さて、前回も言ったが、僕は宿泊場所としてビジネスホテルを予約する。
真夏は車の中にタックルを置いておけないことも理由の1つだが、やはりきちんと休息をとって身だしなみを整えた上で遊びたい。
ホテルのチェックインは午後3時からなので、到着してしばらくは釣り巡り。
午前10時20分に到着した最初の目的地はホテルではなく、「ティラピア」ポイント。
さすがに高知まで来てボウズでは帰れない。
「アカメ」も「シーバス」も釣れなくても、まずは固く「ティラピア」を釣ってしまおうというわけだ。
しかし、前回のように食パンで釣るのはイマイチなので、今回はきちんとルアーで狙うことにした。
ポイントにつくと、前に来た時より若干だが水量がある。
水量があるということは、それだけ大きいサイズもいるかと思い、水路沿いに歩いてみたが、大きくても25cmくらいか...。
まあ、やってみようということで、ワーム「活アジ」を投入すると、開始10秒でヒット!
約20cmの「ティラピア」。ありがたくもボウズは回避できたのでした


ワームで...

スプーンで...

スピナーベイトで...

たくさん釣れてすぐに終わってもよかったが、ひと際、背びれ、尾びれが赤い魚も何匹かいて、そいつらを釣りたかったのだが、うまく釣れなかった。
軽くチェイス、バイトはあるのだが、フッキングまでは至らない...

結局2時間も費やしてしまい、時刻はすでに午後12時半。
河川の見回りはホテルに一旦入ってからにしようと思っていたため、今度は前に「メッキ」のバイトが得られた漁港に行ってみた。
ちょっと遠いのだが、着いてみてガッカリ...

生命反応がほとんどない...

途方に暮れて、ボケっとしていると、海中に少し垂れていたワームに軽くついばみが...!
子フグが群れていたので、とりあえず1匹釣って漁港を後にすることにした。

午後3時半にホテルに到着。
3度目の宿泊となる、おすすめの「サザンシティホテル」。

駐車場は広い、部屋も広い(ソファあり)、ベッドも大きい、宿泊料金が1泊5000~6000円。
少し車を出せば、周りに店もたくさんある。
漁港からの道中、釣り人の間では「高知へ来たら当たり前のように食べる??」、「くいしんぼ如月」の「ナンバンチョイス(からあげ)」を購入、ホテルで食べた。
さて、アカメ(シーバス)ポイントの下見を明るいうちに...と思い、午後5時半にはホテルを出るつもりだったが、やはり疲れがたまっており、ダラダラすること約3時間。
ようやく動き出したのは午後6時半頃。
とりあえず、下見するポイントを2つに絞った。
今年の2月、愛車「ハチロク」と別れを告げ、古いカーナビとも別れたので、当時登録したポイントもすべてなくなった。
しかし、ポイント自体はすべて覚えていたので再度登録することはできたが、今回はすべて新規ポイント(常夜灯のある橋の下)で釣りをした。
さて、話が逸れたが、1ヶ所目のポイント。
釣りしやすそうな場所だったが、すでに先行者が1名、下見だけで終わった。
2ヶ所目のポイント。

今回の釣行は結果的にほとんどがここでの釣りとなった。
ここは水質はマッディ(どこでもそうだが)だが、ベイト多数、夜になるとボイルも見られた。
下見自体はあと何カ所か行っているが、いろいろ回るより釣れなくても1ヶ所で粘った方が確率が高いと踏んだ。
北陸と違い、潮位差があるので、移動に余計な時間を使うとそのポイントの時合を逃しかねない。
結局1日目はノーバイト。
2日目は朝からすでに潮位が低いので、新規ポイントの見回りと、漁港でライトフィッシングをしつつ、夕方から夜にかけての時間に本命を狙うこととした。
潮位差は最大約180cmで、干潮時は河川はおろか、当然漁港も水が激減し、釣りにならない(もしくは釣れる気が全くしない)。
ただし、干潮時の下見は川底の地形や、高知の川は杭が非常に多いので、その位置把握には必要なこと。
太平洋側では当たり前のことだが、干潮時にこんな感じだった川が...

満潮時には、こんな感じになる。

このポイントでは満潮時にしばらくルアーをキャストするも、反応なし。
ベイトも全く見えなかった。
時間は遡り、干潮時ながら、以前行った隠れ家的な漁港は当時生命反応が多かったので期待して行ってみるも、見えるのはボラやフグのみで、ワームを通すも全く釣れなかった。
また、新たに見つけた漁港に常夜灯がたくさんあったので、夜に来たらシーバスがいるのでは?と期待して行ったが、なんと常夜灯は1つも点いていなかった...

1日目に行った本命ポイントに、夕方4時半頃から1時間ほど、夜8時から3時間ほど入った。
夕方は満潮時だが、夜は下げのタイミング。
満潮時は護岸上まで水が来るが、でかいボラが回遊し、人に気付いて急に逃げたり跳ねたりするので、上げのタイミングで夜やると、かなりびっくりさせられるのでやりたくない。
1日目は時折ボイルもあったが(かなりでかいボイルもたまにあり、アカメじゃないかと期待させられたり)、2日目はたま~~にボイルらしきものがあったが、ほぼ沈黙。ただし、ベイトの気配は濃厚。
全く反応がないものの、午後9時半頃(最干の2時間前)、ググッと当たりがっ!!!

即、鬼合わせっ!!!

あれっ? あんまり引かない?? ボラ???
と思ったら、いきなり引き出した!!
おおっ、結構引く...良型シーバス? もしかしたら...ア・カ・メ...?

と期待しつつ、岸まで寄せると、なんとボディにスレ...

バイブレーションプラグ状態で引き寄せられてきたのは、47cmのシーバス。
それでもうれしい初の高知シーバス

一気に引っこ抜く。

高知でシーバスが釣れたら、「タイリクスズキ」を期待するのだが、ボディに目立った斑点はなく、顔の形状からもマルスズキのようだ。
一応、背びれを見ると、斑点はあったので、マルとタイリクのハイブリッドか??
ただ、金沢で釣るシーバスにも斑点があったようにも思うので、よくわからない...


とにかく、スレとはいえ、魚に会えたことにはホッとした。
ルアーは、「エアオグル85SLM」の「マイワシ」カラー。
フックはノーマルの#4では心もとないので、「TREBLE SpMH #3」に変えておいた。
刺さり重視にしておいたことが功を奏したかもしれない。
その後、最干近くまで粘るも全く反応なく、納竿。
翌日朝も、下げのタイミングで、初のポイント(広大な河川の合流域)を攻めるも反応なし。
デカい鯉はたくさんいたが、ボラすらも確認できなかった。
今回の釣行はここまで。
今回は、いろいろルアーも用意し、先にも書いたようにリングやフックも交換して挑んだが、新しく買ったルアーは1種類だけ。
「TICT」から「K-TENブルーオーシャン TICT custum BKF115」というアカメ専用のルアーを見つけたので購入した。
ルアーに「アカメ」のロゴが入っており、缶バッジもついている。
フックは使用者が自由に選べるように付属しておらず、太い番手でもしっかり泳ぐというので、「TREBLE SpMH #1」をつけた。

サイズ的にもシーバス・アカメ両用で投げやすいし、フックも太くできるので、かなり使いやすいルアーだった。
あとは魚さえ連れてきてくれれば...ルアーが良くても腕がなければ...

昼食をとって正午に高知を出立した。
何度来てもいいところです、高知。
2年前も2回来てしまったが、1度来ると、どうしても同じ年にもう1度来たくなる。
車も新しく変わって故障する心配がなくなり、行きたいところ、釣りたいものは山ほどあるが...秋にまた高知に行くかもしれない。
サイズにこだわる人は1度釣っても何度も行くかもしれないが、基本的に僕はサイズには興味がない。
その魚に出会えたら満足してしまうタイプ。
「アカメ」はさずがに縞模様のある幼魚しか釣れなかったら、もう少しサイズを求めるが、DVD「アカメへの挑戦」で「村上晴彦」さんが釣った40cmくらい?でも釣れれば十分。欲を言えば60cmだが、それ以上のはかからなくてもいい。
(と言いながら、ティラピアはなぜか40cmオーバーを求めている自分もいる...

だから、すぐに釣れない方が何度も高知に行く機会ができていいかもしれない。
片道600kmにかかる時間をもっと短縮できればいいのだが...。
飛行機で行ってレンタカーを借りてもいいのだが、現地までは荷物を持って行かなくてはいけないので、やはり最初から車の方がいい。
「どこでもドア」があったらなぁ...と思うこともあるが、そんなのあったら旅の楽しさはなくなるでしょうね。
帰りに淡路SAから見た明石海峡大橋。

次に行くのは、茨城か、静岡か、京都か、もう1回高知か、はたまた沖縄か? アマゾンの可能性も??...

総走行距離は1402.4kmでした

<使用タックル>
※ティラピア、フグ
ロッド :OROCHI X4 SECRET SERVICE F3-72X4-S-SS
リール :RARENIUM CI4 1000S
ライン :PE0.3号
リーダー:フロロ8lb
ロッド :Dear Monster MV-55 VALI TUDO
リール :ALDEBARAN BFS XG(LEFT)
ライン :フロロ8lb
※シーバス
ロッド :Dear Monster MX-7(スピニングモード)
リール :BIOMASTER SW V2 4000XG
ライン :PE2号
リーダー:ナイロン40lb
2016年07月06日
Dear Monster MV-55 VALI TUDO & ALDEBARAN BFS XG
6月30日 待ちに待ったロッドがついに届いた。
28日~29日は仕事から帰ってくると、郵便局の不在通知が来ていないかワクワクしたものである。
「Dear Monster MV-55 VALI TUDO」
「Dear Monster」史上、最もライトで「珍魚ロッド」の位置づけ。
実は、開発段階では全く購入するつもりはなかった。
スピニングのパックロッドがあるので、ベイトフィネスのパックロッドまでは必要ないかな、と。
しかし、開発記事を読んでいるうちに、小川や用水路など身近な場所での釣り、また渓流の釣りにもベイトロッドを持って行きたいなと考えるようになった。
ロッドの仕様はメーカーのブログを読んでもらえばと思うが、推奨ルアーが3~10gにもかかわらず、6kgリフト可能という、わけのわからないパワーも惹かれた理由の1つ
ハードルアーを使ったアジ、メバル、およびロックフィッシュ、黒鯛、バス、渓流魚など用途は幅広そう。
シーバスも軽量ルアーで狙うなら十分いけるだろう。
さて、6月30日 午後6時頃、「MV-55」が我が家にやってきた

いつも通り、クルクルシートに巻かれて梱包されてきた。
が...ただ1つ、いつも通りではないっ!!
それは「品名」。

「釣具」となっている。
伝統の「楽しい未来(釣り竿)」ではない...
これはどうしたことか。
「MV-65」は「楽しい未来」だった。
「MX-∞」あたりから変わってしまったのか??
また、いつもクルクルシートに宛名の紙が貼られており、きれいに剥がせずクルクルシートが汚くなってしまうのだが、おまけなのであまり気にしないことにしていた。
しかし、今回はいつもに輪をかけてきれいに剥がせず、面倒くさいのでそのまま放置してある。今後検討してもらいたいものです。
さて、開封。
4ピース構造で仕舞い寸法は「MV-65」より2cm長い48cm。しかし、十分コンパクト。
重さも約115gでかなり軽い。

リールシートの「Good Luck!」も健在。

全ガイドにFujiチタントルザイトガイドを採用とのこと。

トップガイドは「アロワナ」といい、名前だけで決めたらしい...

リールをつけた状態。

さて、上の写真のリールは最新の「16 アルデバラン BFS XG」。
6月中旬に購入してあり、「MV-55」が来るまで待機させていた。


正直、「ブレニアス」があるので必要ないとも思えたが、「MV-55」のテストの多くは「アルデバラン」で行われており、組み合わせ的にもベストマッチな気がして購入した。
しかし、同用途のリールが2つあっても仕方がないので、今回は初めて「左巻き」を選択した。
僕は初めてキャスティング用ベイトリールを持ったとき、使い方が全く分からないので、「村田基」さんのレクチャー動画に従った。
村田さんはベイトリールは右巻きだという。
理由の1つとして...
キャスティング時のリールの握り方はトリガーを人差し指と中指の間に入れる。
そのポジションが親指がクラッチとサミングに最もベストなポジションになる(そもそもベイトリールはそのようにできていると)。
キャスティング後は左手に持ちかえるが、パーミング時はトリガーを薬指と小指の間に入れる。
左ハンドルはキャスティング後に持ちかえる必要はないが、わざわざパーミングするために指をずらさないといけない。
対して右ハンドルは、キャスティング後にただ左手にリールを渡すだけでいい。
この理論をずっと守り、今まで購入したベイトリールはすべて右巻きにしてきた。
一般的にベイトリールは左巻きの方が売れているように思うが、これはルアーフィッシングにおいては左巻きのスピニング同様、利き手の右でロッド操作をしたいがためと思われる。
僕も今回その考えで、テキサスリグやダウンショットリグなど、アクションを入れるには「左巻き」の方がやりやすいかな、と思い、「ブレニアス」との使い分けを考えた。
しかーーし!!! やはり「右巻き」に慣れすぎているせいもあって、かなり、かなーーり使いにくい。
左手でハンドルを巻くだけでもたどたどしい...
トリガーの位置も中間をとって中指と薬指の間にしてみたが...やっぱりやりにくい...
まあ、何事も慣れなので、自分なりにやりやすい方法を見つけていくしかないか...。
ただ、実際に「左巻き」も必要だと思うので、選択したことに後悔はしていない。
あと自重も130gで「MV-55」と合わせても245gしかなく、文句なく軽いっ!!!
ちなみに「珍魚ロッド」ということで、最初のターゲットはスピナーベイトでティラピアを釣ってみた。

実は7/2~7/4まで3度目の高知遠征に行っていた。
ティラピアはそこで釣ったもの。
次回の記事は高知遠征の内容について記載しようと思う。
<使用タックル>
ロッド :Dear Monster MV-55 VALI TUDO
リール :ALDEBARAN BFS XG(LEFT)
ライン :フロロ8lb ※アルデバランはブレニアスよりも5m短い45m巻き。
しかしもったいないので50m買って全部巻いているが、やっぱりやや多い。
他の「Dear Monster」の記事同様、このロッドで出会えた魚は随時この記事に追加していこうと思う。
2016.8.28追記(2018.9.12の記事より引用)
アオリイカ(コロッケサイズ)

2016.9.4追記(2016.9.4の記事より引用)
ブラックバス 約20cm

タウナギ 推定66.8cm


2016.10.23追記(2016.10.2の記事より引用)
カワハギ(メタルジグにて)

2017.10.29追記(2017.10.29の記事より引用)
シマダイ(サンバソウ) 15.5cm

2018.1.1追記(2017.12.27の記事より引用)
トラザメ

ムラソイ

アイナメ

エゾイソアイナメ(ドンコ) 25.5cm

2018.1.1追記(2017.12.12の記事より引用) ※グリップ( MX-Grip 分割パーツ)
ウミタナゴ
28日~29日は仕事から帰ってくると、郵便局の不在通知が来ていないかワクワクしたものである。
「Dear Monster MV-55 VALI TUDO」
「Dear Monster」史上、最もライトで「珍魚ロッド」の位置づけ。
実は、開発段階では全く購入するつもりはなかった。
スピニングのパックロッドがあるので、ベイトフィネスのパックロッドまでは必要ないかな、と。
しかし、開発記事を読んでいるうちに、小川や用水路など身近な場所での釣り、また渓流の釣りにもベイトロッドを持って行きたいなと考えるようになった。
ロッドの仕様はメーカーのブログを読んでもらえばと思うが、推奨ルアーが3~10gにもかかわらず、6kgリフト可能という、わけのわからないパワーも惹かれた理由の1つ

ハードルアーを使ったアジ、メバル、およびロックフィッシュ、黒鯛、バス、渓流魚など用途は幅広そう。
シーバスも軽量ルアーで狙うなら十分いけるだろう。
さて、6月30日 午後6時頃、「MV-55」が我が家にやってきた


いつも通り、クルクルシートに巻かれて梱包されてきた。
が...ただ1つ、いつも通りではないっ!!

それは「品名」。

「釣具」となっている。
伝統の「楽しい未来(釣り竿)」ではない...

「MV-65」は「楽しい未来」だった。
「MX-∞」あたりから変わってしまったのか??
また、いつもクルクルシートに宛名の紙が貼られており、きれいに剥がせずクルクルシートが汚くなってしまうのだが、おまけなのであまり気にしないことにしていた。
しかし、今回はいつもに輪をかけてきれいに剥がせず、面倒くさいのでそのまま放置してある。今後検討してもらいたいものです。
さて、開封。
4ピース構造で仕舞い寸法は「MV-65」より2cm長い48cm。しかし、十分コンパクト。
重さも約115gでかなり軽い。

リールシートの「Good Luck!」も健在。

全ガイドにFujiチタントルザイトガイドを採用とのこと。

トップガイドは「アロワナ」といい、名前だけで決めたらしい...


リールをつけた状態。

さて、上の写真のリールは最新の「16 アルデバラン BFS XG」。
6月中旬に購入してあり、「MV-55」が来るまで待機させていた。


正直、「ブレニアス」があるので必要ないとも思えたが、「MV-55」のテストの多くは「アルデバラン」で行われており、組み合わせ的にもベストマッチな気がして購入した。
しかし、同用途のリールが2つあっても仕方がないので、今回は初めて「左巻き」を選択した。
僕は初めてキャスティング用ベイトリールを持ったとき、使い方が全く分からないので、「村田基」さんのレクチャー動画に従った。
村田さんはベイトリールは右巻きだという。
理由の1つとして...
キャスティング時のリールの握り方はトリガーを人差し指と中指の間に入れる。
そのポジションが親指がクラッチとサミングに最もベストなポジションになる(そもそもベイトリールはそのようにできていると)。
キャスティング後は左手に持ちかえるが、パーミング時はトリガーを薬指と小指の間に入れる。
左ハンドルはキャスティング後に持ちかえる必要はないが、わざわざパーミングするために指をずらさないといけない。
対して右ハンドルは、キャスティング後にただ左手にリールを渡すだけでいい。
この理論をずっと守り、今まで購入したベイトリールはすべて右巻きにしてきた。
一般的にベイトリールは左巻きの方が売れているように思うが、これはルアーフィッシングにおいては左巻きのスピニング同様、利き手の右でロッド操作をしたいがためと思われる。
僕も今回その考えで、テキサスリグやダウンショットリグなど、アクションを入れるには「左巻き」の方がやりやすいかな、と思い、「ブレニアス」との使い分けを考えた。
しかーーし!!! やはり「右巻き」に慣れすぎているせいもあって、かなり、かなーーり使いにくい。
左手でハンドルを巻くだけでもたどたどしい...

トリガーの位置も中間をとって中指と薬指の間にしてみたが...やっぱりやりにくい...

まあ、何事も慣れなので、自分なりにやりやすい方法を見つけていくしかないか...。
ただ、実際に「左巻き」も必要だと思うので、選択したことに後悔はしていない。
あと自重も130gで「MV-55」と合わせても245gしかなく、文句なく軽いっ!!!

ちなみに「珍魚ロッド」ということで、最初のターゲットはスピナーベイトでティラピアを釣ってみた。

実は7/2~7/4まで3度目の高知遠征に行っていた。
ティラピアはそこで釣ったもの。
次回の記事は高知遠征の内容について記載しようと思う。
<使用タックル>
ロッド :Dear Monster MV-55 VALI TUDO
リール :ALDEBARAN BFS XG(LEFT)
ライン :フロロ8lb ※アルデバランはブレニアスよりも5m短い45m巻き。
しかしもったいないので50m買って全部巻いているが、やっぱりやや多い。
他の「Dear Monster」の記事同様、このロッドで出会えた魚は随時この記事に追加していこうと思う。
2016.8.28追記(2018.9.12の記事より引用)
アオリイカ(コロッケサイズ)
2016.9.4追記(2016.9.4の記事より引用)
ブラックバス 約20cm
タウナギ 推定66.8cm


2016.10.23追記(2016.10.2の記事より引用)
カワハギ(メタルジグにて)

2017.10.29追記(2017.10.29の記事より引用)
シマダイ(サンバソウ) 15.5cm
2018.1.1追記(2017.12.27の記事より引用)
トラザメ
ムラソイ
アイナメ
エゾイソアイナメ(ドンコ) 25.5cm
2018.1.1追記(2017.12.12の記事より引用) ※グリップ( MX-Grip 分割パーツ)
ウミタナゴ
2014年09月30日
高知県 ~アカメへの第1歩~
※ブログを見てくださる皆様へ
先に言っておきますが、アカメは釣れませんでした。
よって釣果写真をお求めの方に対し、ご期待には添えません。
以下のアカメ写真は桂浜水族館のものです。
遅れた夏休みを利用しての釣行
9/26 夜10時発 9/30 朝10時半帰着
アカメ(赤目)とは?

こんな魚。まさに怪魚!!
高知県や宮崎県が主な分布域であり、宮崎県は捕獲が法律で禁止されているため、現在主に釣りで狙われるのは高知県である。
アカメを釣ってみようと思ったのは昨年の12月。
なぜそう思ったのか理由が全然思いつかない。
たぶん、いろいろな魚を釣ってみたいと思いを馳せていたところに、思いつくままに調べてみたことがきっかけではないかと思う。
それから少しずつ準備を進めてきた。
アカメ自体、詳しいことが分かっていないこともあるが、ネットでも釣り場、釣り方等の詳しい情報は少ない。
なので、今回はあまり深くは調べず、現地で適当にやってみることにした。
まさに、ルアマガソルト企画「アウェイの洗礼」そのものである。
今まで高知県はおろか四国も行ったことがない。
初めての地にワクワク
9/26の夜10時に出発した。
距離は600kmほどなのでノンストップで行けば6~7時間なのだが、深夜に眠気に襲われないことなどありえない。事前にどれだけ寝ても、夜走れば絶対に眠くなる。
本当はもっと早く出て、朝5時くらいに到着して、いきなり竿を出してやろうかと思っていた。
はやる気持ちを抑えて最初はポイント観察すべきとの意見もあるが、何しろ時間がないのだ。
かといっていきなり真っ暗でやるほど無謀でもない。
いろいろ考えたものの、現実的ではないのでゆっくり行ってポイントの下見をすることにした。
初めての明石海峡大橋。

結局、どっぷり休憩をとりつつ走り、到着したのは朝10時。
到着時刻が時刻なだけに、最初は「桂浜水族館」に直行した。
アカメが唯一見れる水族館として有名で、おそらくアカメを狙うアングラーは誰でも訪れるだろう。
桂浜



ここ数日間は波が高く、エキスパートのサーファーが喜びそうな良質の波が炸裂していた。
桂浜にある小さな水族館

アカメコーナー
ここに20分も立ち止まってしまった

アカメの写真を何枚か...




コーナーには「ピカライト」なるものが用意されており(コーナー写真の真ん中にあるやつ)、自分の鼻先で構えてアカメに向かって照らすとアカメの目が光るのだが、カメラのフラッシュでもこのように光る。
アカメの大群の前に立って見ていると、少しずつ人のいない方に固まっていくように思えた。
子アカ
とてもかわいい
大人のアカメは水槽を指でつついてもあまり反応しないが、こいつは顕著に反応し、一度だけバイトした。
その後はスレてしまい反応がなくなった。

今回の釣行ではデカくなくていいから、このサイズを釣りたかった。
アカメ狙いの人は、真にアカメ狙いの人とシーバスの延長上の人がいるとのことだが、僕は後者。
20kgとか30kgのアカメには興味がない。というか恐い...
できれば60cm~80cmくらいのアカメが釣りたい
ヒラスズキ

北陸ではヒラスズキはまず釣れないので、生で見たのは初めて。
頭に対して目が大きく、なるほどこれはマルスズキとは全然違う。
今回はアカメだけではなく、同時にタイリクスズキ、漁港でヒラスズキを狙ってみたが、どちらも撃沈した...
せめてタイリクスズキがヒットしてくれれば嬉しかったのだが...。
レッドテールキャットフィッシュ
有名なアマゾンのナマズ。
日本ナマズよりはるかにボリュームがあり、釣ったらこれは引くだろうな。

アシカショーを見たり。

ドクターフィッシュに手をきれいにしてもらったり。

ペンギンさん

小さい水族館なのでアカメに20分とり、アシカショーを見て、水槽をゆ~~くり見ても1時間半はかからない。
満足して水族館をあとに。
時間があるのでポイントの下見をしようかなと思い車を走らせていると、遠くに1件の釣具屋さんが見えた。
「フィッシング ハヤシ」...
そういえばアカメに詳しい釣具屋さんがあるとどこかで聞いた。こんな名前だったような...。
まあ、後回しにして下見へと急ぐ。
今回は浦戸湾に注ぐ河川(国分川、鏡川、舟入川、下田川に限定)および漁港を見て回った。
わかっていたことだが、都市型河川で車がほとんど停められない。
しかも車が停められそうなスペースには必ずといっていいほど、「駐車禁止」の標識がある
漁港は隠れ家的な小さな漁港も回ったが、そんなところにも標識は行き届いている...
ぐるぐる回り、めぼしいところをカーナビにどんどん登録していく。
一度降りて竿を出してみた。
高知の河川のいいところは、ほとんどの河川が高い堤防で仕切られているが随所に降りるところがあり、護岸もされているから釣りが非常にしやすい。車さえ停められれば...
釣りをしていると、護岸上に水が侵入してきた。

そうか!!ここは太平洋側だ。潮位の差がある。
普段太平洋側で釣りをしている人にとっては当たり前のこと。
僕も実家は三重なので、潮干狩りでよく経験していたが、釣りは北陸に来てから始めたので潮位を気にしたことがない。
長靴だったので安全を考えて納竿した。
その真横の川に何かめちゃくちゃ魚がいる。
ボラの巣窟。
敵もいないものだから育ちに育ったボラがわんさか。
釣れんかな?とルアーを引いてみると、数投目でヒット!!
ギョワーーーー!!とドラグ音。
何や!!めっちゃ走るやんけ。こりゃ並のシーバスの比じゃないぞ!!
釣り上げようとしたけど、残念ながらフックアウト。
また順番にポイントを見て回る。
そのときふと思い出した。
しまったーー!!プライヤーを忘れてきた...
あるにはあるのだが、予備の小さいやつ。
う~ん、じゃあさっきの釣具屋に行ってみるかな?
改めて「フィッシング ハヤシ」さん。

プライヤーを買ったついでに、まずアカメ情報を聞くと思うでしょう??
ところが僕の第一声は、「ティラピアってどこで釣れますか?」
店員さん:「う~ん、もう全部死んでしまったんやないかなぁ?」
「え?まだ9月ですよ」と僕。
店員さん:「朝晩の冷えこみで死ぬんよ。川に死骸があったら死んでるってことやわ」
僕の知識では基本的に水温は気温と比べて1か月遅れるので大丈夫と思ったが、現地の人が言うことだからそうなのかな?
とりあえず、ポイントだけ聞いた。
その後、アカメのことはちゃんと聞いた。
結局アカメはどこでもいるけど極めて釣れないだけという話なので、僕の回ったところもポイントとしては正解だけど、とりあえず車を停めて釣りしやすいところを中心に教えてもらった。
さて、ティラピアである。
6月に名古屋の有名な荒子川で狙い、釣れなかった悔しい思い出。
高知にもいるというので、日中はやってみないと...。
荒子川は温排水の影響で年中いるが、ここはそうでもないみたい。
どうやって次年度に命をつないでいるんだろう...。
ちなみに、ティラピアはアカメの餌釣りにはいい餌らしい。
ポイントの用水路。狭く浅く、そして汚い。
用水路を覗くと、多数の小さな魚がいる。大きな魚は見当たらない。
そして亀がたくさんいる。

ここで大事件が起きる
あ~~思い出したくもない...
下見に来たので食パンは買ってこなかった。
とりあえずワームを投げてみる。
しかし、浅くてゴミが多いため頻繁に引っかかる。
用水路の左側にコンクリートの塀があり、その上にドラム缶などいろいろなものが置いてある。
ワームが根掛かりからはずれた反動で上のものに引っかかった。
下から外そうにも外れないので、面倒くさいながらも塀に登ってワームを外した。
塀は結構高いが飛び降りても大丈夫だろう...。
よそうかな?と頭によぎるも飛んで着地...うおっ!!体勢が崩れる...
そして、背中から用水路に...サブーーーン!!!!!
「ぎゃー!!!!!

」
服から財布の中身まで汚物でいっぱい。
そばに工場などがあって、油やタールがいっぱい。
放心状態...どうするべ??
着替えはある。人通りは多少あるけど路地だからさっと着替えれば大丈夫?
でも見つかったら公然ワイセツで連行されかねない...
と冗談はさておき、汚い体のまま着替えてもしょうがない。
ここでアカメ釣行の方のブログを見ると、車中泊や「ぽかぽか温泉」などで日中体を休めている人が多い。
でも僕はあえて「ビジネスホテル」を予約した。
1週間とか10日連続でやるならまだしも2~3日の釣行。
そして経費削減とかケチらず、必要経費としてホテルをとり、しっかり体を休めた上で釣りを楽しみたい。
好きな時に出かけて好きな時にシャワー、ベッドに戻れるのはとても快適なもの。
そして1番の理由は日中暑い車中にタックルを置きたくないため。
まだチェックインはしていない。
僕の選択は臭いままホテルに入ること。
一応、かなり大きいビニール袋を車に積んであったため、それをシートに敷いて車に乗る。
夕方、早くホテルに行きたいのに混んでいる。車中はタール臭...
ホテルに到着。
「サザンシティホテル」
旧名は「ホリデイ・イン高知」だったので、古いカーナビをお使いの方はそちらで検索を。


部屋は広く、ベッドもテレビも大きく、快適空間。
ご飯抜きにすれば1泊5000~6000円とリーズナブル。
駐車場も広いので、活動の拠点にはもってこい。
フロントでドブに落ちた件を報告し、さっさと部屋に入りシャワー。
本来、早めに寝て夜通し出動する予定でいたが、服の洗濯やら持ち物を洗ったりと結局寝る時間がなくなった...。
財布は捨てた。携帯は車の中に置いていて助かった。
洗濯後、寝ずに出動するつもりでいたが、TVを見ていたら急激な眠気に襲われ(家を出てからまともに寝ていないので当然)、もったいなくも就寝。
起きたら朝4時半。朝マズメ。
河川へ出動。その後漁港へ。ともに反応なし。
漁港で年配の女性が話しかけてきた。
「アカメは釣れるかい??」
えっ??まさか、そんなことを年配の女性から聞かれるとは思わないので聞き返すと、その女性はよくこの漁港で子アカを見ているのだとか。
近くでチヌ釣りをしていた年配の男性(夫?)も同じことを言うので間違いないだろう。
今日はまだ見ていないそうだが、アカメの巣だろうポイントを教えてもらった。
一応、やってみるも流れがなくゴミも多いため釣りにならなかった。
午前8時まで釣りをしてホテルに戻った。
午前11時頃まで休んで、食パンを買い、あの忌々しい場所へ...
用水路をもう一度覗いてみると、いたいたーー!!大きくはないが、それなりのティラピア。
数はかなりいる。
しかしこの魚、恐ろしく警戒心が強く、用水路が遠目で見えるくらいに近づいただけで一気に逃げてしまう。
とりあえずガードレールに隠れながら食パンを落としてみる。
食った!!そして亀もどんどん寄ってくる。
亀がすごく邪魔。どんどん食べてしまう。
亀の数も多く、一ヶ所に集められない。

とりあえず、小魚しかいないが亀のいないところで餌付けして針を垂らしてみると、ようやくチビがヒット!!

やっぱりでかいのがいい、と思い用水路を歩くとたくさんいるが、全部逃げるので釣る方法がない。
でもやり方がわかってしまうと実はとても簡単だった。
別に魚を追いかける必要はなかった。
~~楽しいティラピア釣り方講座~~
簡単すぎるので、こんな講座は誰も望まないだろうけど...
まずは餌付け。
魚にパンを覚えさせる。
亀が食べても動きは魚の方が早く、数も多いので気にしない。
針はチヌ針がおすすめ。3号くらいでよい。
ポイントは管付であること。そのまま糸を結べる。

針にパンを付ける。
付け方は落ちにくいように潰しても可。
糸の長さは水面までの距離に調整しておく。
するとパンが沈む重みでも沈まない。
実際はパンが底にあっても魚は食べるが。
腰を下ろして亀から少し離れたところにパンを落とす。
その場で待ってもいいが、水面を軽く滑らせてもよい。
餌とりのごとく小魚が集まってくるが、でかいのも突進してくる。
簡単に外れなければでかいのがくるまで待てる。
すると、こんな感じ。

写真の魚は21cmで、おそらく今この時期のこの用水路にはこのあたりが最大。
結構何匹か釣れた。
気を付けないといけないのは亀がきたらすぐに針を上げること。
亀を釣りたい人はいいが、僕は亀にフッキングしたくない。
水面を泳いでくる亀だけでなく、底から浮上する亀にも注意が必要。
今回使用したロッドは「ゴールデンミーン JJ-PACK JPS-68」というウルトラライトなパックロッド。
たぶんもう売ってないのではないかな?でかい亀を釣ったら折れかねない。
PEは0.4号。

講座終了。
名古屋の荒子川には40cm級がゆうゆうと泳いでいるので、これはこれで釣ってみたい。
ティラピアはアフリカの魚で、外来魚らしく背びれが大きく、ちょっとグロイけどね。
なんだかんだで2時間もやってしまったのでした
その後、昨日釣具店で教えられたポイントを回る。




一度ホテルに戻り、シャワー&夕食。
夕食もせっかくなのでコンピニ飯ではなく、前祝い的に奮発する。
名物の「かつおのたたき」がある和定食にした。

夜8時から漁港に出動。
その後河川へ。満潮で護岸が大きく水没。水は膝下くらい。
ウェーダーを履いているので問題ないが、もしかかったら、やはり陸上げできた方が楽でいい(タモは持っていない)。
一応キャストするも反応がないので別の河川へ。
ここは満潮でも護岸は維持されている。
しばらくすると下げ始めた。
しかし、流れは全くでない。反応なし。
再度最初の河川へ。水位が激下がりしている。これが潮位の変化か...。
ルアーをキャストするも反応なし。
午前1時に猛烈な睡魔に襲われる。車の中で就寝。
午前4時半に漁港へ。
ルアーをキャストするも反応なし。
納竿しホテルに戻り、就寝。
最終日。
チェックアウトギリギリの午前11時までホテルで休憩。
午前11時から活動開始。
子アカがいないかと隠れ家的な漁港を回る。
ワームや「マリア ポケッツ」を投げながら魚の反応を待つ。
チェイスやバイトはあるものの、乗らず。
夜は10時までして帰るつもり。
わからないながらも満潮と干潮の時刻を踏まえて動くようになっていた。
正しいかどうかは別にして潮位と流れを考えながら釣りをするのは、釣り場を選ぶ面倒くささはあるものの、なかなか楽しい。
夕マズメ、一河川の橋脚に絞り、「上げ」で狙い続けるが、反応なし。
途中流れが出ていい感じだったが、魚の活性が上がったようには見えなかった。
最後をどこで迎えるか?
駐禁標識はあるが、一つ気になっていたところがある。
干潮時にはサーフみたいな感じでウェーディング出来そうな感じだった。
しかし、満潮のタイミングでもウェーディングできるのか?
行ってみるとやはり、潮が満ち満ちている。
一人若いアングラーがルアーを投げているので聞いてみると、シーバスを狙っているという。
チヌも釣れるそうな。
同じくここでシーバスをやるかな?
1時間くらいやった頃だろうか、やや年配の男性に話しかけられた。
「ルアーですか?」
その方は現地の方で、元々はグレ釣りで磯を回っていたとのこと。
アカメも餌で何匹か釣り上げている。
最高はなんと1m10cm
ドラグを締めても止まらず、スプールを手で押さえたら手が血だらけになったとのこと。ランディングは川に入ってエラを持って行ったとか。
磯竿で釣っているらしい。
その方の武勇伝を含め、アカメやチヌ(キビレ)、メッキ情報までいただいた。
メータークラスのアカメポイントを停車場所含め、2ヶ所教えてくれるという。
その方の自転車に車でついて行った。
1ヶ所目の停車場所は地元スペシャル。聞かなければわからない。
2ヶ所目は、なんと自分で見つけた場所だった。この浅さでメーターポイントとは思わなかった...。
今は満潮で水が多いので、その方にお礼を言い別れた後、ルアーを投げてみた。
失くしてもいいんだ。もうしばらくはできないんだから。
以外に引っかからない。
しかし、やばいかな?と思ったところに投げたらやっぱり引っかかった。
浅いのできっととりに行けたが、草に引っかかったので外れるかと思ってラインを引っ張ったら、PEが切れてしまった。
もったいなかったが、覚悟してやったことなので後悔はなかった。
メーターポイントでの30分の釣りであった。
ちなみにこの方に出会った場所(シーバスをやっていた場所)もウェーディングしてのメーターアカメポイントだった。
しかし、アカメの通り道なるものがあるらしく、一人でやっていてもわからないだろう。
一応、自分で見つけたポイントのうち2つがメーターポイントであるのが分かり、うれしかった
この方にせめて1日前に会えていればなぁと思ったが、会えたことに感謝しなきゃ!!
今回の釣行でウェーダーのソールが両足とも同時に剥がれた。治るのかな?

午後10時半に帰宅開始。
昼前からずっと動き続けて、クタクタでストレートで帰れるわけもなく、何度も休憩しながら帰った。
家に着いたのは午前10時半。
結局、行きも帰りも12時間。総走行距離はちょうど1500km。
高知はとてもいいところだった。
今回は当然のごとく釣れなかったけど、第一歩としてはたくさんの情報も入り、有意義ではなかっただろうか?
誰もが最初はポイント探しに時間を費やし、2度目以降につなげていると思う。
そして何よりも天気が味方してくれた。3日とも晴天。
一番読めないのは台風だからね。
今年は8月末に台風が来たから断念した方も多いのでは?
今回、タイリクスズキも釣れなかったので、改めて「アウェイの洗礼」の難しさを実感した。
なお、釣れてもいないのに用意したタックルを記載するのも変なので、釣れたときに紹介ということで...。
この楽しい一時、また来年まで待たねばならんのかねぇ??
今回参考にしたDVDを2本。
①アカメへの挑戦
「村上晴彦」さんと「小川健太郎」さんの釣行記録。
アカメ釣行唯一のDVD?
中古でもプレミアついて結構高くなっている。
結局、二人がどこでやっていたのかはわからなかったけど、個人的には小川さんがサイトでヒラスズキを釣っていた場所が知りたい。

②モンスターシーバス
「児島玲子」さんの釣行記録。
基本的にタイリクスズキだが、釣り場の参考に。
結局場所はわからないままだが。

①、②ともに桂浜水族館は登場。
「フィッシング ハヤシ」さんに聞いたら教えてくれるかな?
先に言っておきますが、アカメは釣れませんでした。
よって釣果写真をお求めの方に対し、ご期待には添えません。
以下のアカメ写真は桂浜水族館のものです。
遅れた夏休みを利用しての釣行
9/26 夜10時発 9/30 朝10時半帰着
アカメ(赤目)とは?

こんな魚。まさに怪魚!!

高知県や宮崎県が主な分布域であり、宮崎県は捕獲が法律で禁止されているため、現在主に釣りで狙われるのは高知県である。
アカメを釣ってみようと思ったのは昨年の12月。
なぜそう思ったのか理由が全然思いつかない。
たぶん、いろいろな魚を釣ってみたいと思いを馳せていたところに、思いつくままに調べてみたことがきっかけではないかと思う。
それから少しずつ準備を進めてきた。
アカメ自体、詳しいことが分かっていないこともあるが、ネットでも釣り場、釣り方等の詳しい情報は少ない。
なので、今回はあまり深くは調べず、現地で適当にやってみることにした。
まさに、ルアマガソルト企画「アウェイの洗礼」そのものである。
今まで高知県はおろか四国も行ったことがない。
初めての地にワクワク

9/26の夜10時に出発した。
距離は600kmほどなのでノンストップで行けば6~7時間なのだが、深夜に眠気に襲われないことなどありえない。事前にどれだけ寝ても、夜走れば絶対に眠くなる。
本当はもっと早く出て、朝5時くらいに到着して、いきなり竿を出してやろうかと思っていた。
はやる気持ちを抑えて最初はポイント観察すべきとの意見もあるが、何しろ時間がないのだ。
かといっていきなり真っ暗でやるほど無謀でもない。
いろいろ考えたものの、現実的ではないのでゆっくり行ってポイントの下見をすることにした。
初めての明石海峡大橋。
結局、どっぷり休憩をとりつつ走り、到着したのは朝10時。
到着時刻が時刻なだけに、最初は「桂浜水族館」に直行した。
アカメが唯一見れる水族館として有名で、おそらくアカメを狙うアングラーは誰でも訪れるだろう。
桂浜
ここ数日間は波が高く、エキスパートのサーファーが喜びそうな良質の波が炸裂していた。
桂浜にある小さな水族館
アカメコーナー
ここに20分も立ち止まってしまった

アカメの写真を何枚か...


コーナーには「ピカライト」なるものが用意されており(コーナー写真の真ん中にあるやつ)、自分の鼻先で構えてアカメに向かって照らすとアカメの目が光るのだが、カメラのフラッシュでもこのように光る。
アカメの大群の前に立って見ていると、少しずつ人のいない方に固まっていくように思えた。
子アカ
とてもかわいい

大人のアカメは水槽を指でつついてもあまり反応しないが、こいつは顕著に反応し、一度だけバイトした。
その後はスレてしまい反応がなくなった。
今回の釣行ではデカくなくていいから、このサイズを釣りたかった。
アカメ狙いの人は、真にアカメ狙いの人とシーバスの延長上の人がいるとのことだが、僕は後者。
20kgとか30kgのアカメには興味がない。というか恐い...

できれば60cm~80cmくらいのアカメが釣りたい

ヒラスズキ
北陸ではヒラスズキはまず釣れないので、生で見たのは初めて。
頭に対して目が大きく、なるほどこれはマルスズキとは全然違う。
今回はアカメだけではなく、同時にタイリクスズキ、漁港でヒラスズキを狙ってみたが、どちらも撃沈した...

せめてタイリクスズキがヒットしてくれれば嬉しかったのだが...。
レッドテールキャットフィッシュ
有名なアマゾンのナマズ。
日本ナマズよりはるかにボリュームがあり、釣ったらこれは引くだろうな。
アシカショーを見たり。
ドクターフィッシュに手をきれいにしてもらったり。
ペンギンさん
小さい水族館なのでアカメに20分とり、アシカショーを見て、水槽をゆ~~くり見ても1時間半はかからない。
満足して水族館をあとに。
時間があるのでポイントの下見をしようかなと思い車を走らせていると、遠くに1件の釣具屋さんが見えた。
「フィッシング ハヤシ」...
そういえばアカメに詳しい釣具屋さんがあるとどこかで聞いた。こんな名前だったような...。
まあ、後回しにして下見へと急ぐ。
今回は浦戸湾に注ぐ河川(国分川、鏡川、舟入川、下田川に限定)および漁港を見て回った。
わかっていたことだが、都市型河川で車がほとんど停められない。
しかも車が停められそうなスペースには必ずといっていいほど、「駐車禁止」の標識がある

漁港は隠れ家的な小さな漁港も回ったが、そんなところにも標識は行き届いている...

ぐるぐる回り、めぼしいところをカーナビにどんどん登録していく。
一度降りて竿を出してみた。
高知の河川のいいところは、ほとんどの河川が高い堤防で仕切られているが随所に降りるところがあり、護岸もされているから釣りが非常にしやすい。車さえ停められれば...

釣りをしていると、護岸上に水が侵入してきた。
そうか!!ここは太平洋側だ。潮位の差がある。
普段太平洋側で釣りをしている人にとっては当たり前のこと。
僕も実家は三重なので、潮干狩りでよく経験していたが、釣りは北陸に来てから始めたので潮位を気にしたことがない。
長靴だったので安全を考えて納竿した。
その真横の川に何かめちゃくちゃ魚がいる。
ボラの巣窟。
敵もいないものだから育ちに育ったボラがわんさか。
釣れんかな?とルアーを引いてみると、数投目でヒット!!
ギョワーーーー!!とドラグ音。
何や!!めっちゃ走るやんけ。こりゃ並のシーバスの比じゃないぞ!!
釣り上げようとしたけど、残念ながらフックアウト。
また順番にポイントを見て回る。
そのときふと思い出した。
しまったーー!!プライヤーを忘れてきた...

あるにはあるのだが、予備の小さいやつ。
う~ん、じゃあさっきの釣具屋に行ってみるかな?
改めて「フィッシング ハヤシ」さん。
プライヤーを買ったついでに、まずアカメ情報を聞くと思うでしょう??
ところが僕の第一声は、「ティラピアってどこで釣れますか?」
店員さん:「う~ん、もう全部死んでしまったんやないかなぁ?」
「え?まだ9月ですよ」と僕。
店員さん:「朝晩の冷えこみで死ぬんよ。川に死骸があったら死んでるってことやわ」
僕の知識では基本的に水温は気温と比べて1か月遅れるので大丈夫と思ったが、現地の人が言うことだからそうなのかな?
とりあえず、ポイントだけ聞いた。
その後、アカメのことはちゃんと聞いた。
結局アカメはどこでもいるけど極めて釣れないだけという話なので、僕の回ったところもポイントとしては正解だけど、とりあえず車を停めて釣りしやすいところを中心に教えてもらった。
さて、ティラピアである。
6月に名古屋の有名な荒子川で狙い、釣れなかった悔しい思い出。
高知にもいるというので、日中はやってみないと...。
荒子川は温排水の影響で年中いるが、ここはそうでもないみたい。
どうやって次年度に命をつないでいるんだろう...。
ちなみに、ティラピアはアカメの餌釣りにはいい餌らしい。
ポイントの用水路。狭く浅く、そして汚い。
用水路を覗くと、多数の小さな魚がいる。大きな魚は見当たらない。
そして亀がたくさんいる。
ここで大事件が起きる

あ~~思い出したくもない...

下見に来たので食パンは買ってこなかった。
とりあえずワームを投げてみる。
しかし、浅くてゴミが多いため頻繁に引っかかる。
用水路の左側にコンクリートの塀があり、その上にドラム缶などいろいろなものが置いてある。
ワームが根掛かりからはずれた反動で上のものに引っかかった。
下から外そうにも外れないので、面倒くさいながらも塀に登ってワームを外した。
塀は結構高いが飛び降りても大丈夫だろう...。
よそうかな?と頭によぎるも飛んで着地...うおっ!!体勢が崩れる...

そして、背中から用水路に...サブーーーン!!!!!

「ぎゃー!!!!!



服から財布の中身まで汚物でいっぱい。
そばに工場などがあって、油やタールがいっぱい。
放心状態...どうするべ??

着替えはある。人通りは多少あるけど路地だからさっと着替えれば大丈夫?
でも見つかったら公然ワイセツで連行されかねない...

と冗談はさておき、汚い体のまま着替えてもしょうがない。
ここでアカメ釣行の方のブログを見ると、車中泊や「ぽかぽか温泉」などで日中体を休めている人が多い。
でも僕はあえて「ビジネスホテル」を予約した。
1週間とか10日連続でやるならまだしも2~3日の釣行。
そして経費削減とかケチらず、必要経費としてホテルをとり、しっかり体を休めた上で釣りを楽しみたい。
好きな時に出かけて好きな時にシャワー、ベッドに戻れるのはとても快適なもの。
そして1番の理由は日中暑い車中にタックルを置きたくないため。
まだチェックインはしていない。
僕の選択は臭いままホテルに入ること。
一応、かなり大きいビニール袋を車に積んであったため、それをシートに敷いて車に乗る。
夕方、早くホテルに行きたいのに混んでいる。車中はタール臭...

ホテルに到着。
「サザンシティホテル」
旧名は「ホリデイ・イン高知」だったので、古いカーナビをお使いの方はそちらで検索を。
部屋は広く、ベッドもテレビも大きく、快適空間。
ご飯抜きにすれば1泊5000~6000円とリーズナブル。
駐車場も広いので、活動の拠点にはもってこい。
フロントでドブに落ちた件を報告し、さっさと部屋に入りシャワー。
本来、早めに寝て夜通し出動する予定でいたが、服の洗濯やら持ち物を洗ったりと結局寝る時間がなくなった...。
財布は捨てた。携帯は車の中に置いていて助かった。
洗濯後、寝ずに出動するつもりでいたが、TVを見ていたら急激な眠気に襲われ(家を出てからまともに寝ていないので当然)、もったいなくも就寝。
起きたら朝4時半。朝マズメ。
河川へ出動。その後漁港へ。ともに反応なし。
漁港で年配の女性が話しかけてきた。
「アカメは釣れるかい??」
えっ??まさか、そんなことを年配の女性から聞かれるとは思わないので聞き返すと、その女性はよくこの漁港で子アカを見ているのだとか。
近くでチヌ釣りをしていた年配の男性(夫?)も同じことを言うので間違いないだろう。
今日はまだ見ていないそうだが、アカメの巣だろうポイントを教えてもらった。
一応、やってみるも流れがなくゴミも多いため釣りにならなかった。
午前8時まで釣りをしてホテルに戻った。
午前11時頃まで休んで、食パンを買い、あの忌々しい場所へ...

用水路をもう一度覗いてみると、いたいたーー!!大きくはないが、それなりのティラピア。
数はかなりいる。
しかしこの魚、恐ろしく警戒心が強く、用水路が遠目で見えるくらいに近づいただけで一気に逃げてしまう。
とりあえずガードレールに隠れながら食パンを落としてみる。
食った!!そして亀もどんどん寄ってくる。
亀がすごく邪魔。どんどん食べてしまう。
亀の数も多く、一ヶ所に集められない。
とりあえず、小魚しかいないが亀のいないところで餌付けして針を垂らしてみると、ようやくチビがヒット!!
やっぱりでかいのがいい、と思い用水路を歩くとたくさんいるが、全部逃げるので釣る方法がない。
でもやり方がわかってしまうと実はとても簡単だった。
別に魚を追いかける必要はなかった。
~~楽しいティラピア釣り方講座~~
簡単すぎるので、こんな講座は誰も望まないだろうけど...
まずは餌付け。
魚にパンを覚えさせる。
亀が食べても動きは魚の方が早く、数も多いので気にしない。
針はチヌ針がおすすめ。3号くらいでよい。
ポイントは管付であること。そのまま糸を結べる。
針にパンを付ける。
付け方は落ちにくいように潰しても可。
糸の長さは水面までの距離に調整しておく。
するとパンが沈む重みでも沈まない。
実際はパンが底にあっても魚は食べるが。
腰を下ろして亀から少し離れたところにパンを落とす。
その場で待ってもいいが、水面を軽く滑らせてもよい。
餌とりのごとく小魚が集まってくるが、でかいのも突進してくる。
簡単に外れなければでかいのがくるまで待てる。
すると、こんな感じ。
写真の魚は21cmで、おそらく今この時期のこの用水路にはこのあたりが最大。
結構何匹か釣れた。
気を付けないといけないのは亀がきたらすぐに針を上げること。
亀を釣りたい人はいいが、僕は亀にフッキングしたくない。
水面を泳いでくる亀だけでなく、底から浮上する亀にも注意が必要。
今回使用したロッドは「ゴールデンミーン JJ-PACK JPS-68」というウルトラライトなパックロッド。
たぶんもう売ってないのではないかな?でかい亀を釣ったら折れかねない。
PEは0.4号。
講座終了。
名古屋の荒子川には40cm級がゆうゆうと泳いでいるので、これはこれで釣ってみたい。
ティラピアはアフリカの魚で、外来魚らしく背びれが大きく、ちょっとグロイけどね。
なんだかんだで2時間もやってしまったのでした

その後、昨日釣具店で教えられたポイントを回る。
一度ホテルに戻り、シャワー&夕食。
夕食もせっかくなのでコンピニ飯ではなく、前祝い的に奮発する。
名物の「かつおのたたき」がある和定食にした。

夜8時から漁港に出動。
その後河川へ。満潮で護岸が大きく水没。水は膝下くらい。
ウェーダーを履いているので問題ないが、もしかかったら、やはり陸上げできた方が楽でいい(タモは持っていない)。
一応キャストするも反応がないので別の河川へ。
ここは満潮でも護岸は維持されている。
しばらくすると下げ始めた。
しかし、流れは全くでない。反応なし。
再度最初の河川へ。水位が激下がりしている。これが潮位の変化か...。
ルアーをキャストするも反応なし。
午前1時に猛烈な睡魔に襲われる。車の中で就寝。
午前4時半に漁港へ。
ルアーをキャストするも反応なし。
納竿しホテルに戻り、就寝。
最終日。
チェックアウトギリギリの午前11時までホテルで休憩。
午前11時から活動開始。
子アカがいないかと隠れ家的な漁港を回る。
ワームや「マリア ポケッツ」を投げながら魚の反応を待つ。
チェイスやバイトはあるものの、乗らず。
夜は10時までして帰るつもり。
わからないながらも満潮と干潮の時刻を踏まえて動くようになっていた。
正しいかどうかは別にして潮位と流れを考えながら釣りをするのは、釣り場を選ぶ面倒くささはあるものの、なかなか楽しい。
夕マズメ、一河川の橋脚に絞り、「上げ」で狙い続けるが、反応なし。
途中流れが出ていい感じだったが、魚の活性が上がったようには見えなかった。
最後をどこで迎えるか?
駐禁標識はあるが、一つ気になっていたところがある。
干潮時にはサーフみたいな感じでウェーディング出来そうな感じだった。
しかし、満潮のタイミングでもウェーディングできるのか?
行ってみるとやはり、潮が満ち満ちている。
一人若いアングラーがルアーを投げているので聞いてみると、シーバスを狙っているという。
チヌも釣れるそうな。
同じくここでシーバスをやるかな?
1時間くらいやった頃だろうか、やや年配の男性に話しかけられた。
「ルアーですか?」
その方は現地の方で、元々はグレ釣りで磯を回っていたとのこと。
アカメも餌で何匹か釣り上げている。
最高はなんと1m10cm

ドラグを締めても止まらず、スプールを手で押さえたら手が血だらけになったとのこと。ランディングは川に入ってエラを持って行ったとか。
磯竿で釣っているらしい。
その方の武勇伝を含め、アカメやチヌ(キビレ)、メッキ情報までいただいた。
メータークラスのアカメポイントを停車場所含め、2ヶ所教えてくれるという。
その方の自転車に車でついて行った。
1ヶ所目の停車場所は地元スペシャル。聞かなければわからない。
2ヶ所目は、なんと自分で見つけた場所だった。この浅さでメーターポイントとは思わなかった...。
今は満潮で水が多いので、その方にお礼を言い別れた後、ルアーを投げてみた。
失くしてもいいんだ。もうしばらくはできないんだから。
以外に引っかからない。
しかし、やばいかな?と思ったところに投げたらやっぱり引っかかった。
浅いのできっととりに行けたが、草に引っかかったので外れるかと思ってラインを引っ張ったら、PEが切れてしまった。
もったいなかったが、覚悟してやったことなので後悔はなかった。
メーターポイントでの30分の釣りであった。
ちなみにこの方に出会った場所(シーバスをやっていた場所)もウェーディングしてのメーターアカメポイントだった。
しかし、アカメの通り道なるものがあるらしく、一人でやっていてもわからないだろう。
一応、自分で見つけたポイントのうち2つがメーターポイントであるのが分かり、うれしかった

この方にせめて1日前に会えていればなぁと思ったが、会えたことに感謝しなきゃ!!

今回の釣行でウェーダーのソールが両足とも同時に剥がれた。治るのかな?
午後10時半に帰宅開始。
昼前からずっと動き続けて、クタクタでストレートで帰れるわけもなく、何度も休憩しながら帰った。
家に着いたのは午前10時半。
結局、行きも帰りも12時間。総走行距離はちょうど1500km。
高知はとてもいいところだった。
今回は当然のごとく釣れなかったけど、第一歩としてはたくさんの情報も入り、有意義ではなかっただろうか?
誰もが最初はポイント探しに時間を費やし、2度目以降につなげていると思う。
そして何よりも天気が味方してくれた。3日とも晴天。
一番読めないのは台風だからね。
今年は8月末に台風が来たから断念した方も多いのでは?
今回、タイリクスズキも釣れなかったので、改めて「アウェイの洗礼」の難しさを実感した。
なお、釣れてもいないのに用意したタックルを記載するのも変なので、釣れたときに紹介ということで...。
この楽しい一時、また来年まで待たねばならんのかねぇ??

今回参考にしたDVDを2本。
①アカメへの挑戦
「村上晴彦」さんと「小川健太郎」さんの釣行記録。
アカメ釣行唯一のDVD?
中古でもプレミアついて結構高くなっている。
結局、二人がどこでやっていたのかはわからなかったけど、個人的には小川さんがサイトでヒラスズキを釣っていた場所が知りたい。

②モンスターシーバス
「児島玲子」さんの釣行記録。
基本的にタイリクスズキだが、釣り場の参考に。
結局場所はわからないままだが。

①、②ともに桂浜水族館は登場。
「フィッシング ハヤシ」さんに聞いたら教えてくれるかな?
2014年06月16日
新たな目標
6月14日-15日
2日間にわたって名古屋で仕事に関する学会に参加した。
せっかく名古屋に来たので合間の時間を使って何かの釣りはできないか。
選んだ場所は学会会場に非常に近い「荒子川」。
この川、温排水の影響で熱帯の外来魚「ティラピア」が年中釣れることで非常に有名。
実はティラピア釣りは別の機会に別の場所で計画していたが、せっかくの機会なので挑戦してみることにした。
14日夕方に、大型が釣れるという中流域で1時間半ほど実釣。
プラグ、ワームを投げるが全く反応なし。
食パンで非常に釣れるとのことだが、今日は準備していない。
実際に食パンで狙っている人や、食パンを持って歩く少年たちを見かけた。
翌15日の朝、今度は食パンも準備してポイントに向かう。
今日は河口近くに来てみた。


橋脚のふもとに多数の魚がいる。
30cmくらいのものも多い。ティラピアか?
まずはルアーで試してみるが反応なし。
コンビニで買った食パン。

撒き餌をすると小魚は集まってくるが、デカいのは一切反応しない。
大物狙いだったので、針もチヌ針3号しかない。
パンを丸めて針につけ落とすと、ただのエサ取りになる...。
しょーがないのでメバル用のエビ型プラグのトリプルフックを1つ外し、パンをつけて落としてみる。
何度かやってようやくミニマムサイズがヒット!

これはティラピアか?
もうしばらくやって、もう一匹ヒット!
ちょっとサイズアップの12.5cm。

しばらくティラピアだと思っていたが、どうやら両方ともブルーギルのようだ。
まあ、ブルーギルを釣ったのも初めてなので、これはこれで満足。
パンにもあまり反応しなくなり、学会講演の時間も迫っていたのでここで納竿。
本当はするつもりはなかったが、夕方に再度昨日行った中流域へ。
よく見ると、いましたっ!!まさしくティラピア!!
40-50cmサイズが悠々と泳いでいる。
早速、ルアーとパンで攻めてみるも全く反応しなかった...
色鮮やかな種類の異なるものもいて、見えているのにヒットしないのは非常に歯がゆい。
やっとヒットしたと思ったら、立派なナマズだった...。
ティラピアはヒットしたらかなり引きは強く走ると聞いていたが、重いだけで走らないからおかしいとは思った。
ティラピアはいれば簡単に釣れるという情報だったが、そんなに簡単ではなさそうだ。
今回、ティラピアを釣ることはできなかったが、新たな目標ができた。
魚影は確認できたんだから、今後、実家に帰るついでにでも立ち寄って、必ず釣り上げてみせる
2日間にわたって名古屋で仕事に関する学会に参加した。
せっかく名古屋に来たので合間の時間を使って何かの釣りはできないか。
選んだ場所は学会会場に非常に近い「荒子川」。
この川、温排水の影響で熱帯の外来魚「ティラピア」が年中釣れることで非常に有名。
実はティラピア釣りは別の機会に別の場所で計画していたが、せっかくの機会なので挑戦してみることにした。
14日夕方に、大型が釣れるという中流域で1時間半ほど実釣。
プラグ、ワームを投げるが全く反応なし。
食パンで非常に釣れるとのことだが、今日は準備していない。
実際に食パンで狙っている人や、食パンを持って歩く少年たちを見かけた。
翌15日の朝、今度は食パンも準備してポイントに向かう。
今日は河口近くに来てみた。
橋脚のふもとに多数の魚がいる。
30cmくらいのものも多い。ティラピアか?
まずはルアーで試してみるが反応なし。
コンビニで買った食パン。
撒き餌をすると小魚は集まってくるが、デカいのは一切反応しない。
大物狙いだったので、針もチヌ針3号しかない。
パンを丸めて針につけ落とすと、ただのエサ取りになる...。
しょーがないのでメバル用のエビ型プラグのトリプルフックを1つ外し、パンをつけて落としてみる。
何度かやってようやくミニマムサイズがヒット!
これはティラピアか?
もうしばらくやって、もう一匹ヒット!
ちょっとサイズアップの12.5cm。
しばらくティラピアだと思っていたが、どうやら両方ともブルーギルのようだ。
まあ、ブルーギルを釣ったのも初めてなので、これはこれで満足。
パンにもあまり反応しなくなり、学会講演の時間も迫っていたのでここで納竿。
本当はするつもりはなかったが、夕方に再度昨日行った中流域へ。
よく見ると、いましたっ!!まさしくティラピア!!
40-50cmサイズが悠々と泳いでいる。
早速、ルアーとパンで攻めてみるも全く反応しなかった...

色鮮やかな種類の異なるものもいて、見えているのにヒットしないのは非常に歯がゆい。
やっとヒットしたと思ったら、立派なナマズだった...。
ティラピアはヒットしたらかなり引きは強く走ると聞いていたが、重いだけで走らないからおかしいとは思った。
ティラピアはいれば簡単に釣れるという情報だったが、そんなに簡単ではなさそうだ。
今回、ティラピアを釣ることはできなかったが、新たな目標ができた。
魚影は確認できたんだから、今後、実家に帰るついでにでも立ち寄って、必ず釣り上げてみせる
