2023年10月06日
和歌山遠征2013(後編)南紀
9月22日
遠征3日目。今日も雨予報だが、朝は曇り
今日は串本エリアに向かうのだが、その前に河口でしつこくメッキ狙い...撃沈
その後、潮止まりの時間を利用して観光
弾丸釣行でなければできるだけ観光は取り入れたいと思っている。
理由の1つ目はやっぱり知らない土地に行くからにはその地域の名所、文化にも触れておきたい。
2つ目は釣れなくても行った意味ができるから。釣れなくても釣り場の雰囲気や特徴を知ることで次に生かせるので無駄にはならないが、やはり教訓だけを持ち帰るのは寂しい
ということで、午前11時に到着したのは串本海中公園。
僕が観光するといったらたいてい水族館である。

観光地は混雑のない平日に行くことにしており、今回もガラガラである。
水族館では1つ1つの水槽をじっくり観たいので、混雑していると早く進めと急かされているようで落ち着かない。

少し進むと何といましたぜ、モヨウモンガラオドシ!!
後に小さいウツボもいたので一緒に撮影したが、これ、ワカウツボじゃね??
もしそうなら、奇跡的に前日のツーショット!!


ニセゴイシウツボ
写真では伝わらないと思うけど、これがまたデカい!! 釣ってみたい!!

イトヒキアジ
以前に静岡県の漁港で見て驚いた魚。
南紀の漁港にも何匹かいて、ルアーを投げると1度目は反応したが、その後は姿を消した。
釣ってみたい!!

最近よく見る水中トンネル型の水槽。



この水族館の売りでもある海中展望塔。
海中展望塔は外にあって少し歩かなければいけない。
海の間を進むので、荒れた天気だと閉鎖されるのかな?

海中展望塔へ入るには水族館+αの追加料金が必要。
入り口で係員がチケットを確認する。

実際の海の中を覗けるようになっており、たくさんの魚が集まっているが、網で囲っているわけではない。
元々たくさんの魚がいた場所に作ったこと、保護区になっていること、たまにエサをあげていることなどが魚の集まる理由だという。
中に入ると360度にたくさんの円形窓があり、魚を見ることができる。
今日は少々濁っていた。
荒れた天気に行っても濁っているし、魚もいないだろうから意味はないだろうね...。


串本海中公園を後にした後、お昼ご飯を食べに潮岬観光タワーへ。
今回はタワーへは入らず、隣のレストランで食事のみ。
レストランの建物の脇には相変わらず、”本州最南端のポスト”あり。



マグロメガ天丼
以前、ご飯がかなり少ないと書いたが今回も少なかった。
しかし、デカいマグロ天ぷら3本とうどんがあるのでお腹は十分満たされた

元々このメニューは「エギ
パラ」で紹介され、ここには彼方茜香さんのサインもあるのだが、そらなさゆりさんのサインもあった。
そらなさゆりさんはアングラーズアイドルの方で僕は名前程度しか知らなかったのだが、串本町出身であり、今回の旅の前にたまたまYou tubeで串本の釣りを流されているのを観て、いろいろ参考にさせていただいた。

と、観光はここまでにして、いざ懐かしの紀伊大島へ。
紀伊大島も本当はじっくり見たいのだが、なかなか時間がないので今回はやり慣れた漁港で釣り。
エギンガーが2人いたが、僕が行くと同時に移動していった。
アオリイカもいいのだが、根魚を釣りたいと思い、穴釣りをするも小魚がつつく程度。
あまりにもしつこくつつくので粘って掛けてみると...やっぱりベラ。
実は初めて釣った? アカササノハベラ。本日の1匹目。

その直後に釣れたカサゴ。

別の漁港に移動し、アオリイカ&根魚を狙おうとしたが、1つは工事中、1つは立ち入り禁止。
前は入った記憶があるが、前から立ち入り禁止だったか??
さらに移動しようとしたところ、港内にスロープがあるのが目についた。
”スロープを見たらDコンタクトを投げておけっ!!!
”

Dコンタクトを投げてトゥイッチしまくると、3匹のメッキが猛烈に追いかけてきた!!
2投目も猛烈に追いかけてきて、うち1匹がヒット!!
”君たち、今は潮止まり時間だよ...
”

次は追いかけてきた3匹のうち最も大きいものがヒットした。
写真ではわかりにくいが、20数cmはありそうでよく引いた

メッキはスレるのが早いのでそろそろ反応しなくなってきた。
3匹目が釣れたが、下に置いたネットの上でルアーが外れ、ネットの上で跳ねてオートリリースとなった。
少し時間をおいて4匹目がヒット。

その後ルアーを投げると、竿が途中から外れて飛んでいき焦った...
ラインの先にルアーがついているから回収できたが、Dコンタクトもシンキングだし、沈んだ仕掛けが根掛かりしてラインが切れたら救えないところ...
特にパックロッドは継ぎ目が多いので注意しなければならない。
いつもは定期的に確認するのだが、面白いものだからつい調子に乗ってしまった。

大分スレて釣れなくなってきたので、名残惜しいものの、紀伊大島を脱出
那智勝浦方面へ。
途中、道の駅「くしもと橋杭岩」へ。

橋杭岩(はしぐいいわ)とは国の天然記念物で、串本から大島へ向かって約850mに渡って大小40個ほどの岩が連なっており、その列があたかも橋の杭(橋脚のこと??)に似ていることから名付けられたらしい。
僕の持っている古い釣り場案内にはこの先端2個ほどは渡船で釣り場になっているそうだが本当??



そして道の駅やサービスエリアでの楽しみといえばソフトクリーム

本当はバニラが一番好きなのだが、ご当地モノを避けてバニラを食べるもの何なので、”きんかんソフト”にした。
味のイメージは全くつかなかったが、全然甘くなく、スッキリ、さっぱりとした味だった。
今のところ、淡路島で食べた”びわソフト”が一番かもしれない。

さて、暗くなる前に一度確認しておきたかったのが、先ほど少し述べた”そらなさゆりさん”が自身のYou tubeで穴釣りをされていたポイント。

このポイント、小場所だがなかなか見つけるのに苦労した。
動画ではカサゴがよく釣れていたが、行った時は干潮でほとんど穴釣りが出来ない状態だった
一応何匹か釣れたのは”オオスジイシモチ”のみ。

夜に勝浦港で20分ほど? エギングをしたが、干潮潮止まり時間であまり釣れる気がしなかったのでやめた。
何人かエギンガーがいたが、足元にスミ跡は全然なかった。
後で紹介動画を見ると真っ黒だったが...。
ということで3日目の釣りはこれにて終了。
9月23日
最終日。本当はほぼ帰るだけの日だったが、やはり釣果はおもわしくなかったので残業決定!!
太地の磯へ。
くじらの町、太地(たいじ)町。

磯の足場は比較的平坦で釣りやすいが、渡るのに危ない部分も多い。
干潮時に来たので、潮が満ちるとどうなるかわからず、来た道がなくならないか心配...

少々危険を冒して一番やりやすそうな場所へ行き、磯のウツボ狙い。
魚の切り身をぶっこんで待つも全く反応がないので、普段あまり置き竿はしないのだが、ウツボタックルは下に置いて片手間にエギングをやった
ところが、こんなに凪、無風のやりやすい状況の中、イカの姿が全然見えない...
沖の方でイルカ?か何かが泳いでいるようにも見えたが、あれのせいか??
とりあえず、全くラインの出ていないウツボタックルを抜き上げると...
あれっ? 何かついてる??

小さいが元気なウツボがついていた。
ウツボってのは全く引かないのか??
前日と違って今度は元気なので、針を外すのも少々危険で、かつ仕掛けは滅茶苦茶にされた...
ここで前日のウツボと模様を比較する。
前日のウツボは模様が全く違うことがわかる。

後ろを見ると、潮が満ちてきて帰り道に危険な香りがしたので安全なところまで戻ることにした。
※この後、満潮潮止まりまで釣りをするのだが、結果的には大丈夫だったようだ。

ここから根掛かりの連発を浴びることになる
悔やまれるのは仕掛けを回収しようとしたときに明らかに何かが喰っており、2度引かれたものの、根に潜られたのか根掛かりに変わり、自分が待てなかったこと。完全に根掛かりに変わってしまったのかもしれないが、しばらく放置すれば出てきてくれたかもしれない。
満潮潮止まりも近づいてきたので再度エギングに切り替えた。
すると数投後、足元までエギを追って来たアオリイカが喰った!!
南紀の磯サイズとは言えないが、9月の新子サイズである。
エギはエギ王の2.5号”軍艦グリーン”

このイカは小さいが、お土産がないので持ち帰りとした。
その数投後にさらに小さなアオリイカが掛かったが、これは即刻リリースした。

その後、ウツボ用の仕掛けがほとんどなくなり、磯の入り口近くまで戻って来た。
少し前から他にエギンガーが2名いて、1名が帰る際に話かけてきた。
その方によると、釣れるときは山ほど釣れるらしいが、今日は何故か全然ダメとのこと。
1杯は釣ったが、場所移動すると言っていた。
浅い海中を見ていると、底にデカいウツボがいる??
試しに魚の切り身を落としてみると...ググッと何かが喰ったっ!!
...が、即刻根掛かりに変わった...
竿を左右に振ってみるが、ウツボらしき影の顔は変わらない...違う? 岩の模様??
水深50cm程度なのに、何が喰ってどこにエサが入っているのかが全く分からない...
これも残念ながら仕掛けを切ることになった。
その近辺を探っていると、何かが喰った!!
小さいが、初めて釣った”アカハタ”

その後、完全に潮止まりを迎えたので、大きく北上
三重県との県境熊野川河口へ行った
南紀には古座川があるが、和歌山を縦断したかったことと、素通りしかしたことのなかったこの河川で一度シーバスを狙ってみたかった。
が...工事で出来ない?
いや出来そうな気はするが、釣り人が一人もいない...


土曜日の夕マズメに誰もいないなんてやっぱりやるべきではないような気がする...。
それなりに歩いたのだが、ポイントを見たのみで引き返す羽目になった...
僕が南紀で初めてメッキを狙った小さな漁港に立ち寄った。
ここは小場所だが、結構TVやYou tubeで釣りをするシーンを見かける。
メッキは反応なし。
少しだけ小魚と戯れることにした。
”カゴカキダイ”が釣りたいのだが、口が小さすぎて針が喰えない。
”ツノダシ”はエサに見向きもしない。
釣れたのは、”ヨスジフエダイ”と”クロホシイシモチ”

”クロホシイシモチ”は”ネンブツダイ”にそっくりだが、口の先端が黒いことで見分けがつく。

大分暗くなり、さすがに帰らないといけないが、最後の最後に串本港へ寄った。
土曜日の夜、かつ超一級の釣り場ということで釣り人がかなり多い。
時間はないので、まずは30分ほどジグサビキを行うも反応なし。
その後、ナノラバというタイラバの小さなルアーを投げて探るも反応なし。
ナノラバの説明を読むと、足元に垂らして上下で誘うだけでもよいとあったので、試してみると一発でヒット!!

この魚は”ムツ”という魚で、幼魚は浅場にいるが成魚は深海に生息する。
初めて釣ったが、結構歯が鋭いんだね。

この1匹が釣れたことで、そこそこ広範囲の足元を探ったところ、もう1匹ヒットしたが、魚種がわかる前に外れてしまった
午後8時半に納竿し、今回の釣りは終了となった。
帰りは「すさみ」あたりから高速に乗って帰ったが、眠くてSAで就寝し、家に帰り着いたのが翌24日の朝7時。
目的としていた魚がすべて釣れたわけではなかったが、思わぬ出会いもあって、非常に充実した遠征になったと感じている。
今回の遠征でまた釣り遠征魂に火がついてしまったので、出費の日々が復活しそうだ...
総走行距離:964.8km
<使用タックル>
※ウツボ以外すべて
ロッド :HUNTERS HT-6×4S Length:7’0”ft
リール:COMPLEX CI4+ 2500S F6 HG
※ウツボ
ロッド :Dear Monster MX-8
リール :CALCUTTA CONQUEST 200
遠征3日目。今日も雨予報だが、朝は曇り

今日は串本エリアに向かうのだが、その前に河口でしつこくメッキ狙い...撃沈

その後、潮止まりの時間を利用して観光

弾丸釣行でなければできるだけ観光は取り入れたいと思っている。
理由の1つ目はやっぱり知らない土地に行くからにはその地域の名所、文化にも触れておきたい。
2つ目は釣れなくても行った意味ができるから。釣れなくても釣り場の雰囲気や特徴を知ることで次に生かせるので無駄にはならないが、やはり教訓だけを持ち帰るのは寂しい

ということで、午前11時に到着したのは串本海中公園。
僕が観光するといったらたいてい水族館である。
観光地は混雑のない平日に行くことにしており、今回もガラガラである。
水族館では1つ1つの水槽をじっくり観たいので、混雑していると早く進めと急かされているようで落ち着かない。
少し進むと何といましたぜ、モヨウモンガラオドシ!!
後に小さいウツボもいたので一緒に撮影したが、これ、ワカウツボじゃね??

もしそうなら、奇跡的に前日のツーショット!!

ニセゴイシウツボ
写真では伝わらないと思うけど、これがまたデカい!! 釣ってみたい!!

イトヒキアジ
以前に静岡県の漁港で見て驚いた魚。
南紀の漁港にも何匹かいて、ルアーを投げると1度目は反応したが、その後は姿を消した。
釣ってみたい!!

最近よく見る水中トンネル型の水槽。
この水族館の売りでもある海中展望塔。
海中展望塔は外にあって少し歩かなければいけない。
海の間を進むので、荒れた天気だと閉鎖されるのかな?
海中展望塔へ入るには水族館+αの追加料金が必要。
入り口で係員がチケットを確認する。
実際の海の中を覗けるようになっており、たくさんの魚が集まっているが、網で囲っているわけではない。
元々たくさんの魚がいた場所に作ったこと、保護区になっていること、たまにエサをあげていることなどが魚の集まる理由だという。
中に入ると360度にたくさんの円形窓があり、魚を見ることができる。
今日は少々濁っていた。
荒れた天気に行っても濁っているし、魚もいないだろうから意味はないだろうね...。
串本海中公園を後にした後、お昼ご飯を食べに潮岬観光タワーへ。
今回はタワーへは入らず、隣のレストランで食事のみ。
レストランの建物の脇には相変わらず、”本州最南端のポスト”あり。
マグロメガ天丼

以前、ご飯がかなり少ないと書いたが今回も少なかった。
しかし、デカいマグロ天ぷら3本とうどんがあるのでお腹は十分満たされた

元々このメニューは「エギ

そらなさゆりさんはアングラーズアイドルの方で僕は名前程度しか知らなかったのだが、串本町出身であり、今回の旅の前にたまたまYou tubeで串本の釣りを流されているのを観て、いろいろ参考にさせていただいた。
と、観光はここまでにして、いざ懐かしの紀伊大島へ。
紀伊大島も本当はじっくり見たいのだが、なかなか時間がないので今回はやり慣れた漁港で釣り。
エギンガーが2人いたが、僕が行くと同時に移動していった。
アオリイカもいいのだが、根魚を釣りたいと思い、穴釣りをするも小魚がつつく程度。
あまりにもしつこくつつくので粘って掛けてみると...やっぱりベラ。
実は初めて釣った? アカササノハベラ。本日の1匹目。
その直後に釣れたカサゴ。
別の漁港に移動し、アオリイカ&根魚を狙おうとしたが、1つは工事中、1つは立ち入り禁止。
前は入った記憶があるが、前から立ち入り禁止だったか??
さらに移動しようとしたところ、港内にスロープがあるのが目についた。
”スロープを見たらDコンタクトを投げておけっ!!!

Dコンタクトを投げてトゥイッチしまくると、3匹のメッキが猛烈に追いかけてきた!!

2投目も猛烈に追いかけてきて、うち1匹がヒット!!

”君たち、今は潮止まり時間だよ...

次は追いかけてきた3匹のうち最も大きいものがヒットした。
写真ではわかりにくいが、20数cmはありそうでよく引いた

メッキはスレるのが早いのでそろそろ反応しなくなってきた。
3匹目が釣れたが、下に置いたネットの上でルアーが外れ、ネットの上で跳ねてオートリリースとなった。
少し時間をおいて4匹目がヒット。
その後ルアーを投げると、竿が途中から外れて飛んでいき焦った...

ラインの先にルアーがついているから回収できたが、Dコンタクトもシンキングだし、沈んだ仕掛けが根掛かりしてラインが切れたら救えないところ...

特にパックロッドは継ぎ目が多いので注意しなければならない。
いつもは定期的に確認するのだが、面白いものだからつい調子に乗ってしまった。
大分スレて釣れなくなってきたので、名残惜しいものの、紀伊大島を脱出

那智勝浦方面へ。
途中、道の駅「くしもと橋杭岩」へ。
橋杭岩(はしぐいいわ)とは国の天然記念物で、串本から大島へ向かって約850mに渡って大小40個ほどの岩が連なっており、その列があたかも橋の杭(橋脚のこと??)に似ていることから名付けられたらしい。
僕の持っている古い釣り場案内にはこの先端2個ほどは渡船で釣り場になっているそうだが本当??
そして道の駅やサービスエリアでの楽しみといえばソフトクリーム

本当はバニラが一番好きなのだが、ご当地モノを避けてバニラを食べるもの何なので、”きんかんソフト”にした。
味のイメージは全くつかなかったが、全然甘くなく、スッキリ、さっぱりとした味だった。
今のところ、淡路島で食べた”びわソフト”が一番かもしれない。
さて、暗くなる前に一度確認しておきたかったのが、先ほど少し述べた”そらなさゆりさん”が自身のYou tubeで穴釣りをされていたポイント。
このポイント、小場所だがなかなか見つけるのに苦労した。
動画ではカサゴがよく釣れていたが、行った時は干潮でほとんど穴釣りが出来ない状態だった

一応何匹か釣れたのは”オオスジイシモチ”のみ。
夜に勝浦港で20分ほど? エギングをしたが、干潮潮止まり時間であまり釣れる気がしなかったのでやめた。
何人かエギンガーがいたが、足元にスミ跡は全然なかった。
後で紹介動画を見ると真っ黒だったが...。
ということで3日目の釣りはこれにて終了。
9月23日
最終日。本当はほぼ帰るだけの日だったが、やはり釣果はおもわしくなかったので残業決定!!

太地の磯へ。
くじらの町、太地(たいじ)町。
磯の足場は比較的平坦で釣りやすいが、渡るのに危ない部分も多い。
干潮時に来たので、潮が満ちるとどうなるかわからず、来た道がなくならないか心配...

少々危険を冒して一番やりやすそうな場所へ行き、磯のウツボ狙い。
魚の切り身をぶっこんで待つも全く反応がないので、普段あまり置き竿はしないのだが、ウツボタックルは下に置いて片手間にエギングをやった

ところが、こんなに凪、無風のやりやすい状況の中、イカの姿が全然見えない...

沖の方でイルカ?か何かが泳いでいるようにも見えたが、あれのせいか??
とりあえず、全くラインの出ていないウツボタックルを抜き上げると...
あれっ? 何かついてる??
小さいが元気なウツボがついていた。
ウツボってのは全く引かないのか??

前日と違って今度は元気なので、針を外すのも少々危険で、かつ仕掛けは滅茶苦茶にされた...

ここで前日のウツボと模様を比較する。
前日のウツボは模様が全く違うことがわかる。
後ろを見ると、潮が満ちてきて帰り道に危険な香りがしたので安全なところまで戻ることにした。
※この後、満潮潮止まりまで釣りをするのだが、結果的には大丈夫だったようだ。
ここから根掛かりの連発を浴びることになる

悔やまれるのは仕掛けを回収しようとしたときに明らかに何かが喰っており、2度引かれたものの、根に潜られたのか根掛かりに変わり、自分が待てなかったこと。完全に根掛かりに変わってしまったのかもしれないが、しばらく放置すれば出てきてくれたかもしれない。
満潮潮止まりも近づいてきたので再度エギングに切り替えた。
すると数投後、足元までエギを追って来たアオリイカが喰った!!

南紀の磯サイズとは言えないが、9月の新子サイズである。
エギはエギ王の2.5号”軍艦グリーン”
このイカは小さいが、お土産がないので持ち帰りとした。
その数投後にさらに小さなアオリイカが掛かったが、これは即刻リリースした。
その後、ウツボ用の仕掛けがほとんどなくなり、磯の入り口近くまで戻って来た。
少し前から他にエギンガーが2名いて、1名が帰る際に話かけてきた。
その方によると、釣れるときは山ほど釣れるらしいが、今日は何故か全然ダメとのこと。
1杯は釣ったが、場所移動すると言っていた。
浅い海中を見ていると、底にデカいウツボがいる??
試しに魚の切り身を落としてみると...ググッと何かが喰ったっ!!

...が、即刻根掛かりに変わった...

竿を左右に振ってみるが、ウツボらしき影の顔は変わらない...違う? 岩の模様??
水深50cm程度なのに、何が喰ってどこにエサが入っているのかが全く分からない...

これも残念ながら仕掛けを切ることになった。
その近辺を探っていると、何かが喰った!!
小さいが、初めて釣った”アカハタ”
その後、完全に潮止まりを迎えたので、大きく北上

三重県との県境熊野川河口へ行った

南紀には古座川があるが、和歌山を縦断したかったことと、素通りしかしたことのなかったこの河川で一度シーバスを狙ってみたかった。
が...工事で出来ない?
いや出来そうな気はするが、釣り人が一人もいない...

土曜日の夕マズメに誰もいないなんてやっぱりやるべきではないような気がする...。
それなりに歩いたのだが、ポイントを見たのみで引き返す羽目になった...

僕が南紀で初めてメッキを狙った小さな漁港に立ち寄った。
ここは小場所だが、結構TVやYou tubeで釣りをするシーンを見かける。
メッキは反応なし。
少しだけ小魚と戯れることにした。
”カゴカキダイ”が釣りたいのだが、口が小さすぎて針が喰えない。
”ツノダシ”はエサに見向きもしない。
釣れたのは、”ヨスジフエダイ”と”クロホシイシモチ”
”クロホシイシモチ”は”ネンブツダイ”にそっくりだが、口の先端が黒いことで見分けがつく。
大分暗くなり、さすがに帰らないといけないが、最後の最後に串本港へ寄った。
土曜日の夜、かつ超一級の釣り場ということで釣り人がかなり多い。
時間はないので、まずは30分ほどジグサビキを行うも反応なし。
その後、ナノラバというタイラバの小さなルアーを投げて探るも反応なし。
ナノラバの説明を読むと、足元に垂らして上下で誘うだけでもよいとあったので、試してみると一発でヒット!!

この魚は”ムツ”という魚で、幼魚は浅場にいるが成魚は深海に生息する。
初めて釣ったが、結構歯が鋭いんだね。
この1匹が釣れたことで、そこそこ広範囲の足元を探ったところ、もう1匹ヒットしたが、魚種がわかる前に外れてしまった

午後8時半に納竿し、今回の釣りは終了となった。
帰りは「すさみ」あたりから高速に乗って帰ったが、眠くてSAで就寝し、家に帰り着いたのが翌24日の朝7時。
目的としていた魚がすべて釣れたわけではなかったが、思わぬ出会いもあって、非常に充実した遠征になったと感じている。
今回の遠征でまた釣り遠征魂に火がついてしまったので、出費の日々が復活しそうだ...

総走行距離:964.8km
<使用タックル>
※ウツボ以外すべて
ロッド :HUNTERS HT-6×4S Length:7’0”ft
リール:COMPLEX CI4+ 2500S F6 HG
※ウツボ
ロッド :Dear Monster MX-8
リール :CALCUTTA CONQUEST 200
2021年10月03日
充実した単日遠征~和歌山編~
夏休みをとって、9/22~9/26まで5連休。
本当は9/21も休みをとって7連休(9/18~9/19は仕事)だった。
元々の目的が実家に帰る予定だったものの、またも延期にしたため9/21の休みは返上した。
とはいうものの...まだ緊急事態宣言中ではあるのだが...そろそろ県外への釣り旅にも出てみたく...平日1日のみの釣り遠征に旅立った...
9月24日
目的地は和歌山県。
金沢から行くことを思えば近くなったが、それでも十分遠い。
前回の記事はいつだったか...ハゼしか釣れなかった苦い記憶がある...
前日夜早くに寝て午前1時頃に出発しようと思っていたが結局寝るのが遅くなってしまい、ガッツリ寝てしまってはヤバいので、寝ずに出発し、眠たくなったら車の中でその都度仮眠をとることにした。
午前5時まで走り続けたが、眠くなってきたので駐車して就寝...
起きると6時半。
平日であり、これ以上寝ると通勤ラッシュにかかってしまうので、そそくさと発進
まずは以前に行った河川に向かったが、最近はせっかくの駐車スペースも封鎖されるケースが増えているため心配したものの、とりあえず大丈夫だった
到着は午前7時半。この時刻はちょうど満潮潮止まり。
行くのは太平洋側であり、大きな潮位差があることを道中気付き、調べた。
水の色は程よい濁りで申し分ないが、ここはかなり根掛かりすることがわかっている。
まあ、河川なんてどこでも底をズル引いたら根掛かりはするもの。
というわけで、メインターゲットはチヌであり、厳密にはキビレである。
北陸にはマチヌ(クロダイ)しかいないので、ここ以外にも広島や大阪の淀川でキビレを狙うも不発に終わってきた。
高知県でサビキをした際に幼魚のキビレが掛かったくらいである。
水深も浅く、1投目から根掛かっては心が折れるので、最初はトップで探ってみる。
潮止まりでもあるが、20分ポッパーで探って反応なし...飽きた...
ということで、底付近を探ることに。
やはりチョコチョコ根掛かりするので、少し上流側に場所移動。
移動したところはきれいに護岸されており、”前もこんなだったっけ??”と思うや否や、すぐに最近工事されたことに気付いた。
”そうそう、前はもっと足場が高くて3mくらいのタモが必要だったんだ
”
底付近を探ってみると、1度軽く引っ掛かったものの、あまり根掛かりしない。
”足場もいいし、しばらくはここでやってみよう!!
”
午前8時40分頃(開始してちょうど1時間)、足元で回収寸前にグイ~~ンと引っ張られた!!
そこそこの引きに加えてバラシたくない一心で、必死にタモ入れをする
...獲った!!!


35cmのキビレ!!
釣り慣れている人には何でもないサイズだが、僕にとってはかなりうれしい
やっと”釣った”といえるキビレを釣ることができた。
開始1時間で最大の目的を達することができたが、どんどん潮が動いている時間であり(下げ)、欲を言えば40cm以上のキビレが釣りたいので、リラックスした状態で続けてみる。

ちなみに仕掛けは適当なチヌ専用のジグヘッド(3.5g)にワーム「チヌ職人」をつけて底をトントン跳ねさせているだけである。
この「チヌ職人」、1度開封すると閉じておいても液漏れがひどいので、できれば一気に使ってしまった方が無難。

午前9時20分頃、軽く何かが掛かったが、引き抵抗はかなり軽い。
結果は29cmのマゴチ。
実はマゴチも初めて釣った

そこからしばらく探るも反応がないので休憩がてら橋の下へ。
何匹かのコイが泳いでおり、真っ赤なコイもいた
...釣りたいぜっ!!

灼熱
の中、再び探るも反応なく、時刻は午前10時半。
干潮潮止まりは午後1時半であり、そこまでキビレを狙うつもりでいたが、ちょっと移動することにした。
干潮潮止まりになる前に、もう1つのターゲットも狙ってみよう...と。
河口に赴き、釣りポイントをいろいろと回ってみた。
最初行ったところには広大な駐車スペースがあり、車もそれなりに停まっているものの、釣り人が1人もいない...”ここは釣りをしてもいいのか??”
もう少し移動すると漁港があって、平日なので人は少ないが釣り人がいた。
駐車が許されているスペースもあって、ネット情報も参考に、ここは停めてもいいようだ。
第2のターゲットはメッキである。
メッキとはロウニンアジ、ギンガメアジ、カスミアジ、オニヒラアジなどの幼魚の俗称であり、哀しい死滅回遊魚
...黒潮に乗って北上してくるが、冬を超えられずに死んでしまうことが決まっている。
以前に別の河口で(たぶん)オニヒラアジの幼魚を釣ったことがあるが、それはそれでレアでいいのだが、できればメジャーな前3種のメッキを釣ってみたい。

メッキは漁港のスロープで釣れることが有名なので覗いてみると、小さなブルーギルみたいなのが泳いでいるが、これはメッキなのか??
ミノーやポッパー、ジグなどで探ってみるが、そいつらは無反応...
しかし、1度だけシャクるジグの周りでヒラを打つ魚がいた...間違いなくメッキだ!!
結局、ミノーに軽くついてくるダツはいたが、何も釣れなかった...また夕方に来よう...
正午...お昼休憩
さて...アオリイカでも狙えないものか...。
1日釣行なので、串本や紀伊大島まで行っている時間はない。
少し調べると、幾分近くの漁港でアオリイカが釣れるようだ。
ただ、時刻的に干潮なのでなかなか厳しいかもしれない。
道を間違えながら、狭い道を走りながら、何とか漁港に辿り着いた。
最初はガッツリ漁港内に車を停めたが、本当にここに停めてもいいのだろうか...?
ネット情報とグーグルマップから、どうやら駐車場は漁港外のようだ。
駐車場の真ん前を少しやってみたが、浅すぎて表層ダートで探るも釣れる気がしない。
情報ではテトラの上からが実績高いとのことで、かなり高い位置からエギを投入して探ってみると、新子がワラワラと出てきた。
9月下旬ならもう少しサイズがほしいところだが、まずは固く1杯と攻めてみるも、イカはエギを抱くまでのやる気がない
拉致があかないので、漁港内へ移動
本来は夜に実績があるそうで、常夜灯に集まるベイトにイカが集まるようだ。
いくつもある常夜灯付近にイカ墨はあるが、ここでしか釣れないというよりは、常夜灯下がやりやすいので釣り人も多いのだろう。
海中を覗いてみると、生まれたばかりのようなイカがたくさんいるが、こんなサイズなのか??
グルッと漁港を周り、決めた釣り座で探ってみると、やる気満々のコロッケサイズが多数ついてきた!!
さっさと釣って終了だったはずが、イカに翻弄される地獄のバラシが始まった!!
猛烈な突進をするものの、いまいちエギを抱かない個体、抱いてもすぐに放す個体、合わせてもないのにエギを抱いて勝手にスミを吐いて放す個体、合わせて乗ったものの外れた個体...合計4~5回バラした...
後ろでしゃべりながらずっと見ている漁業関係者も”何やっとるんじゃ!!
”って思いだろう...
ここまで同じポイントでエギを投げ続けていたら、さすがにスレにスレまくる。
少しだけ場所を移すとまた追ってくるイカがいたので”何とか1杯”を目標にやってみる。
ここでもバラシがあったが、サイトではなく、何とか合わせて乗った個体を釣り上げることができた

ここまで新子に翻弄されたのは初めてだ。
メッキの件もあり、本当は午後3時半で撤収する予定だったのに、4時半まで延長した。
急いで戻って、河口の漁港に到着したのは午後5時。
スロープを「D-コンタクトⅡ」の乱発トゥイッチで誘うと、すぐに喰いついてきた!!


ここから立て続けに3匹キャッチ
釣れたのはすべてロウニンアジのようだ。


4匹目の個体が1番大きく引いたのでサイズを測ってみると、ちょうど20cmだった。
決して強い引きではないが、なるほどライトフィッシングとして十分楽しめる引きである。
もちろん、GTになればとんでもないのだが...

いくらでも追ってくる個体がいるためいくらでも釣れそうだが、午後5時40分で終了とした。
ちなみに最初に見たブルーギル様の魚はやっぱりメッキだったが、喰い気がなかっただけのようだ。
最後、暗くなる前に再度河川でキビレ狙い。
終了予定時刻は午後6時半。
チヌなので夜狙うと有望そうだが、1日遠征なので...。
開始して間もなく(5時55分)、軽いアタリと引き。
銀色の小さな魚体にキビレの幼魚と確信...したもの束の間、釣れたのは5匹目のメッキだった

メッキがいるのは当然だが、喰ってくるとは思わなかったな。
その後、午後6時半まで探るも反応なく、納竿とした。
遠征では1匹釣るのも難しいと長い経験で実感しているが、今回ほど順調だった遠征は珍しい。
メッキゲームは太平洋側の限られた場所でしか経験できないが、やっとその面白さを体感できた
ただ...何度やっても和歌山のアオリイカは僕に優しくないな...
行きは下道で来たが、大阪の市街地はかなり面倒くさかった(夜中だったのでまだよかった)ので、帰りの大阪は高速を使うことにしたが、梅田を走るとその大都会さと夜景に感動した!!

道中「あべのハルカス」も見えたが、行ったことはあるものの、遠目で見るとあんなに高いのか...
2016年の11月に行ったものの、建物は撮ってなかったので、展望台からの夜景写真を最後に...

<使用タックル>
※キビレ、マゴチ
ロッド :OROCHI X4 SECRET SERVICE F3-72X4-S-SS
リール :COMPLEX CI4+ 2500S F6 HG
ライン :PE1号
リーダー:フロロ16lb
※アオリイカ、メッキ
ロッド:Sephia SS S803ML
リール:Sephia SS C3000SDHHG
ライン:PE0.6号
リーダー:フロロ8lb
本当は9/21も休みをとって7連休(9/18~9/19は仕事)だった。
元々の目的が実家に帰る予定だったものの、またも延期にしたため9/21の休みは返上した。
とはいうものの...まだ緊急事態宣言中ではあるのだが...そろそろ県外への釣り旅にも出てみたく...平日1日のみの釣り遠征に旅立った...

9月24日
目的地は和歌山県。
金沢から行くことを思えば近くなったが、それでも十分遠い。
前回の記事はいつだったか...ハゼしか釣れなかった苦い記憶がある...

前日夜早くに寝て午前1時頃に出発しようと思っていたが結局寝るのが遅くなってしまい、ガッツリ寝てしまってはヤバいので、寝ずに出発し、眠たくなったら車の中でその都度仮眠をとることにした。
午前5時まで走り続けたが、眠くなってきたので駐車して就寝...

起きると6時半。
平日であり、これ以上寝ると通勤ラッシュにかかってしまうので、そそくさと発進

まずは以前に行った河川に向かったが、最近はせっかくの駐車スペースも封鎖されるケースが増えているため心配したものの、とりあえず大丈夫だった

到着は午前7時半。この時刻はちょうど満潮潮止まり。
行くのは太平洋側であり、大きな潮位差があることを道中気付き、調べた。
水の色は程よい濁りで申し分ないが、ここはかなり根掛かりすることがわかっている。
まあ、河川なんてどこでも底をズル引いたら根掛かりはするもの。
というわけで、メインターゲットはチヌであり、厳密にはキビレである。
北陸にはマチヌ(クロダイ)しかいないので、ここ以外にも広島や大阪の淀川でキビレを狙うも不発に終わってきた。
高知県でサビキをした際に幼魚のキビレが掛かったくらいである。
水深も浅く、1投目から根掛かっては心が折れるので、最初はトップで探ってみる。
潮止まりでもあるが、20分ポッパーで探って反応なし...飽きた...

ということで、底付近を探ることに。
やはりチョコチョコ根掛かりするので、少し上流側に場所移動。
移動したところはきれいに護岸されており、”前もこんなだったっけ??”と思うや否や、すぐに最近工事されたことに気付いた。
”そうそう、前はもっと足場が高くて3mくらいのタモが必要だったんだ

底付近を探ってみると、1度軽く引っ掛かったものの、あまり根掛かりしない。
”足場もいいし、しばらくはここでやってみよう!!

午前8時40分頃(開始してちょうど1時間)、足元で回収寸前にグイ~~ンと引っ張られた!!

そこそこの引きに加えてバラシたくない一心で、必死にタモ入れをする


35cmのキビレ!!

釣り慣れている人には何でもないサイズだが、僕にとってはかなりうれしい

やっと”釣った”といえるキビレを釣ることができた。
開始1時間で最大の目的を達することができたが、どんどん潮が動いている時間であり(下げ)、欲を言えば40cm以上のキビレが釣りたいので、リラックスした状態で続けてみる。
ちなみに仕掛けは適当なチヌ専用のジグヘッド(3.5g)にワーム「チヌ職人」をつけて底をトントン跳ねさせているだけである。
この「チヌ職人」、1度開封すると閉じておいても液漏れがひどいので、できれば一気に使ってしまった方が無難。
午前9時20分頃、軽く何かが掛かったが、引き抵抗はかなり軽い。
結果は29cmのマゴチ。
実はマゴチも初めて釣った

そこからしばらく探るも反応がないので休憩がてら橋の下へ。
何匹かのコイが泳いでおり、真っ赤なコイもいた


灼熱

干潮潮止まりは午後1時半であり、そこまでキビレを狙うつもりでいたが、ちょっと移動することにした。
干潮潮止まりになる前に、もう1つのターゲットも狙ってみよう...と。
河口に赴き、釣りポイントをいろいろと回ってみた。
最初行ったところには広大な駐車スペースがあり、車もそれなりに停まっているものの、釣り人が1人もいない...”ここは釣りをしてもいいのか??”
もう少し移動すると漁港があって、平日なので人は少ないが釣り人がいた。
駐車が許されているスペースもあって、ネット情報も参考に、ここは停めてもいいようだ。
第2のターゲットはメッキである。
メッキとはロウニンアジ、ギンガメアジ、カスミアジ、オニヒラアジなどの幼魚の俗称であり、哀しい死滅回遊魚

以前に別の河口で(たぶん)オニヒラアジの幼魚を釣ったことがあるが、それはそれでレアでいいのだが、できればメジャーな前3種のメッキを釣ってみたい。
メッキは漁港のスロープで釣れることが有名なので覗いてみると、小さなブルーギルみたいなのが泳いでいるが、これはメッキなのか??
ミノーやポッパー、ジグなどで探ってみるが、そいつらは無反応...

しかし、1度だけシャクるジグの周りでヒラを打つ魚がいた...間違いなくメッキだ!!
結局、ミノーに軽くついてくるダツはいたが、何も釣れなかった...また夕方に来よう...

正午...お昼休憩

さて...アオリイカでも狙えないものか...。
1日釣行なので、串本や紀伊大島まで行っている時間はない。
少し調べると、幾分近くの漁港でアオリイカが釣れるようだ。
ただ、時刻的に干潮なのでなかなか厳しいかもしれない。
道を間違えながら、狭い道を走りながら、何とか漁港に辿り着いた。
最初はガッツリ漁港内に車を停めたが、本当にここに停めてもいいのだろうか...?
ネット情報とグーグルマップから、どうやら駐車場は漁港外のようだ。
駐車場の真ん前を少しやってみたが、浅すぎて表層ダートで探るも釣れる気がしない。
情報ではテトラの上からが実績高いとのことで、かなり高い位置からエギを投入して探ってみると、新子がワラワラと出てきた。
9月下旬ならもう少しサイズがほしいところだが、まずは固く1杯と攻めてみるも、イカはエギを抱くまでのやる気がない

拉致があかないので、漁港内へ移動

本来は夜に実績があるそうで、常夜灯に集まるベイトにイカが集まるようだ。
いくつもある常夜灯付近にイカ墨はあるが、ここでしか釣れないというよりは、常夜灯下がやりやすいので釣り人も多いのだろう。
海中を覗いてみると、生まれたばかりのようなイカがたくさんいるが、こんなサイズなのか??

グルッと漁港を周り、決めた釣り座で探ってみると、やる気満々のコロッケサイズが多数ついてきた!!

さっさと釣って終了だったはずが、イカに翻弄される地獄のバラシが始まった!!

猛烈な突進をするものの、いまいちエギを抱かない個体、抱いてもすぐに放す個体、合わせてもないのにエギを抱いて勝手にスミを吐いて放す個体、合わせて乗ったものの外れた個体...合計4~5回バラした...

後ろでしゃべりながらずっと見ている漁業関係者も”何やっとるんじゃ!!


ここまで同じポイントでエギを投げ続けていたら、さすがにスレにスレまくる。
少しだけ場所を移すとまた追ってくるイカがいたので”何とか1杯”を目標にやってみる。
ここでもバラシがあったが、サイトではなく、何とか合わせて乗った個体を釣り上げることができた

ここまで新子に翻弄されたのは初めてだ。
メッキの件もあり、本当は午後3時半で撤収する予定だったのに、4時半まで延長した。
急いで戻って、河口の漁港に到着したのは午後5時。
スロープを「D-コンタクトⅡ」の乱発トゥイッチで誘うと、すぐに喰いついてきた!!

ここから立て続けに3匹キャッチ

釣れたのはすべてロウニンアジのようだ。
4匹目の個体が1番大きく引いたのでサイズを測ってみると、ちょうど20cmだった。
決して強い引きではないが、なるほどライトフィッシングとして十分楽しめる引きである。
もちろん、GTになればとんでもないのだが...

いくらでも追ってくる個体がいるためいくらでも釣れそうだが、午後5時40分で終了とした。
ちなみに最初に見たブルーギル様の魚はやっぱりメッキだったが、喰い気がなかっただけのようだ。
最後、暗くなる前に再度河川でキビレ狙い。
終了予定時刻は午後6時半。
チヌなので夜狙うと有望そうだが、1日遠征なので...。
開始して間もなく(5時55分)、軽いアタリと引き。
銀色の小さな魚体にキビレの幼魚と確信...したもの束の間、釣れたのは5匹目のメッキだった

メッキがいるのは当然だが、喰ってくるとは思わなかったな。
その後、午後6時半まで探るも反応なく、納竿とした。
遠征では1匹釣るのも難しいと長い経験で実感しているが、今回ほど順調だった遠征は珍しい。
メッキゲームは太平洋側の限られた場所でしか経験できないが、やっとその面白さを体感できた

ただ...何度やっても和歌山のアオリイカは僕に優しくないな...

行きは下道で来たが、大阪の市街地はかなり面倒くさかった(夜中だったのでまだよかった)ので、帰りの大阪は高速を使うことにしたが、梅田を走るとその大都会さと夜景に感動した!!


道中「あべのハルカス」も見えたが、行ったことはあるものの、遠目で見るとあんなに高いのか...

2016年の11月に行ったものの、建物は撮ってなかったので、展望台からの夜景写真を最後に...

<使用タックル>
※キビレ、マゴチ
ロッド :OROCHI X4 SECRET SERVICE F3-72X4-S-SS
リール :COMPLEX CI4+ 2500S F6 HG
ライン :PE1号
リーダー:フロロ16lb
※アオリイカ、メッキ
ロッド:Sephia SS S803ML
リール:Sephia SS C3000SDHHG
ライン:PE0.6号
リーダー:フロロ8lb
2017年10月04日
三重・和歌山遠征~伊勢志摩-南紀編~
遠征の記事が続く。
9月の3連休は本来、実家の三重に帰るつもりだったが、台風の影響で先送りにしていた。
10月、11月の連休は仕事のため実家帰省も遠征もできないが、10/2(月)は代休のため、9/30(土)から3連休となり、これを利用して実家へ帰ることにした。
5月に伊勢志摩で春イカを狙った時と同様、今回も釣りをすることにした。
金沢土産を買って帰らない分、実家からの”イカが食べたい”との要望に応えるため、何としてもアオリイカを釣らなければならない。
”秋に南紀へ行ってイカが釣れないはずがない
”...と安易な考えで出発し、手痛い洗礼を受けるのであった...
※和歌山の釣り情報はほとんど手元にないので、下調べは数少ない資料とネット。
9月30日
深夜0時に出発し、そのまま行け...るはずもなく、途中で寝ながらも午前9時半に最初の目的地へ到着。
最初の目的地までは片道470kmくらいであり、無休憩で行けば午前5時くらいに到着だったか...。
本来、最初の目的地は南紀の入り口だったが、急遽予定を変更して、三重県最南端の漁港「鵜殿港」へ足を運んだ。
小学生の頃、社会科で三重県の地名を勉強して「鵜殿」という地名は知っていたが、長い時を経て訪れることになるとは...。
ここは、南紀ではなく、ギリギリ紀東になる。「鵜殿港」に隣接して熊野川があり、熊野川より南方が南紀、和歌山県になる。
”家族にアオリイカを届ける”ことが第一目的なのだが、折角、ここまで来て”アイツ”を狙わないわけにはいかない。というか、そろそろ一発目のケリをつけたい
”アイツ”...そう、メッキである
メッキだけを求めて遠征はしていないが、同時に目標に掲げてどれだけ経つか...。
いつも、中途半端な地で挑戦することが多いからダメなのだ。南紀なら釣れないわけがないっ!!
そして「鵜殿港」。干潮で水がかなり少ない。
小魚がチラホラ見える程度だが、とりあえずメタルジグを通してみる。
表層を早巻きすると、ダツが追ってくる。
”まずはダツでも”と狙ってみるも、バイトはあるがなかなか乗らない。そしてすぐにスレる
メッキの反応もなく、30分で見限って、当初、最初の目的地としていた場所へ向かった。
「南紀 那智勝浦」へ入った。
メッキがいるであろうと踏んだ、「小金島漁港」へ到着。
それなりに広い漁港だが、釣り人は少ない。
赤灯台のある堤防の付け根に駐車することができ、早速堤防の先端へ向かう。


しかし、四方八方にメタルジグを投入するも全く反応なし...
ここはかなり手堅い漁港だと思っていたのだが...。
メッキはスロープによくいると聞いたことがあるので、ミノーでパニックアクションを入れながら探ってみるも、たま~についてくるのはフグ。
早々に見切って、一気に南下し、ついに串本入り。
南紀 串本
僕の中で、まさに釣りの聖地の1つという場所。
もうすぐ本州最南端。
当初は串本入りまでは時間的にしないかもしれないと思っていたが、那智勝浦まで来ていると、意外と近い。
到着したのは、古座川河口の手前、「動鳴気(ドメキ)漁港」。


正面は沖堤で、左右に堤防が伸びるが、左の堤防は根元にバリケードがある。
右の堤防は途中からは登れそうもなく、漁港入り口付近の根元から歩けば先端まで行けそうだが、とりあえず漁港内だけでやってみた。
また、この漁港は工事中で、工事の方の邪魔にならないように気を付けなければならない。
あちこち歩きながらメタルジグを投入するも何の反応もなし。
ここもかなり期待が大きかった港なだけに残念っ!!
場所移動する直前に、メタルジグを何かが喰ったっ!!


ハタ系の魚。最初は「マハタ」かと思ったが、ヒレが黄色いので「アオハタ」でよいのだろうか?
とにかく、初めて釣った魚
メタルジグは「ジグパラマイクロ 7g」。
・
・
・
ここまで来たら、一気に本州最南端の「潮岬」だ...と思い、車を出した矢先、橋を渡りながら車窓から見えた古座川の河口。
”河口際に車停めてできそうじゃんっ!!
”
と思い、Uタ~~ン
古座川の河口。
河口を望むビュー。

上流側を望むビュー。

河口は意外と浅いようで、10gのメタルジグではすぐに底に着く。
7gでも重めだったので、5gで探ってみることに。
しばらくはアタリの「ア」もなかったが、開始30分ほどで”プルプルプルッ”とアタリがっ!!
軽い突っ込みを見せる魚を難なく引き上げると...ルン


ついに...ついに、初メッキじゃーーー
リリース予定なので、車からタモを持ってきてその上へ。
メッキだけを狙って遠征したことはないが、メインに近い位置づけで追い続けてきたメッキ。
この1匹に何十万円かかっていることやら...
その後、欲を出して”せめてもう1匹”と続けるも反応がないので納竿し、やっとアオリイカ狙いへ。
ここで、このメッキ、魚種は何かを家に帰ってから調べてみた。
一般的にメッキとは総称(俗称)で、「ロウニンアジ(GT)」、「ギンガメアジ」、「カスミアジ」の幼魚であることが多い。
”魚種なんて釣れてから調べればいいや”と今まで調べたこともなかったが、ようやく調べる機会ができた。
1匹しか釣っていないので、自分の中で比較対象がないが...

<ロウニンアジ(GT)の可能性>
・頭の傾斜が急角度(丸顔)・・・丸顔という感じがしない
・釣り上げた直後に出るという体の縞模様・・・ない
→ロウニンアジ(GT)は否定的
<ギンガメアジの可能性>
・えらぶたの黒い斑点・・・ない
・尾びれ後端の黒い縁取り・・・ない
・体の縞模様・・・ない
→ギンガメアジは否定的
<カスミアジの可能性>
・尾びれが黄色くない・・・下半分が黄色い

・胸びれが黄色い・・・黄色くない
→カスミアジは否定的
結果、この3種類のどれでもない。
いろいろ調べると、こいつはレア種のオニヒラアジではないか?との結論に至った。ロウニンアジ(GT)とオニヒラアジの区別はしにくいようだが、ロウニンアジ(GT)の特徴とは少しズレるやつがオニヒラアジという見方もあるそうだ。1匹目からしてレア種が釣れたという、うれしいことにしておこう
さて、時刻は午後3時。ここに来てようやくアオリイカ...といきたいが、まだいかないのである...
一気に本州最南端、串本の潮岬まで足を伸ばした。
元々ここまで来るかは未定だったが、来たからには行っておくべき場所がある。
潮岬観光タワー

最上階は展望台になっていて、太平洋を一望できる。


営業は午後4時半までで、展望台の入場料は大人300円。
窓口で入場料を払うと、入場券代わりに、「本州最南端訪問証明書」がもらえる
たった300円払えば、何枚でも手に入るものだが、この場所に行かなければもらえないという意味では価値は高い。ちなみに大きさはハガキ大。

また、「エギ
パラ #112」で”茜香おねぃさん”と”つと虫先生”が手にしたことも記憶に新しい。


その後、隣のレストランで食事をとろうと、かなりお腹を空かせてきたのだが...なんと、午後3時半の時点でも営業終了の張り紙が...
”マグロメガ天丼”を食べるつもりだったのにぃ...
まあ、また潮岬に来なさいってことやね...絶対に行くからっ!!!

この建物の入り口付近にはこんなものもある。
本州最南端なんだから、ポスト以外であっても何でもレアなものになるね

はいっっっ!!!
ここまでやって、ようやくアオリイカを狙います
職場土産を買った後、一気に紀伊大島上陸です。
もうこのあたりの釣り場情報はほとんどなく、適当に島を周遊です。
最初は唯一知っていた樫野港に行ってみるが...見る限り全面的に駐車禁止。
唯一停められそうな場所も漁師さんの目が光っていたのでやめた...
どこかに駐車スペースはあるかもしれないが、わからないのでやめて次に移動。
しばらく走っていると、大島港を発見。
広い港で駐車スペースもあり、釣りもしやすそう。
左の堤防に行ってみると、カップルのエギンガーが。女の子は高いテトラに乗って、なんとも勇ましい。
スミ跡は少しだけ。
開始20分で、足元でエギをひったくられたので、軽く合わせたがすぐに外れてしまった...
カンナにゲソ足がついていたので、イカで間違いないが、これはコウイカの足かな??
ちなみにゲソ足はその場で食べました...
カップルエギンガーが帰り、僕もそれから反応がないのでとりあえず納竿。
スマホで調べると、どうやらこの隣にも、もう1つの大島港があるらしい。
時刻はすでに午後5時半。隣の旧大島港に到着。
とりあえず、左の堤防でイカを狙うことにした。


養殖イケスがたくさんあって、ついているイカの雰囲気がプンプン
堤防先端にはそれなりのスミ跡。しかし、なんか串本にしては全体的にどこもスミ跡が少ない、というか自分のイメージではどこも真っ黒なはずなのだが...。まあ、串本のもう1つのイメージは磯なので、そちらの実績はかなりのものだろう。
・
・
・
”釣れん...
”
南紀がこんなに渋いはずはない(自己イメージ)のだが...
結局、真っ暗になっても続けるが、反応がなく、他のエギンガーも帰っていき、僕もやむなく納竿することとなった
この後、串本港を始め、いろいろ回ってみるも、真っ暗で釣り場確認には無理があること、情報とは異なり、入り口から封鎖されている漁港や堤防に翻弄(ほんろう)され、なんと南紀でイカを釣ることをあきらめざるを得なくなった
本当は今日中に実家へ帰る予定だったが、”イカを実家土産に”と決めた以上、釣らないわけにはいかない。よって車中泊となった...
このまま南紀に残って、翌日朝からやってもいいのだが、やはり早く実家へ帰れるように北上した。
三重県南部に入ったところで眠気に襲われ、車中で就寝
・
・
・
10月1日
寝坊...
体の休まらない車中泊にも関わらず、グッスリ眠って起きたのが午前5時半。
移動したら完全に朝マズメ終了...
よっぽど疲れていたのか...後悔しても仕方がないので、午前6時に移動開始。
尾鷲漁港を見学。足場もよく、いい釣り場。人は多いが十分入れるスペースはある。
しかし、スミ跡がない。釣れるはずなのだが...。何人かエギンガーはいる。
ここはカーナビにポイント登録だけ済ませて、さらに北上。
紀伊長島港
実は旅を計画した当初、ここはこの遠征の最初の目的地だった。
河口でメッキが釣れ、アオリイカもいるという。
しかし、釣れなかったら先が続かないので、南紀まで足を伸ばしたわけである。
結果、エギンガーは2人いるものの、スミ跡は1つもなく、少しの間やってみるも反応すら得られなかった。
そして...時間的にも最後となろうポイント。
藁にもすがる思いで、最終ポイントはGWに春イカが釣れた、伊勢志摩の「御座漁港」。

さすが御座漁港、堤防のスミ跡はかなりのもの
これが串本でも見たかったのだが...。

最初は先端には3人組が入っていたので、堤防の中ほどでやっていたのだが、釣れないためかしばらくすると3人組は帰って行った。しかし、スミ跡に反して僕も全く反応が得られない。放射状に四方八方に投げるも全くダメ。隣に1人加わるも反応がないようだ。
3人組が帰って行ったと同時に僕は先端に入った。ここは僕が記念すべき、初春イカを釣った場所
最後はここに賭けたっ!!
風は強くなってきたが、追い風
タイムリミットは正午。本来の目的は実家帰省なので、さすがに終了しなければ顔見せの時間がなくなってしまう。
結局何も反応が得られないまま、正午を迎えてしまった...
”まさか、釣れなかったとは...これが最後の1投や...
”
エギを沈めて何度かシャクり、2段シャクりの2回目、ロッドに”ムンッッッ!!”と重みがっっっ!!!!
ゴミかと半信半疑だったが、ついに念願のアオリイカが
抜き上げ、無事に捕り込み完了


胴長15.5cmの食べごろサイズの良型
エギは「がまかつ」のエヴォリッジ3.5号、カラーはレッドゴールド。
5月に続いて、またも堤防にスミ跡を残せた(本当は洗い流すことがマナーのようだが)。
実は上のスミ跡写真の右下は僕がつけたスミ。

これはうれしかった。やっと帰れる。イカを持って帰れる
やっぱり僕には「御座漁港」
シーバスの時も書いたが、僕は何故か最後の〇投と考えて投げると釣れることが多い。
しかし、わざと意識して考えて投げてもダメ。本当に心に思った時にだけ神様は味方してくれる
この漁港には猫がいるようで、普段から漁師や釣り人からエサをもらっているのか、とても懐いている。
座って釣りをしている人がいれば、擦り寄って座っている。
エサをあげることはあまりよくないことなので、みんな不用意にあげるようなことはしていない。
僕がイカを釣った頃、僕以外はみんな帰っていき、やることのなくなった猫は堤防の上で眠っていた。
これがまたかわいくてね
逆くの字の手がまた...。直近で撮影しても警戒の気配もない。


10月1日 午後4時前に無事に実家に到着。
5月の記事で、”帰る場所が実家だとビジネスホテルに比べ気持ちが何故か落ち着く”と記載した。
あまり理由はわからなかったが、単純なことだった。
チェックインもチェックアウトも時間を気にすることなく、遅れても理解のある両親がいる。
そりゃあ、気が楽だ
金沢への帰りの道中、賤ヶ岳のサービスエリアの山小屋食堂で「イカ墨黒焼きそば」を食べた。
めっちゃ、おいしかった

金沢から南紀の入り口まで470kmくらい。高知や広島のように片道600kmを超えるとなかなか難儀だが、470kmならどうってことない。しかも、高速料金も半額ほど。これは親に顔見せも兼ねて結構釣りに行けるかもしれない。
南紀の晩秋イカ、メッキにも挑戦するかな

今回の総走行距離は1242.7kmでした
<使用タックル>
※アオハタ、メッキ
ロッド :OROCHI X4 SECRET SERVICE F3-72X4-S-SS
リール :COMPLEX CI4+ 2500S F6 HG
ライン :PE0.8号
リーダー:フロロ10lb
※アオリイカ
ロッド :Super Violence Jerk GC-SVJ72-00 MS SHACRAZY SpecialColor MODEL
リール :SephiaCI4 C3000HGSDH
ライン :PE0.8号
リーダー:フロロ8lb
9月の3連休は本来、実家の三重に帰るつもりだったが、台風の影響で先送りにしていた。
10月、11月の連休は仕事のため実家帰省も遠征もできないが、10/2(月)は代休のため、9/30(土)から3連休となり、これを利用して実家へ帰ることにした。
5月に伊勢志摩で春イカを狙った時と同様、今回も釣りをすることにした。
金沢土産を買って帰らない分、実家からの”イカが食べたい”との要望に応えるため、何としてもアオリイカを釣らなければならない。
”秋に南紀へ行ってイカが釣れないはずがない


※和歌山の釣り情報はほとんど手元にないので、下調べは数少ない資料とネット。
9月30日
深夜0時に出発し、そのまま行け...るはずもなく、途中で寝ながらも午前9時半に最初の目的地へ到着。
最初の目的地までは片道470kmくらいであり、無休憩で行けば午前5時くらいに到着だったか...。
本来、最初の目的地は南紀の入り口だったが、急遽予定を変更して、三重県最南端の漁港「鵜殿港」へ足を運んだ。
小学生の頃、社会科で三重県の地名を勉強して「鵜殿」という地名は知っていたが、長い時を経て訪れることになるとは...。
ここは、南紀ではなく、ギリギリ紀東になる。「鵜殿港」に隣接して熊野川があり、熊野川より南方が南紀、和歌山県になる。
”家族にアオリイカを届ける”ことが第一目的なのだが、折角、ここまで来て”アイツ”を狙わないわけにはいかない。というか、そろそろ一発目のケリをつけたい

”アイツ”...そう、メッキである

メッキだけを求めて遠征はしていないが、同時に目標に掲げてどれだけ経つか...。
いつも、中途半端な地で挑戦することが多いからダメなのだ。南紀なら釣れないわけがないっ!!

そして「鵜殿港」。干潮で水がかなり少ない。
小魚がチラホラ見える程度だが、とりあえずメタルジグを通してみる。
表層を早巻きすると、ダツが追ってくる。
”まずはダツでも”と狙ってみるも、バイトはあるがなかなか乗らない。そしてすぐにスレる

メッキの反応もなく、30分で見限って、当初、最初の目的地としていた場所へ向かった。
「南紀 那智勝浦」へ入った。
メッキがいるであろうと踏んだ、「小金島漁港」へ到着。
それなりに広い漁港だが、釣り人は少ない。
赤灯台のある堤防の付け根に駐車することができ、早速堤防の先端へ向かう。
しかし、四方八方にメタルジグを投入するも全く反応なし...

ここはかなり手堅い漁港だと思っていたのだが...。
メッキはスロープによくいると聞いたことがあるので、ミノーでパニックアクションを入れながら探ってみるも、たま~についてくるのはフグ。
早々に見切って、一気に南下し、ついに串本入り。
南紀 串本
僕の中で、まさに釣りの聖地の1つという場所。
もうすぐ本州最南端。
当初は串本入りまでは時間的にしないかもしれないと思っていたが、那智勝浦まで来ていると、意外と近い。
到着したのは、古座川河口の手前、「動鳴気(ドメキ)漁港」。
正面は沖堤で、左右に堤防が伸びるが、左の堤防は根元にバリケードがある。
右の堤防は途中からは登れそうもなく、漁港入り口付近の根元から歩けば先端まで行けそうだが、とりあえず漁港内だけでやってみた。
また、この漁港は工事中で、工事の方の邪魔にならないように気を付けなければならない。
あちこち歩きながらメタルジグを投入するも何の反応もなし。
ここもかなり期待が大きかった港なだけに残念っ!!

場所移動する直前に、メタルジグを何かが喰ったっ!!

ハタ系の魚。最初は「マハタ」かと思ったが、ヒレが黄色いので「アオハタ」でよいのだろうか?
とにかく、初めて釣った魚

・
・
・
ここまで来たら、一気に本州最南端の「潮岬」だ...と思い、車を出した矢先、橋を渡りながら車窓から見えた古座川の河口。
”河口際に車停めてできそうじゃんっ!!

と思い、Uタ~~ン

古座川の河口。
河口を望むビュー。
上流側を望むビュー。
河口は意外と浅いようで、10gのメタルジグではすぐに底に着く。
7gでも重めだったので、5gで探ってみることに。
しばらくはアタリの「ア」もなかったが、開始30分ほどで”プルプルプルッ”とアタリがっ!!

軽い突っ込みを見せる魚を難なく引き上げると...ルン

ついに...ついに、初メッキじゃーーー

リリース予定なので、車からタモを持ってきてその上へ。
メッキだけを狙って遠征したことはないが、メインに近い位置づけで追い続けてきたメッキ。
この1匹に何十万円かかっていることやら...

その後、欲を出して”せめてもう1匹”と続けるも反応がないので納竿し、やっとアオリイカ狙いへ。
ここで、このメッキ、魚種は何かを家に帰ってから調べてみた。
一般的にメッキとは総称(俗称)で、「ロウニンアジ(GT)」、「ギンガメアジ」、「カスミアジ」の幼魚であることが多い。
”魚種なんて釣れてから調べればいいや”と今まで調べたこともなかったが、ようやく調べる機会ができた。
1匹しか釣っていないので、自分の中で比較対象がないが...
<ロウニンアジ(GT)の可能性>
・頭の傾斜が急角度(丸顔)・・・丸顔という感じがしない
・釣り上げた直後に出るという体の縞模様・・・ない
→ロウニンアジ(GT)は否定的
<ギンガメアジの可能性>
・えらぶたの黒い斑点・・・ない
・尾びれ後端の黒い縁取り・・・ない
・体の縞模様・・・ない
→ギンガメアジは否定的
<カスミアジの可能性>
・尾びれが黄色くない・・・下半分が黄色い
・胸びれが黄色い・・・黄色くない
→カスミアジは否定的
結果、この3種類のどれでもない。
いろいろ調べると、こいつはレア種のオニヒラアジではないか?との結論に至った。ロウニンアジ(GT)とオニヒラアジの区別はしにくいようだが、ロウニンアジ(GT)の特徴とは少しズレるやつがオニヒラアジという見方もあるそうだ。1匹目からしてレア種が釣れたという、うれしいことにしておこう

さて、時刻は午後3時。ここに来てようやくアオリイカ...といきたいが、まだいかないのである...

一気に本州最南端、串本の潮岬まで足を伸ばした。
元々ここまで来るかは未定だったが、来たからには行っておくべき場所がある。
潮岬観光タワー
最上階は展望台になっていて、太平洋を一望できる。
営業は午後4時半までで、展望台の入場料は大人300円。
窓口で入場料を払うと、入場券代わりに、「本州最南端訪問証明書」がもらえる

たった300円払えば、何枚でも手に入るものだが、この場所に行かなければもらえないという意味では価値は高い。ちなみに大きさはハガキ大。

また、「エギ

その後、隣のレストランで食事をとろうと、かなりお腹を空かせてきたのだが...なんと、午後3時半の時点でも営業終了の張り紙が...

”マグロメガ天丼”を食べるつもりだったのにぃ...

まあ、また潮岬に来なさいってことやね...絶対に行くからっ!!!

この建物の入り口付近にはこんなものもある。
本州最南端なんだから、ポスト以外であっても何でもレアなものになるね

はいっっっ!!!


職場土産を買った後、一気に紀伊大島上陸です。
もうこのあたりの釣り場情報はほとんどなく、適当に島を周遊です。
最初は唯一知っていた樫野港に行ってみるが...見る限り全面的に駐車禁止。
唯一停められそうな場所も漁師さんの目が光っていたのでやめた...

どこかに駐車スペースはあるかもしれないが、わからないのでやめて次に移動。
しばらく走っていると、大島港を発見。
広い港で駐車スペースもあり、釣りもしやすそう。
左の堤防に行ってみると、カップルのエギンガーが。女の子は高いテトラに乗って、なんとも勇ましい。
スミ跡は少しだけ。
開始20分で、足元でエギをひったくられたので、軽く合わせたがすぐに外れてしまった...

カンナにゲソ足がついていたので、イカで間違いないが、これはコウイカの足かな??
ちなみにゲソ足はその場で食べました...

カップルエギンガーが帰り、僕もそれから反応がないのでとりあえず納竿。
スマホで調べると、どうやらこの隣にも、もう1つの大島港があるらしい。
時刻はすでに午後5時半。隣の旧大島港に到着。
とりあえず、左の堤防でイカを狙うことにした。
養殖イケスがたくさんあって、ついているイカの雰囲気がプンプン

堤防先端にはそれなりのスミ跡。しかし、なんか串本にしては全体的にどこもスミ跡が少ない、というか自分のイメージではどこも真っ黒なはずなのだが...。まあ、串本のもう1つのイメージは磯なので、そちらの実績はかなりのものだろう。
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”釣れん...

南紀がこんなに渋いはずはない(自己イメージ)のだが...

結局、真っ暗になっても続けるが、反応がなく、他のエギンガーも帰っていき、僕もやむなく納竿することとなった

この後、串本港を始め、いろいろ回ってみるも、真っ暗で釣り場確認には無理があること、情報とは異なり、入り口から封鎖されている漁港や堤防に翻弄(ほんろう)され、なんと南紀でイカを釣ることをあきらめざるを得なくなった

本当は今日中に実家へ帰る予定だったが、”イカを実家土産に”と決めた以上、釣らないわけにはいかない。よって車中泊となった...

このまま南紀に残って、翌日朝からやってもいいのだが、やはり早く実家へ帰れるように北上した。
三重県南部に入ったところで眠気に襲われ、車中で就寝

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10月1日
寝坊...

体の休まらない車中泊にも関わらず、グッスリ眠って起きたのが午前5時半。
移動したら完全に朝マズメ終了...

よっぽど疲れていたのか...後悔しても仕方がないので、午前6時に移動開始。
尾鷲漁港を見学。足場もよく、いい釣り場。人は多いが十分入れるスペースはある。
しかし、スミ跡がない。釣れるはずなのだが...。何人かエギンガーはいる。
ここはカーナビにポイント登録だけ済ませて、さらに北上。
紀伊長島港
実は旅を計画した当初、ここはこの遠征の最初の目的地だった。
河口でメッキが釣れ、アオリイカもいるという。
しかし、釣れなかったら先が続かないので、南紀まで足を伸ばしたわけである。
結果、エギンガーは2人いるものの、スミ跡は1つもなく、少しの間やってみるも反応すら得られなかった。
そして...時間的にも最後となろうポイント。
藁にもすがる思いで、最終ポイントはGWに春イカが釣れた、伊勢志摩の「御座漁港」。
さすが御座漁港、堤防のスミ跡はかなりのもの

これが串本でも見たかったのだが...。
最初は先端には3人組が入っていたので、堤防の中ほどでやっていたのだが、釣れないためかしばらくすると3人組は帰って行った。しかし、スミ跡に反して僕も全く反応が得られない。放射状に四方八方に投げるも全くダメ。隣に1人加わるも反応がないようだ。
3人組が帰って行ったと同時に僕は先端に入った。ここは僕が記念すべき、初春イカを釣った場所

最後はここに賭けたっ!!

風は強くなってきたが、追い風

タイムリミットは正午。本来の目的は実家帰省なので、さすがに終了しなければ顔見せの時間がなくなってしまう。
結局何も反応が得られないまま、正午を迎えてしまった...

”まさか、釣れなかったとは...これが最後の1投や...

エギを沈めて何度かシャクり、2段シャクりの2回目、ロッドに”ムンッッッ!!”と重みがっっっ!!!!

ゴミかと半信半疑だったが、ついに念願のアオリイカが

抜き上げ、無事に捕り込み完了

胴長15.5cmの食べごろサイズの良型

エギは「がまかつ」のエヴォリッジ3.5号、カラーはレッドゴールド。
5月に続いて、またも堤防にスミ跡を残せた(本当は洗い流すことがマナーのようだが)。
実は上のスミ跡写真の右下は僕がつけたスミ。
これはうれしかった。やっと帰れる。イカを持って帰れる

やっぱり僕には「御座漁港」

シーバスの時も書いたが、僕は何故か最後の〇投と考えて投げると釣れることが多い。
しかし、わざと意識して考えて投げてもダメ。本当に心に思った時にだけ神様は味方してくれる

この漁港には猫がいるようで、普段から漁師や釣り人からエサをもらっているのか、とても懐いている。
座って釣りをしている人がいれば、擦り寄って座っている。
エサをあげることはあまりよくないことなので、みんな不用意にあげるようなことはしていない。
僕がイカを釣った頃、僕以外はみんな帰っていき、やることのなくなった猫は堤防の上で眠っていた。
これがまたかわいくてね

10月1日 午後4時前に無事に実家に到着。
5月の記事で、”帰る場所が実家だとビジネスホテルに比べ気持ちが何故か落ち着く”と記載した。
あまり理由はわからなかったが、単純なことだった。
チェックインもチェックアウトも時間を気にすることなく、遅れても理解のある両親がいる。
そりゃあ、気が楽だ

金沢への帰りの道中、賤ヶ岳のサービスエリアの山小屋食堂で「イカ墨黒焼きそば」を食べた。
めっちゃ、おいしかった

金沢から南紀の入り口まで470kmくらい。高知や広島のように片道600kmを超えるとなかなか難儀だが、470kmならどうってことない。しかも、高速料金も半額ほど。これは親に顔見せも兼ねて結構釣りに行けるかもしれない。
南紀の晩秋イカ、メッキにも挑戦するかな


今回の総走行距離は1242.7kmでした

<使用タックル>
※アオハタ、メッキ
ロッド :OROCHI X4 SECRET SERVICE F3-72X4-S-SS
リール :COMPLEX CI4+ 2500S F6 HG
ライン :PE0.8号
リーダー:フロロ10lb
※アオリイカ
ロッド :Super Violence Jerk GC-SVJ72-00 MS SHACRAZY SpecialColor MODEL
リール :SephiaCI4 C3000HGSDH
ライン :PE0.8号
リーダー:フロロ8lb