My favorite life

本当は台湾へ行く予定でした．．．。

3月11日～17日までの1週間、台湾へ行く予定だった。
誰もが知るように、現在世間を賑わせている新型コロナウィルスが渡航中止となった原因。

その前に．．．もう少し先の報告になる予定だったが、僕は退職した。
3月いっぱいまでは現職場に在籍なので、退職理由等に関しては改めて記載しようと思う。
つまり、1週間も休みがとれたのは有休消化のため。
最近ブログの更新がすっかり滞っていたのも正月以降1度も釣りには行っていない。
退職を前に気分的にも行く気になれず、また去る職場に対していろいろとやることがあった。

退職を控えた僕が、この台湾旅行をどれほど、どれほど楽しみにしていたか．．．。
当然コロナが発覚してから準備したわけではない。
目的は観光じゃない。釣りである。
中5日間の内、最初の2日間は釣りガイドにお世話になり、残り3日間は自由に釣り歩く。夜は夜市巡り。
交通費+宿泊費+ガイド料を除き、概算で17～18万は確実にかかっている。
それでもいろいろなことに思いを馳せ、準備は楽しかった。

周りの人から見れば、現状から渡航中止は確実と思われるだろう。
しかし、僕が中止を決めたのは3月6日。つまり、5日までは行く予定だった。
現地のガイドにも現地状況を何度も確認し、旅行会社とも相談した。
実際はここまで来ると、感染者数および感染者の有無だけでリスクは計れない。
台湾は感染対策爆速国家であり、感染者数で言うならば、東京に行くよりはるかに安全。
僕が住む石川県にも何人か感染者がいる。

危険なのは台湾ではなく日本なので、当然台湾人は日本人を警戒視する。
僕が心配したのは、どこへ行っても台湾人は僕を警戒の目で見るはず。
空港で渡航目的を「観光」と答えるのも気が引ける。
最も心配したのは、各国の対応が毎日変わっていく中、帰りの飛行機が飛ぶかどうか．．．。
最近、台湾から日本への渡航警戒レベルは上がったばかり。
また、退職とはいえ、3月は在籍しているので何かあれば職場にも迷惑がかかる。

それでも行くと決めたのは、リスクはあるが現時点でお互いに渡航制限はかかっていないこと、かなりのキャンセル料が発生すること、何よりもこれだけを楽しみに退職を待っていたこと。
行かない周りの人から見れば、「絶対行くべきではないだろう」と軽く正論を言うはず。
しかし、僕の立場になれば軽くキャンセルなんか絶対にできない。
5月でも6月でも仕切り直しができるならしたい。しかし、しばらくコロナは終息しないだろうし、前後の仕事を気にしない長期休暇をとれるチャンスなんて今後ないかもしれない。

それでは今回何故中止になったか。
3月6日に行きの飛行機がフライトキャンセルになった。
当然すべての便がキャンセルになったわけではないので、行く方法はある。
しかし、行きをその便に指定したのにはそれなりの理由があった。
どれだけ楽しみにしていたからといって、このリスクの中、フライトキャンセルにより予定を変更してまで行こうとは思わなかった。逆に言えばキャンセル料も発生せず、あきらめがついた。

僕は12年前にも韓国旅行するチャンスがあった。
しかし、渡航前日に台風で飛行機が飛ばず、中止になった。
どうしても海外に行かせてもらえない人間なのである。

3月5日の時点で、衣類以外はほとんど準備できていたが、最終チェックしながら詰めたかったので、スーツケースの周りに物を集めた状態。


僕は職業柄、現状に関係なく、職場から常に感染対策は厳しく教育されてきた。
教育されてきたからわかっているだけで偉そうに言うつもりは全くないが、マスクが恐ろしく品薄な中、個人的な想像としてマスクを使っている人の8割方は正しい使い方をしていないと思っている。
マスクをしている人の多くは、マスクをしていれば感染を防いでいると思い込んでいる人が多い。
もちろん、マスクをしている意味はある。ただし、使い方の問題。
きちんと鼻を覆うようにつけるとか、鼻の形に合わせて針金を曲げるとか、外すときは紐を持つとかいろいろあるが、マスクをするより大事なのは手指消毒である。
テレビの人や周りの人を見ると、あごマスクをしたり、息苦しい時はマスクの表面を持って下げたり、食事の時にマスクをポケットに入れてまたつけたり．．．。そのマスクを触った手で目や口を触ったり、周囲のものを触ったり。マスクをしてどれだけ感染を防いだ気になっていてもどんどん手を介して伝搬していく。
先日、何時間も行列に並んで3枚のマスクを買えたおじさんが「この3枚を2ヶ月使う」なんて言っていた。
全くの逆効果。使わない方がはるかにいい。

僕は普段はマスクは全然しない。
フィッシングショーなど、人混みに行くときはマスクをして、携帯用のアルコールを持って行く。
今年のフィッシングショーもアルコールを持って行って、ブースを周ってはこまめに消毒していたし、短時間でマスクも新しいものに変えていた。しかし、周りにマスクをしている人は多数いるが、消毒をしている人は1人も見たことがない。何年か前にフィッシングショー後にインフルエンザになり、そこからの教訓でもあるが、手指消毒を普段からして最近は風邪もひかない。

現在、アルコールも品薄だが、僕は普段から家にもアルコールを買っていた。
車内に使用中のボトルが1本、新品も1本あるが、僕はマスクよりもアルコールの方がはるかに欲しい。
今回の台湾へ行く際も、品薄の中、マスクと携帯消毒薬をそれなりに揃えて準備していた。


今回の釣行にあたって購入したものは多くあるが、すべて次に生かせるものなので無駄ではない。
希望的観測だが、5月くらいに終息してくれないかな．．．。