2023年10月06日
和歌山遠征2013(後編)南紀
9月22日
遠征3日目。今日も雨予報だが、朝は曇り
今日は串本エリアに向かうのだが、その前に河口でしつこくメッキ狙い...撃沈
その後、潮止まりの時間を利用して観光
弾丸釣行でなければできるだけ観光は取り入れたいと思っている。
理由の1つ目はやっぱり知らない土地に行くからにはその地域の名所、文化にも触れておきたい。
2つ目は釣れなくても行った意味ができるから。釣れなくても釣り場の雰囲気や特徴を知ることで次に生かせるので無駄にはならないが、やはり教訓だけを持ち帰るのは寂しい
ということで、午前11時に到着したのは串本海中公園。
僕が観光するといったらたいてい水族館である。

観光地は混雑のない平日に行くことにしており、今回もガラガラである。
水族館では1つ1つの水槽をじっくり観たいので、混雑していると早く進めと急かされているようで落ち着かない。

少し進むと何といましたぜ、モヨウモンガラオドシ!!
後に小さいウツボもいたので一緒に撮影したが、これ、ワカウツボじゃね??
もしそうなら、奇跡的に前日のツーショット!!


ニセゴイシウツボ
写真では伝わらないと思うけど、これがまたデカい!! 釣ってみたい!!

イトヒキアジ
以前に静岡県の漁港で見て驚いた魚。
南紀の漁港にも何匹かいて、ルアーを投げると1度目は反応したが、その後は姿を消した。
釣ってみたい!!

最近よく見る水中トンネル型の水槽。



この水族館の売りでもある海中展望塔。
海中展望塔は外にあって少し歩かなければいけない。
海の間を進むので、荒れた天気だと閉鎖されるのかな?

海中展望塔へ入るには水族館+αの追加料金が必要。
入り口で係員がチケットを確認する。

実際の海の中を覗けるようになっており、たくさんの魚が集まっているが、網で囲っているわけではない。
元々たくさんの魚がいた場所に作ったこと、保護区になっていること、たまにエサをあげていることなどが魚の集まる理由だという。
中に入ると360度にたくさんの円形窓があり、魚を見ることができる。
今日は少々濁っていた。
荒れた天気に行っても濁っているし、魚もいないだろうから意味はないだろうね...。


串本海中公園を後にした後、お昼ご飯を食べに潮岬観光タワーへ。
今回はタワーへは入らず、隣のレストランで食事のみ。
レストランの建物の脇には相変わらず、”本州最南端のポスト”あり。



マグロメガ天丼
以前、ご飯がかなり少ないと書いたが今回も少なかった。
しかし、デカいマグロ天ぷら3本とうどんがあるのでお腹は十分満たされた

元々このメニューは「エギ
パラ」で紹介され、ここには彼方茜香さんのサインもあるのだが、そらなさゆりさんのサインもあった。
そらなさゆりさんはアングラーズアイドルの方で僕は名前程度しか知らなかったのだが、串本町出身であり、今回の旅の前にたまたまYou tubeで串本の釣りを流されているのを観て、いろいろ参考にさせていただいた。

と、観光はここまでにして、いざ懐かしの紀伊大島へ。
紀伊大島も本当はじっくり見たいのだが、なかなか時間がないので今回はやり慣れた漁港で釣り。
エギンガーが2人いたが、僕が行くと同時に移動していった。
アオリイカもいいのだが、根魚を釣りたいと思い、穴釣りをするも小魚がつつく程度。
あまりにもしつこくつつくので粘って掛けてみると...やっぱりベラ。
実は初めて釣った? アカササノハベラ。本日の1匹目。

その直後に釣れたカサゴ。

別の漁港に移動し、アオリイカ&根魚を狙おうとしたが、1つは工事中、1つは立ち入り禁止。
前は入った記憶があるが、前から立ち入り禁止だったか??
さらに移動しようとしたところ、港内にスロープがあるのが目についた。
”スロープを見たらDコンタクトを投げておけっ!!!
”

Dコンタクトを投げてトゥイッチしまくると、3匹のメッキが猛烈に追いかけてきた!!
2投目も猛烈に追いかけてきて、うち1匹がヒット!!
”君たち、今は潮止まり時間だよ...
”

次は追いかけてきた3匹のうち最も大きいものがヒットした。
写真ではわかりにくいが、20数cmはありそうでよく引いた

メッキはスレるのが早いのでそろそろ反応しなくなってきた。
3匹目が釣れたが、下に置いたネットの上でルアーが外れ、ネットの上で跳ねてオートリリースとなった。
少し時間をおいて4匹目がヒット。

その後ルアーを投げると、竿が途中から外れて飛んでいき焦った...
ラインの先にルアーがついているから回収できたが、Dコンタクトもシンキングだし、沈んだ仕掛けが根掛かりしてラインが切れたら救えないところ...
特にパックロッドは継ぎ目が多いので注意しなければならない。
いつもは定期的に確認するのだが、面白いものだからつい調子に乗ってしまった。

大分スレて釣れなくなってきたので、名残惜しいものの、紀伊大島を脱出
那智勝浦方面へ。
途中、道の駅「くしもと橋杭岩」へ。

橋杭岩(はしぐいいわ)とは国の天然記念物で、串本から大島へ向かって約850mに渡って大小40個ほどの岩が連なっており、その列があたかも橋の杭(橋脚のこと??)に似ていることから名付けられたらしい。
僕の持っている古い釣り場案内にはこの先端2個ほどは渡船で釣り場になっているそうだが本当??



そして道の駅やサービスエリアでの楽しみといえばソフトクリーム

本当はバニラが一番好きなのだが、ご当地モノを避けてバニラを食べるもの何なので、”きんかんソフト”にした。
味のイメージは全くつかなかったが、全然甘くなく、スッキリ、さっぱりとした味だった。
今のところ、淡路島で食べた”びわソフト”が一番かもしれない。

さて、暗くなる前に一度確認しておきたかったのが、先ほど少し述べた”そらなさゆりさん”が自身のYou tubeで穴釣りをされていたポイント。

このポイント、小場所だがなかなか見つけるのに苦労した。
動画ではカサゴがよく釣れていたが、行った時は干潮でほとんど穴釣りが出来ない状態だった
一応何匹か釣れたのは”オオスジイシモチ”のみ。

夜に勝浦港で20分ほど? エギングをしたが、干潮潮止まり時間であまり釣れる気がしなかったのでやめた。
何人かエギンガーがいたが、足元にスミ跡は全然なかった。
後で紹介動画を見ると真っ黒だったが...。
ということで3日目の釣りはこれにて終了。
9月23日
最終日。本当はほぼ帰るだけの日だったが、やはり釣果はおもわしくなかったので残業決定!!
太地の磯へ。
くじらの町、太地(たいじ)町。

磯の足場は比較的平坦で釣りやすいが、渡るのに危ない部分も多い。
干潮時に来たので、潮が満ちるとどうなるかわからず、来た道がなくならないか心配...

少々危険を冒して一番やりやすそうな場所へ行き、磯のウツボ狙い。
魚の切り身をぶっこんで待つも全く反応がないので、普段あまり置き竿はしないのだが、ウツボタックルは下に置いて片手間にエギングをやった
ところが、こんなに凪、無風のやりやすい状況の中、イカの姿が全然見えない...
沖の方でイルカ?か何かが泳いでいるようにも見えたが、あれのせいか??
とりあえず、全くラインの出ていないウツボタックルを抜き上げると...
あれっ? 何かついてる??

小さいが元気なウツボがついていた。
ウツボってのは全く引かないのか??
前日と違って今度は元気なので、針を外すのも少々危険で、かつ仕掛けは滅茶苦茶にされた...
ここで前日のウツボと模様を比較する。
前日のウツボは模様が全く違うことがわかる。

後ろを見ると、潮が満ちてきて帰り道に危険な香りがしたので安全なところまで戻ることにした。
※この後、満潮潮止まりまで釣りをするのだが、結果的には大丈夫だったようだ。

ここから根掛かりの連発を浴びることになる
悔やまれるのは仕掛けを回収しようとしたときに明らかに何かが喰っており、2度引かれたものの、根に潜られたのか根掛かりに変わり、自分が待てなかったこと。完全に根掛かりに変わってしまったのかもしれないが、しばらく放置すれば出てきてくれたかもしれない。
満潮潮止まりも近づいてきたので再度エギングに切り替えた。
すると数投後、足元までエギを追って来たアオリイカが喰った!!
南紀の磯サイズとは言えないが、9月の新子サイズである。
エギはエギ王の2.5号”軍艦グリーン”

このイカは小さいが、お土産がないので持ち帰りとした。
その数投後にさらに小さなアオリイカが掛かったが、これは即刻リリースした。

その後、ウツボ用の仕掛けがほとんどなくなり、磯の入り口近くまで戻って来た。
少し前から他にエギンガーが2名いて、1名が帰る際に話かけてきた。
その方によると、釣れるときは山ほど釣れるらしいが、今日は何故か全然ダメとのこと。
1杯は釣ったが、場所移動すると言っていた。
浅い海中を見ていると、底にデカいウツボがいる??
試しに魚の切り身を落としてみると...ググッと何かが喰ったっ!!
...が、即刻根掛かりに変わった...
竿を左右に振ってみるが、ウツボらしき影の顔は変わらない...違う? 岩の模様??
水深50cm程度なのに、何が喰ってどこにエサが入っているのかが全く分からない...
これも残念ながら仕掛けを切ることになった。
その近辺を探っていると、何かが喰った!!
小さいが、初めて釣った”アカハタ”

その後、完全に潮止まりを迎えたので、大きく北上
三重県との県境熊野川河口へ行った
南紀には古座川があるが、和歌山を縦断したかったことと、素通りしかしたことのなかったこの河川で一度シーバスを狙ってみたかった。
が...工事で出来ない?
いや出来そうな気はするが、釣り人が一人もいない...


土曜日の夕マズメに誰もいないなんてやっぱりやるべきではないような気がする...。
それなりに歩いたのだが、ポイントを見たのみで引き返す羽目になった...
僕が南紀で初めてメッキを狙った小さな漁港に立ち寄った。
ここは小場所だが、結構TVやYou tubeで釣りをするシーンを見かける。
メッキは反応なし。
少しだけ小魚と戯れることにした。
”カゴカキダイ”が釣りたいのだが、口が小さすぎて針が喰えない。
”ツノダシ”はエサに見向きもしない。
釣れたのは、”ヨスジフエダイ”と”クロホシイシモチ”

”クロホシイシモチ”は”ネンブツダイ”にそっくりだが、口の先端が黒いことで見分けがつく。

大分暗くなり、さすがに帰らないといけないが、最後の最後に串本港へ寄った。
土曜日の夜、かつ超一級の釣り場ということで釣り人がかなり多い。
時間はないので、まずは30分ほどジグサビキを行うも反応なし。
その後、ナノラバというタイラバの小さなルアーを投げて探るも反応なし。
ナノラバの説明を読むと、足元に垂らして上下で誘うだけでもよいとあったので、試してみると一発でヒット!!

この魚は”ムツ”という魚で、幼魚は浅場にいるが成魚は深海に生息する。
初めて釣ったが、結構歯が鋭いんだね。

この1匹が釣れたことで、そこそこ広範囲の足元を探ったところ、もう1匹ヒットしたが、魚種がわかる前に外れてしまった
午後8時半に納竿し、今回の釣りは終了となった。
帰りは「すさみ」あたりから高速に乗って帰ったが、眠くてSAで就寝し、家に帰り着いたのが翌24日の朝7時。
目的としていた魚がすべて釣れたわけではなかったが、思わぬ出会いもあって、非常に充実した遠征になったと感じている。
今回の遠征でまた釣り遠征魂に火がついてしまったので、出費の日々が復活しそうだ...
総走行距離:964.8km
<使用タックル>
※ウツボ以外すべて
ロッド :HUNTERS HT-6×4S Length:7’0”ft
リール:COMPLEX CI4+ 2500S F6 HG
※ウツボ
ロッド :Dear Monster MX-8
リール :CALCUTTA CONQUEST 200
遠征3日目。今日も雨予報だが、朝は曇り

今日は串本エリアに向かうのだが、その前に河口でしつこくメッキ狙い...撃沈

その後、潮止まりの時間を利用して観光

弾丸釣行でなければできるだけ観光は取り入れたいと思っている。
理由の1つ目はやっぱり知らない土地に行くからにはその地域の名所、文化にも触れておきたい。
2つ目は釣れなくても行った意味ができるから。釣れなくても釣り場の雰囲気や特徴を知ることで次に生かせるので無駄にはならないが、やはり教訓だけを持ち帰るのは寂しい

ということで、午前11時に到着したのは串本海中公園。
僕が観光するといったらたいてい水族館である。
観光地は混雑のない平日に行くことにしており、今回もガラガラである。
水族館では1つ1つの水槽をじっくり観たいので、混雑していると早く進めと急かされているようで落ち着かない。
少し進むと何といましたぜ、モヨウモンガラオドシ!!
後に小さいウツボもいたので一緒に撮影したが、これ、ワカウツボじゃね??

もしそうなら、奇跡的に前日のツーショット!!

ニセゴイシウツボ
写真では伝わらないと思うけど、これがまたデカい!! 釣ってみたい!!

イトヒキアジ
以前に静岡県の漁港で見て驚いた魚。
南紀の漁港にも何匹かいて、ルアーを投げると1度目は反応したが、その後は姿を消した。
釣ってみたい!!

最近よく見る水中トンネル型の水槽。
この水族館の売りでもある海中展望塔。
海中展望塔は外にあって少し歩かなければいけない。
海の間を進むので、荒れた天気だと閉鎖されるのかな?
海中展望塔へ入るには水族館+αの追加料金が必要。
入り口で係員がチケットを確認する。
実際の海の中を覗けるようになっており、たくさんの魚が集まっているが、網で囲っているわけではない。
元々たくさんの魚がいた場所に作ったこと、保護区になっていること、たまにエサをあげていることなどが魚の集まる理由だという。
中に入ると360度にたくさんの円形窓があり、魚を見ることができる。
今日は少々濁っていた。
荒れた天気に行っても濁っているし、魚もいないだろうから意味はないだろうね...。
串本海中公園を後にした後、お昼ご飯を食べに潮岬観光タワーへ。
今回はタワーへは入らず、隣のレストランで食事のみ。
レストランの建物の脇には相変わらず、”本州最南端のポスト”あり。
マグロメガ天丼

以前、ご飯がかなり少ないと書いたが今回も少なかった。
しかし、デカいマグロ天ぷら3本とうどんがあるのでお腹は十分満たされた

元々このメニューは「エギ

そらなさゆりさんはアングラーズアイドルの方で僕は名前程度しか知らなかったのだが、串本町出身であり、今回の旅の前にたまたまYou tubeで串本の釣りを流されているのを観て、いろいろ参考にさせていただいた。
と、観光はここまでにして、いざ懐かしの紀伊大島へ。
紀伊大島も本当はじっくり見たいのだが、なかなか時間がないので今回はやり慣れた漁港で釣り。
エギンガーが2人いたが、僕が行くと同時に移動していった。
アオリイカもいいのだが、根魚を釣りたいと思い、穴釣りをするも小魚がつつく程度。
あまりにもしつこくつつくので粘って掛けてみると...やっぱりベラ。
実は初めて釣った? アカササノハベラ。本日の1匹目。
その直後に釣れたカサゴ。
別の漁港に移動し、アオリイカ&根魚を狙おうとしたが、1つは工事中、1つは立ち入り禁止。
前は入った記憶があるが、前から立ち入り禁止だったか??
さらに移動しようとしたところ、港内にスロープがあるのが目についた。
”スロープを見たらDコンタクトを投げておけっ!!!

Dコンタクトを投げてトゥイッチしまくると、3匹のメッキが猛烈に追いかけてきた!!

2投目も猛烈に追いかけてきて、うち1匹がヒット!!

”君たち、今は潮止まり時間だよ...

次は追いかけてきた3匹のうち最も大きいものがヒットした。
写真ではわかりにくいが、20数cmはありそうでよく引いた

メッキはスレるのが早いのでそろそろ反応しなくなってきた。
3匹目が釣れたが、下に置いたネットの上でルアーが外れ、ネットの上で跳ねてオートリリースとなった。
少し時間をおいて4匹目がヒット。
その後ルアーを投げると、竿が途中から外れて飛んでいき焦った...

ラインの先にルアーがついているから回収できたが、Dコンタクトもシンキングだし、沈んだ仕掛けが根掛かりしてラインが切れたら救えないところ...

特にパックロッドは継ぎ目が多いので注意しなければならない。
いつもは定期的に確認するのだが、面白いものだからつい調子に乗ってしまった。
大分スレて釣れなくなってきたので、名残惜しいものの、紀伊大島を脱出

那智勝浦方面へ。
途中、道の駅「くしもと橋杭岩」へ。
橋杭岩(はしぐいいわ)とは国の天然記念物で、串本から大島へ向かって約850mに渡って大小40個ほどの岩が連なっており、その列があたかも橋の杭(橋脚のこと??)に似ていることから名付けられたらしい。
僕の持っている古い釣り場案内にはこの先端2個ほどは渡船で釣り場になっているそうだが本当??
そして道の駅やサービスエリアでの楽しみといえばソフトクリーム

本当はバニラが一番好きなのだが、ご当地モノを避けてバニラを食べるもの何なので、”きんかんソフト”にした。
味のイメージは全くつかなかったが、全然甘くなく、スッキリ、さっぱりとした味だった。
今のところ、淡路島で食べた”びわソフト”が一番かもしれない。
さて、暗くなる前に一度確認しておきたかったのが、先ほど少し述べた”そらなさゆりさん”が自身のYou tubeで穴釣りをされていたポイント。
このポイント、小場所だがなかなか見つけるのに苦労した。
動画ではカサゴがよく釣れていたが、行った時は干潮でほとんど穴釣りが出来ない状態だった

一応何匹か釣れたのは”オオスジイシモチ”のみ。
夜に勝浦港で20分ほど? エギングをしたが、干潮潮止まり時間であまり釣れる気がしなかったのでやめた。
何人かエギンガーがいたが、足元にスミ跡は全然なかった。
後で紹介動画を見ると真っ黒だったが...。
ということで3日目の釣りはこれにて終了。
9月23日
最終日。本当はほぼ帰るだけの日だったが、やはり釣果はおもわしくなかったので残業決定!!

太地の磯へ。
くじらの町、太地(たいじ)町。
磯の足場は比較的平坦で釣りやすいが、渡るのに危ない部分も多い。
干潮時に来たので、潮が満ちるとどうなるかわからず、来た道がなくならないか心配...

少々危険を冒して一番やりやすそうな場所へ行き、磯のウツボ狙い。
魚の切り身をぶっこんで待つも全く反応がないので、普段あまり置き竿はしないのだが、ウツボタックルは下に置いて片手間にエギングをやった

ところが、こんなに凪、無風のやりやすい状況の中、イカの姿が全然見えない...

沖の方でイルカ?か何かが泳いでいるようにも見えたが、あれのせいか??
とりあえず、全くラインの出ていないウツボタックルを抜き上げると...
あれっ? 何かついてる??
小さいが元気なウツボがついていた。
ウツボってのは全く引かないのか??

前日と違って今度は元気なので、針を外すのも少々危険で、かつ仕掛けは滅茶苦茶にされた...

ここで前日のウツボと模様を比較する。
前日のウツボは模様が全く違うことがわかる。
後ろを見ると、潮が満ちてきて帰り道に危険な香りがしたので安全なところまで戻ることにした。
※この後、満潮潮止まりまで釣りをするのだが、結果的には大丈夫だったようだ。
ここから根掛かりの連発を浴びることになる

悔やまれるのは仕掛けを回収しようとしたときに明らかに何かが喰っており、2度引かれたものの、根に潜られたのか根掛かりに変わり、自分が待てなかったこと。完全に根掛かりに変わってしまったのかもしれないが、しばらく放置すれば出てきてくれたかもしれない。
満潮潮止まりも近づいてきたので再度エギングに切り替えた。
すると数投後、足元までエギを追って来たアオリイカが喰った!!

南紀の磯サイズとは言えないが、9月の新子サイズである。
エギはエギ王の2.5号”軍艦グリーン”
このイカは小さいが、お土産がないので持ち帰りとした。
その数投後にさらに小さなアオリイカが掛かったが、これは即刻リリースした。
その後、ウツボ用の仕掛けがほとんどなくなり、磯の入り口近くまで戻って来た。
少し前から他にエギンガーが2名いて、1名が帰る際に話かけてきた。
その方によると、釣れるときは山ほど釣れるらしいが、今日は何故か全然ダメとのこと。
1杯は釣ったが、場所移動すると言っていた。
浅い海中を見ていると、底にデカいウツボがいる??
試しに魚の切り身を落としてみると...ググッと何かが喰ったっ!!

...が、即刻根掛かりに変わった...

竿を左右に振ってみるが、ウツボらしき影の顔は変わらない...違う? 岩の模様??
水深50cm程度なのに、何が喰ってどこにエサが入っているのかが全く分からない...

これも残念ながら仕掛けを切ることになった。
その近辺を探っていると、何かが喰った!!
小さいが、初めて釣った”アカハタ”
その後、完全に潮止まりを迎えたので、大きく北上

三重県との県境熊野川河口へ行った

南紀には古座川があるが、和歌山を縦断したかったことと、素通りしかしたことのなかったこの河川で一度シーバスを狙ってみたかった。
が...工事で出来ない?
いや出来そうな気はするが、釣り人が一人もいない...

土曜日の夕マズメに誰もいないなんてやっぱりやるべきではないような気がする...。
それなりに歩いたのだが、ポイントを見たのみで引き返す羽目になった...

僕が南紀で初めてメッキを狙った小さな漁港に立ち寄った。
ここは小場所だが、結構TVやYou tubeで釣りをするシーンを見かける。
メッキは反応なし。
少しだけ小魚と戯れることにした。
”カゴカキダイ”が釣りたいのだが、口が小さすぎて針が喰えない。
”ツノダシ”はエサに見向きもしない。
釣れたのは、”ヨスジフエダイ”と”クロホシイシモチ”
”クロホシイシモチ”は”ネンブツダイ”にそっくりだが、口の先端が黒いことで見分けがつく。
大分暗くなり、さすがに帰らないといけないが、最後の最後に串本港へ寄った。
土曜日の夜、かつ超一級の釣り場ということで釣り人がかなり多い。
時間はないので、まずは30分ほどジグサビキを行うも反応なし。
その後、ナノラバというタイラバの小さなルアーを投げて探るも反応なし。
ナノラバの説明を読むと、足元に垂らして上下で誘うだけでもよいとあったので、試してみると一発でヒット!!

この魚は”ムツ”という魚で、幼魚は浅場にいるが成魚は深海に生息する。
初めて釣ったが、結構歯が鋭いんだね。
この1匹が釣れたことで、そこそこ広範囲の足元を探ったところ、もう1匹ヒットしたが、魚種がわかる前に外れてしまった

午後8時半に納竿し、今回の釣りは終了となった。
帰りは「すさみ」あたりから高速に乗って帰ったが、眠くてSAで就寝し、家に帰り着いたのが翌24日の朝7時。
目的としていた魚がすべて釣れたわけではなかったが、思わぬ出会いもあって、非常に充実した遠征になったと感じている。
今回の遠征でまた釣り遠征魂に火がついてしまったので、出費の日々が復活しそうだ...

総走行距離:964.8km
<使用タックル>
※ウツボ以外すべて
ロッド :HUNTERS HT-6×4S Length:7’0”ft
リール:COMPLEX CI4+ 2500S F6 HG
※ウツボ
ロッド :Dear Monster MX-8
リール :CALCUTTA CONQUEST 200
2018年08月30日
神奈川・静岡遠征 ~海のギャングに会いに行く~
8月25日-26日 神奈川県、静岡県へ釣り遠征に行ってきた。
今回は、前々からどうしようかと思いながらも2日前に決断した遠征だった。
台風の影響もあり急ぐこともないのだが、先々のスケジュールを考えると、どうしても今行っておいた方がいいと思った。本当はあと1ケ月くらい遅らせた方が、メッキやアオリイカなど、狙える魚種も増えるのだが...。
さて...今回のターゲットだが...タイトルにもあるように、”海のギャング”と言われる魚。
先にタネ明かしをしてしまうと、ズバリ
、”ウツボ”である。
実はこれまでも何度か狙いながらも撃沈してきた
以前の静岡遠征の記事で結局釣れずに伏せたターゲットでもあり、今年の横浜フィッシングショー後に狙ったターゲットでもある。
静岡遠征の時は、日中でありながら、本当に”ウツボ”だけを探し求めた旅だった。本来は夜行性だし、夜に狙えば釣れたかもしれないが...。そこを加味して、横浜フィッシングショー後、1月に冬の漁港で夜9時まで粘ったものだから、インフルエンザにかかる羽目に...
”ウツボ”は獰猛な牙魚でみるからに怪魚。
1年中釣れるらしく、活性が高いのは夏だが、食べるなら冬とされている。
僕は食べることが目的ではないので、狙うなら活性の高い夏がいい。
また、”ウツボ”は潮の動きも釣果にはあまり関係ないとされている。
石川県から土日のみの遠征なので、これまたしんどく時間もないが強行した
8月25日
宿も2日前にとって、前日も夜遅くまで仕事だったため、遠征の準備を何もしていない...
初めて狙うわけでもないし、一応タックルや仕掛けは念頭にあるのだが...。
午前3時に起きて準備。
午前4時半に出発。目的地は神奈川県西湘の漁港。距離は約530km
・
・
・
少しずつ休みながらも、午前11時半には現地に到着。
場所は西湘、真鶴半島にある、”福浦漁港”。
”ウツボ”が釣れる名所として、和歌山県やら伊豆やら房総やらいろいろ聞くが、実際はどこでも広い範囲に生息している。磯釣り師にはやっかいな外道としてめずらしくもないかもしれないが、
遠征時に”狙って簡単に釣れるほど甘いものではない”と思う。
その点”福浦漁港”は”ウツボ”がよく釣れる漁港として有名で、最も確率が高いと踏んだ
1月に1度来ているので、漁港の様子はすでにわかっている。ここは真鶴駅から比較的近いこともあり、電車釣行も可能。ただし、行きは長い下り道だが、帰りは重いクーラーを持ったまま、長い上り坂を上がる羽目になる...
さて、台風後ということもあり、波風を心配したが、道中に海の様子を確認する限りはそれほど荒れてはいないようだ。しかし、風は強そう。
漁港には1日1000円で借りられる駐車場があって、”みなと食堂”を利用しない人は駐車料金を払わないといけない。しかし、到着してすぐに係員の方に、「今日は風がかなり強いから釣りができるかどうかまずは確かめてきてほしい」と言われた。
風が強かろうが僕にはここしか候補がないのでやるしかないのだが、一応見に行った。確かに風は強いが、ルアーではなくエサのぶっこみなのであまり問題はなさそう。係員の方に駐車料金を支払うと、親切に近くのコンビニや食堂の位置を教えてくれた
時刻は正午。後で写真紹介するが、1月とは違う立ち位置で釣りを開始した。
ここの海底は岩がゴロゴロなので、かなり根掛かりは激しい。
1投目、即根掛かり...もう??
オモリは10号、15号、20号の3種類持っており、10号から使用したが、今日の潮の速さでは流されてしまうようだ。しかし、10号が1番持っている数が多いので、あえて10号を使った。
仕掛けを何度か入れ直し、待つことしばらく...ロッドにクククッと反応が。
その後、グングンッ
と力強い引きに変わったため、一気に合わせたっ!!!
最初は多少の抵抗は見せたものの、すぐに観念したのか、ズッシリと重くなった。
”100%ウツボだ
”と確信しながら引き寄せると、やはり念願の”ウツボ”
ただ重いだけの魚体をぶっこ抜き、のたうち回る中、何とかボガグリップを口に掛けた。

ひえぇぇぇ、おっそろしぃ...
噛まれたら冗談では済まない流血事件になる
実際にかなり攻撃的で噛まれた記事も読んだことがある。

”ウツボ”は釣り上げると(かなわないと観念すると)、体をグルグル巻きにすると聞いていた。
ボガグリップで持ち上げても、ボガグリップに巻きつこうとする...。
それは本当だった...。釣り上げたときにはグルグル巻きの団子状態...
”見よっ!! この痛々しい姿をっ!!!
”

巻きつきに巻きついて、ラインで自らを縛り付け、血行不良どころか体自体を切り裂く勢いである...
ラインをゆっくり外そうとするも、その矢先からグルグル回ってラチが明かない。
時間をかけていられないので、ハサミでラインをブツブツと切り、”ウツボ”を救出
ようやく伸びた
現場では長さ計測をしていないが、この画像から計算するに、およそ63cm。

その後リリースしたが、”ウツボ”は相当な生命力と聞くので、たぶん大丈夫だろう...。
とにかく、開始して30分も経たないうちに目的を達成してしまった...
うれしいが、これからどうしよう...もう帰ってもいいのだが...
いや、帰るわけにはいかないのだ。予約してあるホテルをキャンセルしても100%のキャンセル料がかかってしまう。
まあ、神奈川県まで来て、30分で帰路につくわけにはいかないのだが...。
この1時間後に”ウツボ”らしきバイトが1度あったが、エサだけとられ、フッキングには至らなかった。
1匹釣れれば、2匹、3匹と簡単に釣れるかと思っていたが、現実はそんなに甘くなく、さらに1時間後まで続けるもアタリの”ア”もなかった。
この時間(午後2時半頃)になると、強風レベルだった風が爆風になり、潮位も上がったのか(?)、立ち位置の岩場まで海水が打ち上がってくるようになった
せめて2匹は釣りたいと思ったが、波風の影響、その他の要因も重なって、ここでの釣りは午後2時半で終了とした。
その他の要因とは...”リールのラインがすべてなくなったぁぁぁ
”

今回使用したラインは「VAMOS」のPE5号。

65mしかない上に、1月に3回の根掛かりでラインを切り、今回も1回の根掛かりでラインを切る羽目となり、ラインはほとんど残っていなかったのだ。剛竿を使えば”ウツボ”はそれほど引かないので、ちょい投げでもできれば釣りにはなるのだが、手前の岩場あたりまでのライン量しかなかった...
当然代わりのリールも持っていたが、この波と風の状況で続ける気にはなれず、納竿とした。
誰でも釣りを開始して間もなくで魚をヒットさせれば、バラシても”またすぐ掛かるさ
”という気分になるものの、それ以降最後まで魚が釣れないことはよくある。そうなると、最初にバラシた1匹がかなり悔やまれることになる。逆にすぐに釣れてしまうと、特に遠征ではとても気が楽になり、何匹でも釣れる気になるが、結果最初の1匹で終わると、その1匹にとても感謝したくなる。今回釣れた1匹の”ウツボ”はまさに感謝の対象であった
ここで仕掛けの紹介。
まずエサは、いつもは釣具屋さんで”魚の切り身”を買うのだが、今回はスーパーで”人間のエサ”を購入した。理由は、”ウツボ”は血が滴るエサがいいと聞いたことがあり、現地調達(現地で小魚を釣ること)でもいいが、スーパーに血の滴る”イワシ”が売っていたので使用することにした。

ラインは先にも書いたようにPE5号。その先にナイロンリーダー40lb。さらに先にワイヤーリーダー。
「PE+ワイヤー」でもいいのだが、ワイヤーが短いので、根ズレ対策としてリーダーも使用した。
ワイヤーはアマゾンの牙魚にも対応するもの。

針は前回の沖縄で購入した”タマン針”
しかし、”ウツボ”を救出するためにPEからワイヤーまですべてを切る羽目になった
エサ釣りの知識はほとんどないので、1月は中通しオモリを使用し、根掛かりのたびにしかけをすべてロストしていた...
PE5号やナイロン40lb、ワイヤーリーダーなんて引っ張って切れるもんじゃないっ!!
少し前に”捨てオモリ”というやり方を知り、根掛かりの元凶であるオモリはロストしても仕掛けの重要な部分を残せることを知った。
下の写真が仕掛け図。
”ウツボ”を釣った後、ラインを切り刻み、ノットを組むのがめんどくさくなり、PEとワイヤーを直結にしているが...。また、3管スイベルを使うことも考えたが、釣具屋さんに見当たらなかったので、直結とした。
捨てオモリラインはキャストで切れなければ弱いものを使ってもいいのだが、根掛かりしても救えるものなら救いたいとの思いから、強いが引っ張っても切れる強度である、ナイロン20lbを使用した。
しばらくはオモリばかりが根掛かりし、損害は少なかったが、最後についに針が根掛かりしたのがきっかけで納竿することとなった。

ここで、福浦漁港の紹介。
先にも言ったように釣り人が使用する場合、駐車場は有料。

駐車場からみた漁港。

目線を少し右にずらした風景。

福浦漁港には2本の突堤があり、駐車場から見た場合、左側の赤灯台の堤防が人気がある。
特に赤灯台のさらに先、堤防の先端に人気があるだが、下の写真のように柵が設けられており、釣りは禁止されている...が釣り人は後を絶たない。実は僕も1月はこの先端で釣りをしていたのだが、こんなに柵はなかったような気がする...が、あったっけ??


今回は規則を守ってここでは釣りをしなかったが、ここでの紹介のためにちょいと入った...
柵の向こう側。堤防は高い。

先端付近にスリット様の部分があり、下まで降りて釣りをしている人が多い。
落ちたら...終わり...


今回僕が釣りをした場所は、もう1つの堤防、駐車場から見て右側の堤防。
赤灯台の堤防から正面視すると...

実際に堤防に行ってみると、注意は必要だが、足場はそれほど悪くない。
ここの”ウツボ”は漁港内もよく泳いでいると書かれていたので、波風が荒い時ほど外海でする必要性なんてない。

・
・
・
時刻は午後3時頃。
初日は”ウツボ”に長時間かかると思っており、他を考えていなかったが、ホテルにチェックイン予定の午後6時までは時間があるので、2日目に行く予定だった漁港に行ってみた。ちょうどホテルの方向でもあり...。
夕方、平塚新港に到着した。

ここは秋にメッキが釣れる漁港で、下の写真は有名なスロープ。

8月でも小型が釣れると聞いたことがあり、実際にルアーマンも数人いたが、何せ今日は海が汚いっ!!
浮遊物が多く、草が引っ掛かってくるならまだしも、ビニール袋が何度も引っ掛かってくる...
実は道中、西湘バイパスを走っているときも、海が広範囲かつ限局的に泥濁りしていた。
ちょうど河口から連続する部分であり、台風の大雨でどちゃ濁りした水が海へ流れているんだな...。
釣れる気がしないので1時間くらいで納竿。
しかし、今日来た甲斐はあった。実は翌日は花火大会で朝からこの漁港には入れないとのことだった。
翌日の朝に行ったら、門前払いをくらうところだった。
この平塚新港の駐車場も有料。来る前に釣具屋さんへ寄って情報収集をしていた。

ふむふむ...2時間まで200円か。良心的やな...
しかし、1時間半もしないうちに出たのに料金表示は400円...なんでやーーー!!!
もう1回、携帯で撮った写真を確認してみる。
なんと、7月、8月は割高かいな...
やられたぁぁ...

ちなみに下の画像で大きな堤防に釣魚が書いているが...立ち入り禁止なのかな? 堤防下には柵あり。釣りができるのは漁港内だけの様子。

さて、釣り場紹介ばかりとなってしまったが、初めて遠征で午後6時という早い時間にホテルに入った(完全納竿して)。
目的のものは釣れたので気は軽いが、明日の予定がイマイチ立たない。
とりあえずTVでも観るかってことで24時間テレビを観る。午後9時からスペシャルのワンピースを観た。
しかし、午前3時から活動しているので、疲れで午後10時頃??には深い眠りへ...
・
・
・
8月26日
朝早くにチェックアウトしてもよかったのだが、選択の余地なく朝食がついていたので、食べないと損と思い、朝食を摂って午前8時に出発
神奈川県の釣り場を回っていると、どんどん帰りが遅くなるので、自宅方向へ向かって釣り場を回ることにした。道中見える海に海水浴客とサーファーがすごいっ!!
そして堤防にも釣り人の山
さすがに”釣りは趣味の王様”と言われるだけのことはある。
しかし、海水浴客の横でやっても釣れんで...
たとえ朝早く行っても堤防には入れなかったかもね...
そして一気に静岡県へ入り、初めての木負(きしょう)堤防へ。
堤防の根元に有料の駐車場。ホント、石川では考えられないくらいどこも有料。
料金は1回400円。1回ということは再度出入りしたらまた支払うってこと??
ちなみに福浦漁港は1日の料金で出入り自由。
木負堤防の駐車場のちょっと恐いところは、ブラックリストの車ナンバーが公開されているということ。
木負堤防は1本の直線堤防。
下の写真では釣り人が少なく見えるが、到着した時はぎっしりいた、入れ替わりも多い。

本当はここに来た理由(ターゲット)もいるのだが、しばらくは太平洋側の小魚と戯れてみる。
下を覗くと相変わらずのヤツもいるが、沖縄で見た、キラキラとブルーに輝く小魚もいる
種類は違うかもしれないが...。
”ウツボ”がすぐに釣れたため、エサは大量に余っており、クーラーボックスに氷を入れて一晩鮮度を保った。
針に切り身をつけて落とすと次々と釣れる。
いきなり本命が来た
こいつが青くきらめく魚の正体。
形的にはスズメダイ。家に買ってから調べると、”ソラスズメダイ”だとわかった。

その後は、お馴染みのサンバソウ、ベラ。


最後は以前に静岡県で初めて釣ったクロホシイシモチ。

堤防の近くに、磯場がある。
ちょうど着いた時は干潮だったらしく、水遊びをする子供、貝などを捕っている大人たち。


ウニもたくさん転がっているが、捕っていいかはわからない。

本当はここに目的のターゲットがいるはずなのだが、全くわからなかった。
小ハゼのついばみだけで終わった。
少し移動して、以前に言った静浦漁港へ。
ここは一級堤防ながら無料の駐車場がある。広くはなく、当然一杯。
漁港内へ移動し、海中を見ると...クラゲ?? 妙に動き速くない??

長いやつってなんか気持ち悪いのだが、クラゲにしては動きも速く、どうみても先頭は魚の形をしている。
”まさか、クラゲに寄生された魚がクラゲに操られている??
”
なんて、気持ち悪いことを考えてしまったが、携帯で調べてみると、”イトヒキアジ”という魚だとわかった。触って毒ではないとわかった途端、”釣りてぇ!!
”という気持ちが一気に強くなる
調べた範囲では、フィッシュイーターなのでルアーで釣れるという。
一応そばにエサを落としてみると、着水の音には反応するが、エサの前ではすぐに反転してしまう。
ポッパーには無反応。「ジグヘッド+ワーム」をチョンチョンすると1番反応がいい。
「ジグヘッド+ワーム」のただ巻きでも幾分追ってきたが、パニック的にトゥイッチを入れて誘うとしっかりついてくる。しかし、ワームに追いつくと反転。メッキのようにパニック的なアクションの方が釣れるのだろうか??
結論として感じたことは、”今は無理だが、こいつは絶対に釣れる
” ということだった。イトヒキアジは諦めて、中層から底付近を探ると、デカいフグの猛襲...

この後、初めて焼津港に行ったが、エサ取りの反応は得られるも何も釣れず、静浦漁港のフグが最後の釣果となった。
午後6時に焼津港を後にし、金沢の自宅までの420kmをノンストップで帰った
金沢に到着したのが午後10時半。総走行距離は1138kmだった
今回は運よく目標を達成できたが、やっぱり遠征は最低でも中1日がいいなぁ...としみじみ思う今日この頃である。
ちなみにウツボ漁として有名な和歌山県。
以前行った時に「ウツボカレー」を買ってきたものの、家で放置状態だった。
この記事を書いた後、おいしくいただいたのでした...

<使用タックル>
・ウツボ
ロッド :Dear Monster MX-8 ← すでに廃盤! 久々の登場!!
リール :CALCUTTA CONQUEST 200
ライン :PE5号
リーダー:ナイロン40lb+ワイヤーリーダー
・小魚たち
ロッド :NUDE53S
リール :VANQUISH C2000HGS
ライン :PE0.3号
リーダー:フロロ8lb
今回は、前々からどうしようかと思いながらも2日前に決断した遠征だった。
台風の影響もあり急ぐこともないのだが、先々のスケジュールを考えると、どうしても今行っておいた方がいいと思った。本当はあと1ケ月くらい遅らせた方が、メッキやアオリイカなど、狙える魚種も増えるのだが...。
さて...今回のターゲットだが...タイトルにもあるように、”海のギャング”と言われる魚。
先にタネ明かしをしてしまうと、ズバリ

実はこれまでも何度か狙いながらも撃沈してきた

以前の静岡遠征の記事で結局釣れずに伏せたターゲットでもあり、今年の横浜フィッシングショー後に狙ったターゲットでもある。
静岡遠征の時は、日中でありながら、本当に”ウツボ”だけを探し求めた旅だった。本来は夜行性だし、夜に狙えば釣れたかもしれないが...。そこを加味して、横浜フィッシングショー後、1月に冬の漁港で夜9時まで粘ったものだから、インフルエンザにかかる羽目に...

”ウツボ”は獰猛な牙魚でみるからに怪魚。
1年中釣れるらしく、活性が高いのは夏だが、食べるなら冬とされている。
僕は食べることが目的ではないので、狙うなら活性の高い夏がいい。
また、”ウツボ”は潮の動きも釣果にはあまり関係ないとされている。
石川県から土日のみの遠征なので、これまたしんどく時間もないが強行した

8月25日
宿も2日前にとって、前日も夜遅くまで仕事だったため、遠征の準備を何もしていない...

初めて狙うわけでもないし、一応タックルや仕掛けは念頭にあるのだが...。
午前3時に起きて準備。
午前4時半に出発。目的地は神奈川県西湘の漁港。距離は約530km

・
・
・
少しずつ休みながらも、午前11時半には現地に到着。
場所は西湘、真鶴半島にある、”福浦漁港”。
”ウツボ”が釣れる名所として、和歌山県やら伊豆やら房総やらいろいろ聞くが、実際はどこでも広い範囲に生息している。磯釣り師にはやっかいな外道としてめずらしくもないかもしれないが、
遠征時に”狙って簡単に釣れるほど甘いものではない”と思う。
その点”福浦漁港”は”ウツボ”がよく釣れる漁港として有名で、最も確率が高いと踏んだ

1月に1度来ているので、漁港の様子はすでにわかっている。ここは真鶴駅から比較的近いこともあり、電車釣行も可能。ただし、行きは長い下り道だが、帰りは重いクーラーを持ったまま、長い上り坂を上がる羽目になる...

さて、台風後ということもあり、波風を心配したが、道中に海の様子を確認する限りはそれほど荒れてはいないようだ。しかし、風は強そう。
漁港には1日1000円で借りられる駐車場があって、”みなと食堂”を利用しない人は駐車料金を払わないといけない。しかし、到着してすぐに係員の方に、「今日は風がかなり強いから釣りができるかどうかまずは確かめてきてほしい」と言われた。
風が強かろうが僕にはここしか候補がないのでやるしかないのだが、一応見に行った。確かに風は強いが、ルアーではなくエサのぶっこみなのであまり問題はなさそう。係員の方に駐車料金を支払うと、親切に近くのコンビニや食堂の位置を教えてくれた

時刻は正午。後で写真紹介するが、1月とは違う立ち位置で釣りを開始した。
ここの海底は岩がゴロゴロなので、かなり根掛かりは激しい。
1投目、即根掛かり...もう??

オモリは10号、15号、20号の3種類持っており、10号から使用したが、今日の潮の速さでは流されてしまうようだ。しかし、10号が1番持っている数が多いので、あえて10号を使った。
仕掛けを何度か入れ直し、待つことしばらく...ロッドにクククッと反応が。
その後、グングンッ


最初は多少の抵抗は見せたものの、すぐに観念したのか、ズッシリと重くなった。
”100%ウツボだ


ただ重いだけの魚体をぶっこ抜き、のたうち回る中、何とかボガグリップを口に掛けた。
ひえぇぇぇ、おっそろしぃ...

噛まれたら冗談では済まない流血事件になる

実際にかなり攻撃的で噛まれた記事も読んだことがある。
”ウツボ”は釣り上げると(かなわないと観念すると)、体をグルグル巻きにすると聞いていた。
ボガグリップで持ち上げても、ボガグリップに巻きつこうとする...。
それは本当だった...。釣り上げたときにはグルグル巻きの団子状態...

”見よっ!! この痛々しい姿をっ!!!

巻きつきに巻きついて、ラインで自らを縛り付け、血行不良どころか体自体を切り裂く勢いである...

ラインをゆっくり外そうとするも、その矢先からグルグル回ってラチが明かない。
時間をかけていられないので、ハサミでラインをブツブツと切り、”ウツボ”を救出

ようやく伸びた

現場では長さ計測をしていないが、この画像から計算するに、およそ63cm。
その後リリースしたが、”ウツボ”は相当な生命力と聞くので、たぶん大丈夫だろう...。
とにかく、開始して30分も経たないうちに目的を達成してしまった...

うれしいが、これからどうしよう...もう帰ってもいいのだが...

いや、帰るわけにはいかないのだ。予約してあるホテルをキャンセルしても100%のキャンセル料がかかってしまう。
まあ、神奈川県まで来て、30分で帰路につくわけにはいかないのだが...。
この1時間後に”ウツボ”らしきバイトが1度あったが、エサだけとられ、フッキングには至らなかった。
1匹釣れれば、2匹、3匹と簡単に釣れるかと思っていたが、現実はそんなに甘くなく、さらに1時間後まで続けるもアタリの”ア”もなかった。
この時間(午後2時半頃)になると、強風レベルだった風が爆風になり、潮位も上がったのか(?)、立ち位置の岩場まで海水が打ち上がってくるようになった

せめて2匹は釣りたいと思ったが、波風の影響、その他の要因も重なって、ここでの釣りは午後2時半で終了とした。
その他の要因とは...”リールのラインがすべてなくなったぁぁぁ

今回使用したラインは「VAMOS」のPE5号。
65mしかない上に、1月に3回の根掛かりでラインを切り、今回も1回の根掛かりでラインを切る羽目となり、ラインはほとんど残っていなかったのだ。剛竿を使えば”ウツボ”はそれほど引かないので、ちょい投げでもできれば釣りにはなるのだが、手前の岩場あたりまでのライン量しかなかった...

誰でも釣りを開始して間もなくで魚をヒットさせれば、バラシても”またすぐ掛かるさ


ここで仕掛けの紹介。
まずエサは、いつもは釣具屋さんで”魚の切り身”を買うのだが、今回はスーパーで”人間のエサ”を購入した。理由は、”ウツボ”は血が滴るエサがいいと聞いたことがあり、現地調達(現地で小魚を釣ること)でもいいが、スーパーに血の滴る”イワシ”が売っていたので使用することにした。
ラインは先にも書いたようにPE5号。その先にナイロンリーダー40lb。さらに先にワイヤーリーダー。
「PE+ワイヤー」でもいいのだが、ワイヤーが短いので、根ズレ対策としてリーダーも使用した。
ワイヤーはアマゾンの牙魚にも対応するもの。
針は前回の沖縄で購入した”タマン針”
しかし、”ウツボ”を救出するためにPEからワイヤーまですべてを切る羽目になった

エサ釣りの知識はほとんどないので、1月は中通しオモリを使用し、根掛かりのたびにしかけをすべてロストしていた...

PE5号やナイロン40lb、ワイヤーリーダーなんて引っ張って切れるもんじゃないっ!!

少し前に”捨てオモリ”というやり方を知り、根掛かりの元凶であるオモリはロストしても仕掛けの重要な部分を残せることを知った。
下の写真が仕掛け図。
”ウツボ”を釣った後、ラインを切り刻み、ノットを組むのがめんどくさくなり、PEとワイヤーを直結にしているが...。また、3管スイベルを使うことも考えたが、釣具屋さんに見当たらなかったので、直結とした。
捨てオモリラインはキャストで切れなければ弱いものを使ってもいいのだが、根掛かりしても救えるものなら救いたいとの思いから、強いが引っ張っても切れる強度である、ナイロン20lbを使用した。
しばらくはオモリばかりが根掛かりし、損害は少なかったが、最後についに針が根掛かりしたのがきっかけで納竿することとなった。
ここで、福浦漁港の紹介。
先にも言ったように釣り人が使用する場合、駐車場は有料。
駐車場からみた漁港。
目線を少し右にずらした風景。
福浦漁港には2本の突堤があり、駐車場から見た場合、左側の赤灯台の堤防が人気がある。
特に赤灯台のさらに先、堤防の先端に人気があるだが、下の写真のように柵が設けられており、釣りは禁止されている...が釣り人は後を絶たない。実は僕も1月はこの先端で釣りをしていたのだが、こんなに柵はなかったような気がする...が、あったっけ??

今回は規則を守ってここでは釣りをしなかったが、ここでの紹介のためにちょいと入った...

柵の向こう側。堤防は高い。
先端付近にスリット様の部分があり、下まで降りて釣りをしている人が多い。
落ちたら...終わり...

今回僕が釣りをした場所は、もう1つの堤防、駐車場から見て右側の堤防。
赤灯台の堤防から正面視すると...
実際に堤防に行ってみると、注意は必要だが、足場はそれほど悪くない。
ここの”ウツボ”は漁港内もよく泳いでいると書かれていたので、波風が荒い時ほど外海でする必要性なんてない。
・
・
・
時刻は午後3時頃。
初日は”ウツボ”に長時間かかると思っており、他を考えていなかったが、ホテルにチェックイン予定の午後6時までは時間があるので、2日目に行く予定だった漁港に行ってみた。ちょうどホテルの方向でもあり...。
夕方、平塚新港に到着した。
ここは秋にメッキが釣れる漁港で、下の写真は有名なスロープ。
8月でも小型が釣れると聞いたことがあり、実際にルアーマンも数人いたが、何せ今日は海が汚いっ!!

浮遊物が多く、草が引っ掛かってくるならまだしも、ビニール袋が何度も引っ掛かってくる...

実は道中、西湘バイパスを走っているときも、海が広範囲かつ限局的に泥濁りしていた。
ちょうど河口から連続する部分であり、台風の大雨でどちゃ濁りした水が海へ流れているんだな...。
釣れる気がしないので1時間くらいで納竿。
しかし、今日来た甲斐はあった。実は翌日は花火大会で朝からこの漁港には入れないとのことだった。
翌日の朝に行ったら、門前払いをくらうところだった。
この平塚新港の駐車場も有料。来る前に釣具屋さんへ寄って情報収集をしていた。
ふむふむ...2時間まで200円か。良心的やな...

しかし、1時間半もしないうちに出たのに料金表示は400円...なんでやーーー!!!

もう1回、携帯で撮った写真を確認してみる。
なんと、7月、8月は割高かいな...


ちなみに下の画像で大きな堤防に釣魚が書いているが...立ち入り禁止なのかな? 堤防下には柵あり。釣りができるのは漁港内だけの様子。
さて、釣り場紹介ばかりとなってしまったが、初めて遠征で午後6時という早い時間にホテルに入った(完全納竿して)。
目的のものは釣れたので気は軽いが、明日の予定がイマイチ立たない。
とりあえずTVでも観るかってことで24時間テレビを観る。午後9時からスペシャルのワンピースを観た。
しかし、午前3時から活動しているので、疲れで午後10時頃??には深い眠りへ...

・
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・
8月26日
朝早くにチェックアウトしてもよかったのだが、選択の余地なく朝食がついていたので、食べないと損と思い、朝食を摂って午前8時に出発

神奈川県の釣り場を回っていると、どんどん帰りが遅くなるので、自宅方向へ向かって釣り場を回ることにした。道中見える海に海水浴客とサーファーがすごいっ!!


さすがに”釣りは趣味の王様”と言われるだけのことはある。
しかし、海水浴客の横でやっても釣れんで...

たとえ朝早く行っても堤防には入れなかったかもね...

そして一気に静岡県へ入り、初めての木負(きしょう)堤防へ。
堤防の根元に有料の駐車場。ホント、石川では考えられないくらいどこも有料。
料金は1回400円。1回ということは再度出入りしたらまた支払うってこと??
ちなみに福浦漁港は1日の料金で出入り自由。
木負堤防の駐車場のちょっと恐いところは、ブラックリストの車ナンバーが公開されているということ。
木負堤防は1本の直線堤防。
下の写真では釣り人が少なく見えるが、到着した時はぎっしりいた、入れ替わりも多い。
本当はここに来た理由(ターゲット)もいるのだが、しばらくは太平洋側の小魚と戯れてみる。
下を覗くと相変わらずのヤツもいるが、沖縄で見た、キラキラとブルーに輝く小魚もいる

”ウツボ”がすぐに釣れたため、エサは大量に余っており、クーラーボックスに氷を入れて一晩鮮度を保った。
針に切り身をつけて落とすと次々と釣れる。
いきなり本命が来た

形的にはスズメダイ。家に買ってから調べると、”ソラスズメダイ”だとわかった。
その後は、お馴染みのサンバソウ、ベラ。
最後は以前に静岡県で初めて釣ったクロホシイシモチ。
堤防の近くに、磯場がある。
ちょうど着いた時は干潮だったらしく、水遊びをする子供、貝などを捕っている大人たち。
ウニもたくさん転がっているが、捕っていいかはわからない。
本当はここに目的のターゲットがいるはずなのだが、全くわからなかった。
小ハゼのついばみだけで終わった。
少し移動して、以前に言った静浦漁港へ。
ここは一級堤防ながら無料の駐車場がある。広くはなく、当然一杯。
漁港内へ移動し、海中を見ると...クラゲ?? 妙に動き速くない??
長いやつってなんか気持ち悪いのだが、クラゲにしては動きも速く、どうみても先頭は魚の形をしている。
”まさか、クラゲに寄生された魚がクラゲに操られている??

なんて、気持ち悪いことを考えてしまったが、携帯で調べてみると、”イトヒキアジ”という魚だとわかった。触って毒ではないとわかった途端、”釣りてぇ!!


調べた範囲では、フィッシュイーターなのでルアーで釣れるという。
一応そばにエサを落としてみると、着水の音には反応するが、エサの前ではすぐに反転してしまう。
ポッパーには無反応。「ジグヘッド+ワーム」をチョンチョンすると1番反応がいい。
「ジグヘッド+ワーム」のただ巻きでも幾分追ってきたが、パニック的にトゥイッチを入れて誘うとしっかりついてくる。しかし、ワームに追いつくと反転。メッキのようにパニック的なアクションの方が釣れるのだろうか??
結論として感じたことは、”今は無理だが、こいつは絶対に釣れる


この後、初めて焼津港に行ったが、エサ取りの反応は得られるも何も釣れず、静浦漁港のフグが最後の釣果となった。
午後6時に焼津港を後にし、金沢の自宅までの420kmをノンストップで帰った

金沢に到着したのが午後10時半。総走行距離は1138kmだった

今回は運よく目標を達成できたが、やっぱり遠征は最低でも中1日がいいなぁ...としみじみ思う今日この頃である。
ちなみにウツボ漁として有名な和歌山県。
以前行った時に「ウツボカレー」を買ってきたものの、家で放置状態だった。
この記事を書いた後、おいしくいただいたのでした...

<使用タックル>
・ウツボ
ロッド :Dear Monster MX-8 ← すでに廃盤! 久々の登場!!

リール :CALCUTTA CONQUEST 200
ライン :PE5号
リーダー:ナイロン40lb+ワイヤーリーダー
・小魚たち
ロッド :NUDE53S
リール :VANQUISH C2000HGS
ライン :PE0.3号
リーダー:フロロ8lb