”こいつは頭がおかしい”と思われるかもしれない。
しかし、
人には負けないこの行動力が僕の取柄
遠征に続く遠征。そしてまた遠征記事...の予定だった...
そう、7/15-17の3連休はずっと楽しみにしていた「高知遠征」だった。
ターゲットは「アカメ」。
毎年の楽しみで、生涯かけて1匹でも釣れたら...っていう気持ちで臨んでいる
「和歌山県」と「高知県」の遠征は元々予定しており、前回の記事に書いたように「広島県」は勉強会への参加がてら急遽決まったものだった。
翌週に「高知県」を控える中、「広島県」はかなりしんどいと思いながらも強行した。
今回の事態を受けて、結果的に「広島遠征」はよかったのか...??
今、「高知県」にいるはずの僕は自宅でブログを書いている。何故??
この悲しい記録を今から記載する。
7月15日
「高知県」までにかかる時間、道中の安全性、潮の干満からできる釣り、ホテルのチェックイン時間などなど、もろもろを考慮し、未明に出発するのはやめ、午前7時半前に出発した。
日中を移動に使うのは勿体ないが、渋滞、休憩を考慮して午後3時には到着したいなぁ...と。
高速道路を快調に進むが、滋賀県に入ったあたりから、名神高速道路「吹田、西宮あたり」に「18kmの渋滞、70分」との表記が...
まあ、あそこはいつも混むし、連休の初日、日中ともなれば当然のこと。諦めるしかない。
少しずつ車の量も増え始めてきたが、時速100kmは保ったまま運転できるほどであった。
ところが、僕が追い越し車線を走っているとき、真横に黒い車が...。
「ちょっと近くね...??」と思った瞬間っ!!!!
ガスッッッ!!!!と僕の車に振動が。
衝撃と、左ドアミラーがなくなったことからも一瞬でぶつかられたことが分かった。
100kmで走行中に真横からの体当たり...
左端に路肩のような部分があり、ぶつけた車はそこへ入っていく。
僕も急いで向かうとなんとか間に合い、車を停車させる。
一瞬で高知県行きが閉ざされた僕は、込み上げる怒りを押さえて状況把握のために問いただす。
僕「車線変更しました??」
おじさん「...はい...」
結局のところ、追い越し車線に入ろうとした彼が、ミラー越しに僕の車が映らなかったので、車線変更してぶつかった。
自動車学校でも習うし、経験的にもわかると思うけど、車の両斜め後ろはミラーに映らない死角。
だから、僕は車線変更するときには”必ず”一瞬目視確認をする。また、ウインカーは車線変更する3秒前と習ったが、3秒までは待っていないかもしれないが、ゆっくり斜め移動するようにしている(急に真横から入らない)。
そういった、常に事故を予測した運転ができないとこんなことになる。
吹っ飛んだ左サイドミラー。
真横から体当たりをされた証拠となる、ドア側面の傷、外れたサイドステップ。
そして、僕のドアの隙間に剥がれた相手の車の表面が突き刺さっていた(写真は警察が抜いた後)。
間もなくして警察が到着し、事情聴取。
どうやら、この路肩部分はパーキングエリアの加速車線部分とのこと。それは危ない!!!
警察の案内で最寄りのインターチェンジまで降りて、そこでレッカー車を待つことになった。
相手は自走に問題がないので帰ってしまったが、僕は自走はできてもサイドミラーがなくては危なくて運転できない。
本当に悔やみながらも高知県行きを断念した
幸い、ホテル側は事情を汲みとってくれ、キャンセル料はなしにしてくれた
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さて...230kmも走ってしまった僕は、滋賀県の南部、ほぼ京都との境界付近にまで来てしまっていた。
まったく土地勘のない場所...どうやって帰ればいいものやら...
レッカー車の運転手のお兄さんが車好きのいい人で、少し車話に花咲いた後、帰り方のアドバイスを受け、最寄りの駅から帰ることにした。
しかし...片道230km走って、高速料金3700円払って、このまま7000円の電車賃払って帰るだけ???
テンション下がっているとはいえ、なんか...勿体なくないかい??
滋賀県の釣り......無知な僕は「琵琶湖のバス」しか浮かばない
とりあえず、車の中からスピニングパックロッド1本、リール、小物類、帽子、汗拭きタオル、日焼け止めだけ出し、ルアーは釣具店で買うことにした。
スマホで最寄りの駅が琵琶湖に近く、釣具店もあるところを探してみる。
一応、一店舗候補が見つかり、早速行ってみる。
店員さんに歩いていける距離で、どこかバスが釣れるところがないか聞いてみた。
店員さん「あ~~、結構遠いんですよねぇ~~...あっ、ここからすぐ近くに釣れる用水路があるので、そこをお教えしますよ。」
ルアーをそこそこ買って、午後2時前、教えてもらった用水路に行ってみた。
行ってみると、雰囲気はいいのだが、激シャローなので水は濁っていてもある程度、底が見える状態。
ベイトらしき小魚はたくさんいる様子。
たま~に水面近くをミニバスが泳いでいるので、いるのは間違いないようだが、釣りの対象となるサイズはいるのか?
また、気温は最高潮、炎天下での釣り。
人間同様、バスの活性もすこぶる低いのでは?
「シザーコーム」をジグヘッドにつけて流してみるも反応がないので、「フリックシェイク」による「ジグヘッドワッキー」で誘ってみた。
時折、立ち位置の左右でそこそこサイズのボイルが起きる。バス? ナマズ? 雷魚?
ボイルのあったところを探ってみると...ん? 根掛かり? と思ったら掛かっていたが、フッキングが遅く外れてしまった。
しかし、20cmほどのバスであることは確認できた。
再びボイルがあるが、プレッシャーがかかって同じ場所ではダメかな? と思ったが、再びヒット!!
今度はしっかりフッキングし、抜き上げ。
20cmほどのバス。
少し下流側(琵琶湖寄り)に移動し、「フリックシェイク」で探ると、再度ヒット!!
これでも一番大きかったサイズで、25cm
しかし、掛かってくるのはいいが、必ず「フリックシェイク」が行方不明になっているのは何故だ??
また、今日は何故かキャストでよく「フリックシェイク」が外れて飛んでいく
琵琶湖寄りにしばらく歩くと、野池状に開けた場所があり、とてもいい感じだったが反応がないので再び用水路に戻ることにした。
開けた場所ではヘラブナを狙っている人がいた。
用水路の途中に水を堰き止めるようにしてある場所があり、水深の高さ分、隅まで止められている。
藻やらゴミやらが溜まって汚いが、ここに停まっているバスがいるんじゃね?? と思い、「フリックシェイク」を投げると、1投で着水バイト!!
またまた、20cmクラスのバス。
このゴミ溜まりの下からパスッ、パスッと突き上げるボイルがあるので、念のために買ってみた「JACKALL」のフロッグ、「カエラ」を投入してチョンチョンしてみるも、反応はなかった。
一応、3匹がノルマだったことと、帰りの電車の切符も買っていなかったことから、午後5時に終了とした。
午後9時48分、金沢駅に到着。
今回の事故で何が腹立たしいかと言うと、もちろん楽しみにしていた「高知遠征」がすべて無に帰したことが一番だが、新車を購入して、たった1年5か月で3回目の追突事故。前回はほんの2か月前ですよ... しかも今回はお互いに走行中とあって一般的には自分にも過失が出る。ただし、左斜め前から車線変更してきたのが自分の目に見えてぶつかったのなら過失は仕方がないかと思うが、完全に真横からの体当たりなので、ちょっと闘うことになりそう...すごくめんどくさいが...
また、今回の被害はかなりのものなので、9対1でも過失を認めるとかなりの出費となる。
金沢駅からタクシーに乗ると、運転手さんと事故の話になった。
なんと運転手さんは1年ちょいで5回の追突にあったと言い、車のお祓いもしたが、それよりも効果があったと信じたおまじないを教えてくれた。寝るときに、何でもいいから赤いものを下に敷いて寝るといいんだとか。それがものすごく効果があったと。
お金のかかることじゃないし、僕もちょっとやってみようかなって思った
タクシー料金を支払った際に、運転手さんが「30秒時間をいただけませんか?」と言い、「赤に一番近い色は何かな~」と言いながら、ピンクの折り紙を取り出した。そしてパッ、パッと折り始めた。
はっきりと聞き取れなかったが、”石川県を象徴する鳥”的なことを言っていた。というと、”イヌワシ"かな??
「お時間を取らせてすみませんでした」と丁寧に言ってくれる運転手さんに対して、「タクシーは当たりでしたよ」と本音のお礼を言い、お別れした。実はこの運転手さん、僕の仕事上、これまでに会っている可能性があり、これからも会える可能性がある。
散々な1日だったが、最後に人の温かさに触れて、少し心が落ち着いた
<使用タックル>
ロッド :OROCHI X4 SECRET SERVICE F3-72X4-S-SS
リール :COMPLEX CI4+ 2500S F6 HG
ライン :PE0.8号
リーダー:ナイロン16lb
ちなみに、今回ダメになった「高知遠征」。今年中にもう1回挑戦することにした。
ただ、高知県に匹敵する遠征をもう1つ計画していたのだが、今回の過失割合によってはそれは取り消しにするかもしれない。
短い間隔で遠征を繰り返しているが、自分なりに計画的にお金は使っており、10月以降は仕事の関係で連休を使った遠征はできなくなる。
できなくなってから、”あのときちょっと無理してでもやっときゃよかったなぁ”と後悔したくないので、やれるだけ頑張って?(←所詮は遊びなので)みようと思う。
7月16日
このブログを書きながら、”本当なら今頃、高知県なんだなぁ”といまだに未練タラタラで...
金沢は雨、強風...釣りに行く気にはなれんぞな...